概要
アニメ『ケロロ軍曹』第89話Aパートに登場したギロロの七つの人格たちの通称。
名前の由来は元ネタである今川泰宏先生のアニメ『七人のナナ』から。正式名称ではないのだが、作中で冬樹がこの名称で呼んでいたことから、ファンの間でもこの名で呼ばれ、親しまれている。
事の発端はクルル曹長の発明品「なさねばならぬ何事もオーブン」のエネルギー弾がギロロのさつま芋と入れ替わっていたことが原因。ギロロがさつま芋を焼いている時に誤って発動してしまい、彼らが生まれてしまった。
下記に詳しく説明するが、それぞれ以下の通りに分かれている。
- 真面目・冷酷・強気→ギロっぺ
- 恋愛面→ギロぽん
- 家庭面→ギロっち
- 弱気・意気地なし→ギロりん
- ポエマー・オタク趣味→ギロっこ
- 優しさ→ギロさま
そして主人格であるギロロ本人で「七人のギロロ」と呼ぶ。
ただしかませ犬の性質だけは分かれなかったため、全員にかませ犬性質がついている。当然ギロロにも生真面目なギロっぺにも付いている。
七つの人格たち
ギロロ
御存じギロロ本人。主人格なので当然と言えば当然だが6つの人格すべてを持っている。
ギロっぺ
軍人的思考が強く、地球侵略第一の思考を持った真面目なギロロ。ギロロよりも目の形が鋭く、性格も冷酷非情。
夏美を愛する気持ちは一切なく、作中ではケロロのことを「ぼんくら」呼ばわりして単独で侵略をしようとした。
基本的に戦闘能力も彼が全て持っていったため、他人格はほとんど戦力にならない。
ギロぽん
夏美に対する恋愛感情をより強くしたギロロ。花婿衣装を着ている。
ある種夏美のストーカーに近い存在であり、夏美のためならばどんなことでも守ろうとする。
作中ではサブローに敵対心を抱く場面があり、サブローに「愛の強さを確かめる」と言い戦いを挑もうとした。しかしサブローの実体化ペンによって実体化したシャイニングガンダム(しかも本家の声付き)の必殺技「シャイニングフィンガー」によってあっさり敗北。ギロロによって拘束された。
ギロっこ
ハガキ職人のギロロ。見た目は女子そのもので、なぜかおさげの髪型と女子の制服を着ている。
作中でもギロロは武器マニア・鉄道マニアな一面があるので、そちらが具現化したものと思われる。
ハガキのセンスは夏美よりもいいようで、作中では623の俺ラジオの掴みのポエムに選ばれた。
ギロりん
意気地なしな面を持つギロロ。小さいクマ(?)のぬいぐるみを持っている。他のギロロに比べて体色が薄いのが特徴。
いつも弱気なため、何事にもすぐビビってしまう。
しかし作中ではギロロを助けるべく勇気を振り絞ってギロっぺにぬいぐるみを投げた。すぐに反撃され敗北したが、これがギロロにとって大きなチャンスになった。
ギロっち
エプロンと三角巾を付けた家庭的なギロロ。家事なら基本なんでもできる。
ただし料理だけは下手くそで、作中ではクッキーをめちゃくちゃ甘くしてケロロ・夏美・冬樹を困惑させるという奇行を披露した。ちなみに本人は無自覚らしく、そのことを知ってしまった際は「ごめんなさい…」と泣いてしまった。
ギロさま
いつもにこやかな笑顔を浮かべたギロロ。その姿はまるで某韓国映画の主演俳優のよう。
笑っているだけで特に何もしないため、何を考えているかさっぱり分からない。