「死んでる……?救急車かな?」
「あのさ……。もう面倒くさいから言うけど…お兄さん、人間じゃないよね?」
演:平野絢規
概要
『仮面ライダーガヴ』の登場人物。小学生。第1話「おカシな仮面ライダー!?」に登場。
グラニュート界から人間界に逃亡直後、浅瀬で行き倒れていたショウマを発見。常識を知らない彼の言動を不審がるも、車に撥ねられそうになったところを救われたことで心を開き、礼として自身の秘密基地に匿いお菓子を恵んだことで、ショウマは自身に眠っていた能力に気づくきっかけとなった。ショウマの頑丈な肉体や、腹から眷属を生み出すなどの行動から人間ではないことを察して指摘するも、態度を変えることなく「人間じゃないことを他人にバレないようにしたほうがいい」と勧めるなど優しく接する。
その後、帰宅途中でグラニュート・ハウンドに襲われそうになるが、ショウマが変身した仮面ライダーガヴに助けられる。
しかし、帰りが遅いため様子を見に来た母親がガヴをハウンド共々「化け物」と罵倒し、誤解を解く間もなく避難させられその場を後にすることになる。
翌日秘密基地に追加のお菓子を持っていきお礼をしようとしたものの、ショウマは書置き(紫色のクレヨンで書いたもので、文章は大半が平仮名とカタカナで漢字は「母」と「助」のみ)を残して去った後であり、突然の別れに悲しみつつも、ショウマが人外であることの痕跡を残さないため書置きを破り捨てた。むしろ思い出の品として保管しそうなものだが、歳の割に大した推察力と決断力と言える。
第2話では、辛木田絆斗からの取材を受け、母親が言う2体の化け物のうち、一方は自分を助けてくれたと証言しつつ、その一方の特徴についてはぐらかす等、ショウマに繋がることは徹底して隠し通した。
余談
名前の由来は「拾う」と「始め」と思われる。突如現れたショウマを拾い、物語を始めるキャラクターとしてはうってつけのネーミングと言えよう。
瀧島Pは、脚本の初稿が上がって来た際、その安直な名前に思わず吹き出してしまった。