概要
星のカービィ64に登場する敵キャラクター。
ステージレベル6「リップルスター」のボス。
正二十面体のサイコロのような姿をしており、各面に一つずつ真っ赤な目がついている。
公式で明言されてはいないが、このボスを倒すことでリップルスターを覆う黒い雲が晴れることからダークマター一族の一員だと思われる。
当作品における表向きのラスボスを務める。
空中に留まって自分自身をシャッフルしながら7種類の形態へ自在に変形し、
- 太陽のような姿になり、縦か横、または十字方向に炎を吹きだす
- 球電のような姿になり、画面をループするレーザーを発射
- 氷のような姿になり、バリアの様に氷の塊を周囲に旋回させる
- 岩のような姿になり、岩を落として自身も転げまわる
- ノコギリのような姿になって画面を旋回する
- トゲの生えた球体になり、時計回り、または反時計回りに針を伸ばす
- 黒いシャボン玉のような姿になり、壁に反射して分裂する黒い球を出す
厄介な点はミラクルマターの攻撃中に、使ってきているのと同じ能力で攻撃しなければダメージが入らないということ。
サイコロ形態の時にはあらゆる攻撃が無効化される。
攻撃する際は対応するコピー能力を使うのでも、ミラクルマターが攻撃中に発生させるコピー素材オブジェクトをぶつけるのでも良いが、常に目まぐるしく形態が変化するため基本的にはすっぴんのまま後者のカウンタースタイルで戦うのが効率的。
強力なコピー能力を持ち込んでの先行押し切り戦法が通用せず、そればかりに頼ってきたプレイヤーはここで泣きを見ることになる。
ダメージを与えるたびに赤い目が黒塗りになっていき、同じ形態に3回(ボムのみ2回)ダメージを与えるとその能力を使わなくなる。
計20回のダメージを与え、すべての目が黒塗りになると勝利できる。
コピー能力ミックスだと対応する2形態にダメージを与えられるので、形態が減ってくる終盤なら選択肢にはなる。
ちなみに、コピー素材を2つ吸い込んで貫通弾で吐き出してもダメージは上がらず1ダメージ分の判定になる。
すっぴん前提で戦うボス故に、能力コピー出来ないぼすぶっちでも難易度は変わらない。
条件を満たした状態でミラクルマターを撃破すれば、真ボスゼロツーの潜むレベル7に到達できる。
0²との戦闘は特殊なステージで行われるため単純比較はできないものの、繰り出す攻撃のパターンが多彩でそれぞれに異なる対応を求められるミラクルマターのほうが攻略難易度としては上である、と評するプレイヤーも少なくない。
戦闘BGM
正式曲名:「ミラクルマター」
作曲者:石川淳
電子音を多用した独特な音質が特徴。
通常ボス戦と似たイントロだが、すぐにオリジナルフレーズへと移行する。これに関しては石川氏曰く「先にゼロツー戦のBGMを作ってやり切った気分になったあとで、ミラクルマターの存在を知り焦った」「通常ボス戦の音程とドラムループ、及び「こうじょうけんがく」の波形を利用している」とのこと。
サイケデリックで怪しいながらもハイテンポであり、目まぐるしく回転と変形を繰り返すミラクルマターの姿と相まって戦闘の激しさを際立てる一曲となっている。
『スターアライズ』では原曲がおつの区画で流用されたほか、星の○○○○でアドレーヌ&リボンを選択すると流れるバルフレイナイト戦の戦闘BGM、「おとめたちのやみとのたたかい」(編曲者:安藤浩和)で初アレンジ。
ゼロツー戦と共通するフレーズから本曲のパートに移行し、サビの「リップルスター:ステージセレクト」へと繋げた後ループ直前にも少しだけ流れる、という構成になっている。