つめたい雪とふわふわな雲でいっぱいのまっ白な星。
あんまり寒くて、住んでいた人はみんな引っ越しちゃったんだって。
概要
『星のカービィ64』にて冒険の舞台となる星の1つ。
リップルスターの1つ手前の惑星で、氷雪地帯が広がっている環境。あまりの寒さに住民達が逃げ出したらしい。
後半2つのステージは、かつて住民が暮らしていた頃の文明地域を探索することになる。そのため、ステージ3はデパート、ステージ4は工場になり、プレス地帯などもある鬼畜ステージ。
ステージ2の曲は夢の泉のレベル3の曲をアレンジしており、ステージ4の曲は後の作品で工場の曲でアレンジされている。
各ステージ
- 5-1
一面銀世界の場所を進むステージ。
ワドルディと一緒にソリに乗って進む場所や、氷が張った湖がある。
ルームガーダーはデカチリー。
ルームガーダーの撃破後にクリスタルが出現するが、入手するにはあるコピー能力が必要になる。
- 5-2
山の頂上からゼボンの手を借り雲の上に行き、そのまま雲の上を進んでいくステージ。
雲の上なので空は晴れている。空中面なので足場に注意。
ルームガーダーはデカモプー。
BGMはこのステージ限定。
- 5-3
大きなデパートの中を進むステージ。デパートの構造は11階建て。BGMは5-1と同じ。
施設の機械などは動いているが、もう営業はされていない。
6階まではエスカレーターで、6階から11階まではゼンマイ式のエレベーターで登る。
7階に遊具コーナーらしい場所。8階は積み木とカエルがいる、9階はアスレチックのような階。
10階はドネンとゴルドーがおり、11階はシャッツォとポピーブロスJr.がいる。
ここからゴールまでは全て11階、花屋や家具屋、電化製品店、巨大な水槽がある部屋など。
ルームガーダーはデカミノで、こちらも11階にいる。
屋上(12階)に着けばゴール。
- 5-4
地下の工場を進んでいくステージ。工場の機械は今も動いている。
BGMは工場に入る前までが5-1と同じ。内部は『こうじょうけんがく』である。
本作屈指のトラウマステージであり難易度は本作最難関と言っても過言ではない。
デデデ大王と一緒に進むところもある。即死トラップが多く、巨大ピコピコハンマー攻撃、巨大プレス機、動く電気の壁による押し潰しなど油断は出来ない。
ルームガーダーはデカバーニス。
このステージは3-3同様クリスタルゲットに必要なミックスコピー能力が2つ必要。
BGM
原曲
5-1・5-3
正式曲名:「ブルブルスター」
作曲者:石川淳
5-2
正式曲名:「くものうえで」
『夢の泉の物語』の「バタービルディング」のアレンジ。原曲よりもスローテンポ。
編曲者に関してはサウンドトラックだと安藤浩和氏と記載されているが、『ロボボプラネット』のサウンドテストでは石川淳氏となっている。前者は恐らく原曲の作曲者を記載したと思われる。
5-4
正式曲名:「こうじょうけんがく」
作曲者:石川淳
ほのぼのとした明るい曲が多い本作の中でも非常に異質な、無機質でメカメカしい一曲。
このステージで何度もミスするうちにどうしても耳に残ってしまうため、ファンからはカービィシリーズにおけるトップクラスのトラウマ曲として扱われている。
後の作品におけるアレンジも含め、詳細は項目参照のこと。
タッチ!カービィ
正式曲名:「コールドコース」
「ブルブルスター」のアレンジ。
既視感を感じる理由
衛星が一つ、そしてどことなく見たことある大地と海の比率……
このブルブルスターは、もしや我々が住む地球だったのではないのか?……という噂がまことしやかに囁かれている。ただし、建造物とカービィ(身長20cm程で、星のカービィに登場する物体は対外地球の物体より小さい)を比べると、小さすぎて一般の地球人が利用できそうにないが…
公式サイトによる説明だと「寒さのせいで住人達は引っ越した」とある。
氷河期の再来、または隕石衝突による環境の急激な変化により極寒惑星に変貌したなど考えられるが、ステージをよく見ると氷河期の再来では説明ができない綺麗な残り方をしており、寒さだけで到底この惑星から引っ越す理由にはならない。
さらにステージには生物も少なからず存在する上クレーターが見当たらないため、隕石衝突による急激な環境変化でもないことが窺える。
ステージの後半から機械の敵しか登場せず、ステージのボスも大型のロボットであり、後ろには光が消えた建造物が不気味に存在する。
このブルブルスターの住民は、ロボットに支配された惑星から逃げ出したのではないのか?
理由も至極単純で、寒さから逃げるには地下に移住すれば問題なく、暖房技術が存在するならそれを利用した建造物を活かせばいいし、もっと簡単にするなら雪のかまくらでも充分であろう。
そもそもデパートや工場内は十分に温かく出来そうなもの(工場のルームガーターは溶鉱炉)で、極論を言えば「温かくなるまでデパートや工場に籠る」でも事足りそうなものである。「温かくなるのを待てなかった」とも思えない。
しかし機能停止していないデパートや工場、または穴蔵など寒さから逃げるためと思しき建造物が見当たらない以上、惑星に誰一人住人が残ってない証拠になる。
ロボットには自分で動く自立型システムのAIと言うものが積んであり、そのAIが踏み入ってはいけない領域に到達した為この住民は自分で作ったAIを搭載したロボットから逃げるしかなくなったのではないのか?
ただし、この説はブルブルスターが地球に似ていること生まれた考察であり、公式からは何も言及がないことには注意されたし。更に言うとブルブルスター地球説は初代や『夢の泉』の説明書の記載と矛盾してしまう(この二作品ではポップスターは地球から遠く離れていると記載されている事から地球が健在(生物の有無については記載されていない)である事を示唆している)。
ただし、時系列がはっきりしないシリーズの上、時系列は「ただ単に発売順」と考えられる事を考えると、「『夢の泉』から本作の間にポップスターに近づいて変わり果てた」と考える事も出来てしまうが。
となると、ウルルンスター→コレカラスター→ポップスター→ブルブルスター→ホロビタスターの順に並べると地球の一生を表すような構成になる。
関連タグ
ポップスター ホロビタスター ウルルンスター コレカラスター リップルスター ファイナルスター
ハルカンドラ:同じくかつて文明が存在し、滅亡の形跡が見られる惑星
星のカービィディスカバリー:新作に出てくるデパートらしき場所からこの惑星を思い浮かべたものは少なくない