データ
営業区間 | 小平駅~拝島駅間(14.3km) |
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複線区間 | 玉川上水駅~武蔵砂川駅間(2.4km)、西武立川駅~拝島駅間(2.7km)を除く全線 |
電化区間 | 全線(直流1500V架空電車線方式) |
軌間 | 1067mm |
駅数 | 8駅(起終点駅含む) |
概要
西武拝島線とは、西武鉄道が運営している路線の1つである。西武新宿線の支線にあたり、小平駅から分岐し拝島駅までの14.3kmを結んでいる。終日にわたって西武新宿方面への直通列車が設定されているほか、日中は直通列車に加えて小平駅~玉川上水駅間、小平駅~拝島駅間の区間運転の列車も設定されている。
拝島線は、地図などで線形を見るとカーブが非常に多く複雑な線形をしているが、これはこの路線がもとは専用線や支線・連絡線等の寄せ集めであったものを強引に接続し規格向上したことから由来する。小川駅~玉川上水駅間などはかつては完全な軍需工場への引き込み線であったものを、西武鉄道が終戦のどさくさに紛れて買収し、電化したものであった。
玉川上水駅~拝島駅間の開業は1968年となるが、初期計画では青梅線(当時の国鉄)との乗り入れ計画もあり、奥多摩駅以西の水根貨物線を整備して開発の手掛かりとする構想もあったが頓挫し現在に至る。
2018年現在、関東の私鉄で全駅で利用者1万人を超えている数少ない路線の1つとなっている。
他に該当するのは同線の新宿線、国分寺線、東急電鉄の田園都市線と東横線、そして小田急江ノ島線のみである。
支線ではあるが、西武有楽町線同様本線と運行形態が共通であるために本線系統の1つとして扱われており、サステナ車両導入先からは外されている。
運行形態
車両編成は10両編成(優等列車が中心)と8両編成が中心だが、小平駅を始発・終着とする列車には6両や4両編成の列車も存在する。
基本的には小平駅で新宿線(所沢・本川越方面発着)の列車との相互接続が考慮されている。急行は新所沢駅か本川越駅発着の各駅停車に、各駅停車(小平止まりの列車も含む)は新所沢駅か本川越駅発着の急行・準急と相互接続を行う。以前は萩山駅で新宿線方面の列車と拝島線方面の列車との分割併合を行う列車が存在していたが、2013年3月16日のダイヤ改正ですべて終了した。
拝島線内を走る列車はすべてが各駅に停車している。2012年6月30日ダイヤ改正までは「拝島快速」という優等列車を運行していたが、小川駅・萩山駅での少なからぬ乗り換え客の需要を満たしておらず、実情からかけ離れていたと言えよう。
日中は20分間隔で新宿線直通の急行が運転され、その間に小平駅~玉川上水駅間、小平駅~拝島駅間の区間運転の各駅停車が割り込む形態をとっている。日中は小平駅~玉川上水駅間は合わせて10分間隔。
2018年3月のダイヤ改正では座席指定列車として西武40000系電車を使用した「拝島ライナー」が運行を開始することになっている。この列車は拝島線内は各駅に停車し、また小平駅以降の途中駅からの乗車の場合は追加料金なしで乗車できる。
駅一覧
駅番号 | 駅一覧 | よみがな | 乗換路線 |
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SS19 | 小平 | こだいら | 新宿線(一部西武新宿駅方面へ直通) |
SS30 | 萩山 | はぎやま | 多摩湖線(ST04) |
SS31 | 小川 | おがわ | 国分寺線(SK04 |
SS32 | 東大和市 | ひがしやまとし | |
SS33 | 玉川上水 | たまがわじょうすい | 多摩都市モノレール(TT17) |
SS34 | 武蔵砂川 | むさしすながわ | |
SS35 | 西武立川 | せいぶたちかわ | |
SS36 | 拝島 | はいじま | JR青梅線・五日市線(JC55)/八高線 |