正式タイトルは『バトルスピリッツ ブレイヴ』(点無し)。
概要
『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』の続編で前作の二年後の姿を描いた作品。
前作のファンタジックな雰囲気とは打って変わってSF色が強く描かれており、子供向けとは思えないほど重いエピソードの存在やフィクサー(軍産複合体など)による世論誘導・情報操作について扱うなど、ハードな作風を特徴とする。
それゆえに「深夜31時のアニメ」と呼ぶ視聴者もいるとか……。
そして、重い作風ながら同時に熱さがあり、主人公が心を取り戻し奮闘する姿やライバル達がそれに感化され成長していく姿などからシリーズの中でも人気が高い。
2016年に行われた、グッズ化をかけた人気投票、リバイバルカード化をかけた人気投票でも、本作(カードは星座編)が1位を獲得した(ただしリバイバルカードはリバイバルとは名ばかりの旧カードと組み合わせが殆ど出来ない別物であったため、かなり不評の声も上がった)。
2017年冬には、アニメ全作品でデッキ化をかけた人気投票が行われ、見事1位を獲得。2018年には、2位と共に、『ドリームデッキ』として今作をモチーフにした新規カードを含んだデッキ『太陽と月の絆』が発売された。
2018年12月26日には、『ブレイヴ』最終回以降の後日談『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』の制作が発表された。
全3話で、脚本はシリーズ構成の冨岡淳広、監督は渡辺正樹が担当。
アニメーション制作は当然バンダイナムコピクチャーズ。
その同時期には、アニメ新作記念に『スーパーロボット大戦X-Ω』になぜか期間限定参戦。
光龍騎神サジット・アポロドラゴンと月光龍ストライク・ジークヴルムがユニットとなる。
…それにしてもこのスパロボ、懐が広すぎである。(一応、どっちにもメカ要素はあるのだが。)
主な登場人物
麗しのソフィア号
ユース・グリンホルン(CV:柿原徹也)
人類軍
ステラ・コラベリシチコフ(CV:雪野五月)
魔族
フローラ・パフューム(CV:本多陽子)
ソーサラーのルガイン(CV:松岡禎丞)
各話リスト
余談
- キャラクターデザイン
人間のキャラクターデザインは前作に引き続き湯本佳典氏、魔族のデザインは後に最強銀河究極ゼロを担当する石川てつや氏とバトスピアニメの作画監督二枚看板が担当している。作画によって細かな特徴・違いがあるので、見分けてみるのも一興。
- 人気
製作陣の「記録より記憶に残る作品を」というコンセプトの元に作られた今作は、その手加減のない重く熱いストーリー・衝撃的な結末と共に視聴者の記憶に残り、年月を超えて尚人気が高い。
2016年4月10日のバトスピダブルドライブ界放祭で販売された「少年激覇ダン」「ブレイヴ」のレジェンドカードバトラーズプレイシートハンカチは、開場からわずか1時間程度で完売してしまったり、2016年に行われたグッズ化をかけた人気投票・リバイバルカード化をかけた投票では見事にトップを飾るといった結果にもつながった。
ただし非常に重い作風もあって、スタッフ曰く上からはかなり注意されたとのこと。バトルスピリッツ覇王は真逆の作風になったほか、逆にバトルスピリッツソードアイズは今作を意識したとも言える世界風刺が見られた。
結果として、人気投票や売り上げで首位を維持し続けるその人気から、続編『サーガブレイヴ』の企画へと繋がった。
- OPに登場するスピリット
太陽龍ジーク・アポロドラゴン/月光龍ストライク・ジークヴルム/翼神機グラン・ウォーデン/終焉の騎神ラグナ・ロック/天帝ホウオウガ/魔界七将アスモディオス/幻羅星龍ガイ・アスラ(第二形態)/戦竜エルギニアス/ブレイドラ/モルゲザウルス/砲竜バル・ガンナー/太陽龍ジーク・アポロドラゴン(+砲竜バル・ガンナー)/月光龍ストライク・ジークヴルム(+砲鳳竜フェニック・キャノン)
OPに登場するスピリットの数が前作よりも控えめになっているのが特徴。
関連イラスト
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無敵超人ザンボット3…守ってきた人々から迫害を受ける内容のアニメ繋がり。