零余子
むかご
「下弦の肆」の席位を与えられた、赤い着物を着用した二角を持つ娘といった風貌の鬼である。席位に従い左目には「下肆」の文字が刻まれている。
下弦では紅一点となる。
"下弦の伍"である累が倒された事に怒る無惨により、下弦の壱、弐、参、陸と共に召集される。
女の姿で現れた無惨に対して恐怖しながら「以前とは姿も気配も異なっていらしたので」と詫びるも、無惨は「誰が喋って良いと言った?貴様共のくだらぬ意思で物を言うな」と一喝。下弦の鬼達の不甲斐なさを責め立て始める。
詫びるだけで怒られる零余子も災難だが、さらに彼女(というか下弦たち)の受難は続く……
無惨は血を分け与えた者の思考を読み取ることができるため、その前ではいかなる嘘も隠し事も不可能。無惨は零余子に「お前はいつも鬼狩りの柱と遭遇した場合、逃亡しようと考えているな」と指摘する。必死に弁明する零余子に対して、無惨はパワハラそのものの滅茶苦茶な理屈で彼女の言葉をねじ伏せる(見出しの台詞はそのやり取りの中でのもの)。
もっとも実働部隊として十二鬼月に入ってからが本番としていた無惨の言からすれば命がけで戦うのは当然、策もなく柱との戦いを避けた時点で失格とされても当然といえば当然である。上記の弁明もやっていて当然の仕事と言われれば何の釈明にもなっていない。
…まぁ、とはいっても現在の柱の実力は基本一人を除き誰でも格落ちとはいえ上弦の堕姫の頸を切れるほどには高い事が判明しているため、下弦の鬼が真っ向から戦ってもまず勝てない事は明白。勝てる可能性が限りなく低い相手から逃げるという事自体は間違っていないのだが、なにせ上司が上司なのでそんな引き腰な姿勢を許してくれる筈も無かった。
そして涙目の絶望顔になった彼女は次の瞬間、無惨の触手に踏み潰されて食われたのであった。
死後は地獄で罰を受けているが粛清された為描き下ろしのインタビューには登場していない。
鬼舞辻無惨事務所のスタッフ。雇い主のパワハラに苦しめられる日々だが、給料の良さとコネクションの良さと上司の悪口を肴に飲む酒の旨さがあるのでなんだかんだ逞しく仕事を続けている。
年下の子達に姉のように接することも。
当初は和菓子屋の客として登場したが、この時は背景扱いであり、台詞は無かった。
総登場コマ数16コマ。無惨の恐怖と理不尽さを引き立てるためのモブキャラの部類なのだが、「ひたすら怯えて、絶望顔でガタガタ震える鬼娘(しかもルックスはかなりレベルが高い)」というキャラのせいか、一部では妙な人気がある。
2019年放映のアニメ版では、立志編の最終話である26話に登場。
推察の域に留まる話ではあるが、大正時代当時は高級品だった黒いファーを首に巻いていること、また強い者に逆らう事を好まない性格から、元はお金持ちの家の娘であったという考察がある。
血鬼術などを披露する間もなく退場することになったため能力は不明。公式ファンブックでは下位の累は実際には下弦上位の実力の持ち主で、彼女より強かったことが明らかにされている。累以外は序列通りとすれば彼女は下弦の下から二番目の実力だったか。
その不憫すぎる扱いゆえに密かに人気を獲得していたキャラであった。
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