人間中心主義

にんげんちゅうしんしゅぎ

『自然環境は人間によって利用されるために存在する』という思想のこと。

概要

人間中心主義とは、簡単に言えば『我々人類こそが生態系の頂点であり、他の動物の生殺与奪の権を握っている』と考える思想のことである。

この立場をとる場合、ペットの飼育、畜産、狩猟、動物実験、害虫・害獣の駆除、動物展示などの行為はすべて正当化される。

動物愛護に対する批判

人間中心主義者は動物愛護の考え方を批判することが多い。

それは、人間中心主義が人間以外の動物をすべて平等に扱っているのに対して、動物愛護は一部の動物のみを優遇して保護し、それ以外の動物を不当に差別しているからである。

その意味では、人間中心主義は比較的論理的かつ合理的な思想であると言える。

関連タグ

動物

動物福祉

アニマルウェルフェア

アニマルライツ

生類憐れみの令 : 動物愛護ではあるが、上記の批判には該当しない

PETA

中華思想 : 概念としては類似している

人間様 : 人間中心主義者が自称する名称の1つ。主に人間である自分を盾にして人間以外を見下す時に使われる。