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「証拠は作りゃいい、自供は吐かせりゃいい、アリバイは崩すものなんだよ」

概要編集

CV:ヤシロこーいち(YouTube版)、松山鷹志(アニメ版)


ヒューマンバグ大学にて登場する戦時中に活躍した静岡県警の名刑事。凶悪犯を捕まえるのが得意で表彰を500回近く受けていた。


裏の顔編集

犯人が無罪であろうと有罪であろうと犯人らしき人物を別件で逮捕し拷問で自供させる。その拷問は

  1. 自身の拳で30発近く殴る
  2. 床に座らせ複数人で蹴り続ける
  3. 複数の箇所に火箸を押し付ける
  4. トイレを取調室でバケツで用を足させる
  5. 炎天下の中、飲み水を与えない
  6. 精神異常者の隣に留置する

そういった拷問で被疑者を自白させ、証拠証言を捏造し殺人事件などを無理やり解決してを繰り返し静岡県警のエースにまでのし上がった。なお部下も冤罪なのかわからなくするために拷問を行う人間と調査を取る人間は完璧に使い分けている。真犯人から頼まれて賄賂を受け取ることもある。

冤罪をでっち上げするのは単に名声が欲しいという身勝手な理由である。

しかしそんな偽りだらけの栄光の日々は長くは続かなかった。


その後と末路編集

部下の山岸が法廷で今までの冤罪事件を新聞社に密告したことにより山岸を潰すことを決意。法廷では山岸の人格をとことん否定して懲戒免職まで追い込んだ。その後は山岸の家が何者かに放火されるとその息子を連行、空腹の中カツ丼を差し出して自供させ、その後も冤罪をでっち上げしたのだが…。














弁護士1「本件は無罪!」

弁護士2「無罪!」

弁護士3「無罪!」



彼が取り扱った事件が次々と無実、冤罪が発覚。世間や警察内部からは非難の声が上がり「これだから警察は信用できない」など呆れた声が出た。

この事件は世間や警察内部でも問題視され派出所へと左遣されたが同僚からの罵詈雑言に耐えきれず辞職、2ヶ月後に脳出血で急死した。


それから時が流れ、この人物について書かれた書物を読み終えた拷問ソムリエ……伊集院茂夫は青林のその所業に怒りをあらわにしていたのだった。


「うむ…学があった。我欲のために国家の権力を用い拷問を繰り返す下衆も存在する。ましてや無実の人を犯罪者に仕立て上げるなど言語道断。現代にいたなら…私が屠っていただろう…


ヒューマンバグ大学~不死学部不幸学科~編集

アニメ版第3話においてまさかの登場。どういうわけか設定変更が行われ、それに伴い現代の刑事として登場した。



アニメ版では山岸家放火の首謀者は青林本人と明言されており、山岸の当時三歳になる息子であるマサオ(Youtube版では青年)を死に至らしめている(後に山岸の妻も心労で世を去っている)。更には不法就労の外国人女性に性暴力を働く、人身売買・押収麻薬の横流しといった不法行為、極め付けには取り調べ中の暴行で死亡した被疑者の遺体をヤクザに依頼して処理させるという、原作以上のケダモノと化している。事情聴取と称して宝石強盗の罪を着せられそうになった佐竹もその暴力と火箸の餌食となりあわや死の手前まで追い詰められた(後にこの強盗事件の真犯人は逮捕されている)。


ある夜、意識を失った佐竹の処理をヤクザに依頼しようとしたところ闇の中から現れた伊集院に阻まれる。伊集院は山岸からの必死の訴えによる依頼を受け、青林の確保に動いていたのだ。そして目の前でヤクザを流川に倒されて気を取られていたところを伊集院に縄で首を絞められ、そのまま意識を失った(ヤクザは後に流川の手により消された模様)。


次に青林が目を覚ましたのは拷問室にて、鉄柱に鎖で身体を拘束されていた。彼の鉄拳により歯を折られた後に今までに積み重ねてきた罪への意識を問われるも、彼の口から出た言葉は「うるせえ!俺は刑事だ!俺が白と言えば白だし、黒と言えば黒だ!それが全てだ!」という身勝手かつ理不尽極まりないものだった。直後、キレた伊集院による金棒の一撃により歯を全てへし折られたのを皮切りに鉄柱が激しく熱を帯び、焙烙刑が開始された。青林は苦痛に悶えながらも、自分が刑事であることを盾に尚も啖呵を切る。そんな青林に伊集院は、かつて彼が行ってきた悪行の趣返しのように火箸を突き刺した。極限の苦痛の中で遂に心が折れ命乞いを行う青林だが、「自分が白と言えば白、黒と言えば黒」という持論を返され、今まで痛めつけてきた人や命を失ったマサオ達の分の痛み、無念も返されるようにその後も火箸を次々に突き刺され、灼熱の鉄柱に焼かれ続けた。


死の間際、青林の脳裏に浮かんだのはかつて正義を胸に一所懸命職務に励んでいた過去の自分の姿だった。しかし、ある一件で賄賂を受け取ったことがきっかけで徐々に腐敗し、今の姿になっていった事も思い出した。


「あれ…。俺は、何のために刑事になったんだっけ…。」


その呟きを最後に、青林は苦しみ抜いて死んでいった…。



伊集院「まだ半分も見せていないのにくたばるとは…。この手の下衆は根性がない。」

流川「先生の講義を途中退場とは、勿体無いですね。」




こうして青林はこの世から消え去ったのだが、後に彼が佐竹を狙ったのはある人物の差し金であったことが判明するのだった…。


余談編集

元ネタとされる人物は紅林麻雄である。恐らく名前をそのまま使うのはマズかったのか、苗字からして紅林二郎と関連性があるのでは?と勘違いされるのを避けるためかのどちらかだと思われる(但し紅林が初登場したのは彼よりも後であり、過去の動画でも似たような事例があったので、前者の理由でほぼ間違い無い)。尚、エモル図書館では同じく紅林麻雄を元ネタにしたと思われる赤川智和という刑事が登場していた。こちらの赤川もやったことは現実の紅林をなぞった設定だったが、自身の脳梗塞での死を天罰と受け入れる等、青林と比べるとまだしも良心的な一面もあった。

また名前は伊集院の助手である流川隆雄および元天羽組組員の尾崎隆雄と漢字も読みも同じであり、前者とはアニメ版で直接相対している。

前述の通り、YouTube版のラストでは伊集院が青林の所業に怒りを顕にして「現代にいたら自分の手で裁く」と宣言したが、アニメ版でそれが果たされたのだった。


関連タグ編集

ヒューマンバグ大学

ヒューマンバグ大学~不死学部不幸学科~

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