ライデル・マルティネス・ペレス(Raidel Martinez Perez)
経歴
1996年10月11日生まれ、キューバ、ピナール・デル・リオ出身。
ポジションは投手。右投右打。
地元の高校を卒業後、キューバ国内リーグでプレー。2017年2月、当時キューバ人選手の獲得に積極的だった中日ドラゴンズへの派遣が決まり、育成選手として契約した。
193cmからの高身長から繰り出す威力ある直球を軸にスライダー、チェンジアップ、シンカーを交えるスタイルで2軍の試合で好投し、来日2年目の2018年4月に支配下登録。この年はキューバ国内リーグ時代と同じ先発投手として1軍4試合で先発登板したが、先発投手としてはスタミナ面で課題があった。
2019年から救援投手に転向。シーズン途中からは(当時)不振だった鈴木博志に代わってクローザーに回り、140km/h台の変化球や(球団記録となる)最速161km/hのストレートを中心に相手チームの打者を翻弄。2022年には39セーブ&防御率0.97で最多セーブ(セーブ王)のタイトルを獲得し、2023年には郭源治を抜いて1軍通算セーブ数が球団2位となった。
その後も中日のクローザーとして確固たる地位を確立したが、2024年に契約満了に伴い中日を退団、読売ジャイアンツに移籍する。
エピソード
- 支配下登録の際の会見で、1996年からオリンピックに4大会連続で出場し、金メダル2個&銀メダル2個を獲得した元キューバ代表のペドロ・ラソ投手を目標の選手に掲げていた。
- WBCのキューバ代表には2017年・2023年とこれまで2回選出、2019年にもプレミア12で選出。キューバ人選手のアメリカ合衆国への亡命が過去何度も相次ぐ中、2023年にWBCでの登板を終えチームに合流した際は(キューバからのお土産は無いの?という質問に対し)「俺自身がお土産。みんなと一緒に合流できて嬉しい」「中日ドラゴンズで優勝できるように頑張ろう」とぐう聖コメントを残していた。