概要
キャプテン翼(昭和版)とは、土田プロダクション製作・テレビ東京系で1983年10月13日から1986年3月27日まで毎週木曜日夜七時半から全128話が放送され、小学生編から中学生3年生のサッカー全国大会迄アニメ化された。
テレビ東京初のジャンプアニメと同時に「テレビ東京放送アニメで最高視聴率を獲得した」番組であり、現在でもその記録は破られていない。
当時のテレビ東京系放送局はテレビ大阪とテレビ愛知の3局しかなく、放送末期の1985年秋にテレビせとうちが追加された。その為、他地方では番宣ネットで放送された。
ユニフォームが原作と変えられており、南葛FCは Nの事が昭和の日清食品マークに似た字体となっており、中学生編は英文字になっていた。(まあ、当時の技術では、原作のユニフォームをアニメに落とし込むことすら難しかったという裏事情があるようだ。)
本作で日向小次郎は故・鈴置洋孝が担当しており、青年役声優が登場時小学生の声を当てたビジュアルインパクトは絶大で、スライディングタックルやタイガーシュート時の絶唱は伝説の演技であった。
劇場版は「東映まんがまつり」内で4作上映された。(そのおかげで女性客が増えたといううわさも…。ちなみにシュナイダー、ピエール、ディアス、サンターナはこの劇場版で先行登場しており、のちに原作漫画で登場した際、設定が若干違っている。)
登場人物
キャプテン翼の登場人物一覧を参照。
こぼれ話
- OP曲「燃えてヒーロー」は小学生編は故・沖田浩之が、中学生編は竹本孝之がそれぞれ歌っていた。
- 本作は高視聴率を獲得し、放送延長を勝ち取った反面、土田プロダクションの経営を圧迫していった。1985年以降は原作連載に追い付いて来た(試合後に気絶し、小学生時代のjrユースでの出来事を夢で思い出したり、番外編的なエピソードで尺稼ぎを行った)のと、スケバン刑事シリーズが裏番組にぶっつけて来た為、視聴率も掻っ攫われ、原作に追い付いた事もあり、1986年春に放送終了となった。
- 放送終了後、本作の終了を待っていたかの様に土田プロダクションは倒産し、以後の映像作品は他社に委ねられる事になった。
関連タグ
キャプテン翼・原作
キャプテン翼2001・テレビ東京へ返り咲い三作目
キャプテン翼2018・深夜に追いやられた四作目