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ミスタードリラーの編集履歴

2014-01-04 01:19:10 バージョン

ミスタードリラー

みすたーどりらー

1999年11月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から誕生した穴掘りアクションパズルゲーム。およびそのシリーズの総称。業務用、家庭用、携帯用と各種で登場した。もしくは、そのシリーズ作品に登場する穴掘り『ドリラー』の最高位の名称。

概要

初出は1999年のアーケードゲーム

穴掘りのプロ『ドリラー』であるキャラクターを操作しゴールまで掘り進むことが目的。

この観点ではアクションゲームだが、プレイヤーキャラは1ブロック単位でしか移動できず、

『ブロックは同色が4つくっつくと消える』という落ちゲーのような要素を含むことから

パズルゲームの要素もあるのが特徴。

掘り進め方によっては先述の『4つくっつくと消える』ルールの関係でブロックが雪崩を起こし

高得点のチャンスと共に予測不能なブロックの落下に巻き込まれて圧死したり、

かといって慎重に掘り進むとエア(持ち時間)が0になって窒息死するなどの危険も多い。

よって、より安全なルートを瞬時に判断して大胆かつ慎重に掘らなければならないため普通のアクションと比べて頭を使うような、思考性とアクション性を兼ね備えたパズルゲームともいえる作品になっている。

当時縮小しつつあったアーケードのパズルゲームで久々ともいえるヒット商品となり、

雑誌『月刊アルカディア』の2月号において第一回アルカディア大賞を受賞した。

ドリラーと呼称されることがある。

また、略するとミスドとなるが、それだと某ファーストフード店のほうが

連想されることがほとんどだと思うので、もしこの略称を使用する際は注意。

開発時の名称

開発時、ミスタードリラーは『ディグダグ3』という仮名が付けられていた。

(なおディグダグ、ディグダグⅡの主人公が本シリーズに登場するホリ・タイゾウである(後付設定)。)

その後『ドリラードリラー』という名称になるものの、発売直前で中村雅哉社長(当時)の提案により

今の『ミスタードリラー』という名称となった。

初代オープニングに出てくる吹き出し「Driller Driller」はその名残である。

ミスタードリラーの音楽

作曲担当はテイルズオブレジェンディアゴッドイーターシリーズでおなじみの椎名豪

パズルゲームだろうがポップなデザインだろうが手加減無しと言わんばかりの音楽が多く

(彼曰く「(サウンドは)絵を引き立たせるには、それとは逆のものを合わせるのがいい」だそう)、

国内、海外問わず評価が高い

また、椎名豪といえば基本打ち込みではなく生音源を使用することに定評があるが、

ミスタードリラーシリーズでもふんだんに生音源を使用している。

僕の→地球 僕らの地球

ドリルランドのワールドドリルツアーで流れる音楽。

少年少女たちが歌うという元気な音楽だが、なんとこれが掘っているとき(プレイ中)に流れるのである。

聴いていくうちに思わず一緒に口すさんでしまう人も多いとか。

余談だが、太鼓の達人『ゴー!ゴー!五代目』,『ぽ~たぶる』,『ぽ~たぶる2』に収録されている。

epunam

椎名豪お得意の架空言語が使用されている。

この架空言語は不二家のメニューを逆さまに読んで組み合わせて出来上がったものらしい。

die weiβen HeIzen

追跡

ドリルランドのファイナルステージ(要はラスボス)で流れる音楽。

もはや(良い意味で)とてもパズルゲームの音楽とは思えないぐらい威厳があふれ出ている。

初代あらすじ(公式サイトより引用)

A.D.20XX年、地中から謎のブロックが大発生。


ライフラインは寸断され、地上は大パニック!!

調査の結果、ブロックの発生ポイントは地底1000m地点と判明!

これはもう、穴掘りのプロ「ドリラー」に頼むしかない!

そこで白羽の矢が立ったのが、ルーキーでありながら

『ドリラーの最高タイトル「ミスタードリラー」に最も近い男』という少年「ホリ・ススム」くん。

みんなが困っている姿を見捨ててはおけないと、依頼を引き受けたススムくんは、

ブロックの謎を解明すべく地底1000mを目指したのでした。 

基本ルール

  • エア(≒持ち時間)の残量に注意しながら地底奥深くのゴールを目指して穴を掘る
  • ブロックは同じ色同士が4つ以上くっつくと消滅する

 (既に4つ以上くっついている場合はぐらぐらさせて落とすと消滅する)

  • エアはエアカプセルを取ることで20%回復する
  • ×ブロックは5回掘ると壊せるが、その際エアが20%減少する
  • ブロックに潰されるか、エアが0%になるとミスとなりライフが1つ減る
  • ゴールするまでに残りライフが無くなるとゲームオーバー

主なモード

ひとりでドリラー

ミッション

本シリーズにおける最も基本的なモード。通常ルールでゴールにたどり着けばクリア。

初代の移植版ではアーケードモードという名称だった。

タイムアタック

初代のプレイステーション版、ドリームキャスト版で初登場。

ミッションと違いステージごとにブロックの色や配置が全て固定となっており、スタートからゴールに着くまでのタイムを計るモード。

初代のタイムアタックでは表裏全てのステージをクリアするとプレイヤーキャラのカラーが

通常と違う『青ススム』が使えるようになる(ただし能力の変化等はなく、色が変わるのみ)。

ドリストーン

シナリオドリラーで初登場。通常のルールとは違い、1回掘ることでエア(≒HP)が1減るモード。

目的がゴールにたどり着くことであるには従来のルールと変わらないが、

途中で手に入るドリストーンを駆使していかに掘る回数を減らすかがクリアのカギとなる。

時間の経過でエアが減ることは無いので、じっくり考えてプレイすることが出来るのが特徴。

ミッションよりもパズル性が強くなっている。

ふたりでドリラー,みんなでドリラー

2で初登場の対戦用モード。ふたりでドリラーは二人対戦プレイ。

みんなでドリラーは エース,ドリルランドでは最大4人、

ドリルスピリッツでは最大5人まで一緒にプレイすることが可能。

(以下、両方まとめて「対戦モード」と表記)

ドリラーサバイバル

フィールド内に登場するアイテムを駆使して相手のミスを誘い、互いに相手の残機を0にし合うルール。

名称はグレートから付いた。

ドリラーレース

グレートより追加。相手とゴールまでのスピードを競うルール。

バトルモード

ドリルランドのみに登場。

一つのフィールドの中からブロックに隠れているメダルを探し当てるルール。先に3つ見つければ勝利。

シングルスとダブルスの二種類がある。

シリーズ内容

ここでは携帯電話用アプリは省略。

ミスタードリラー

シリーズ第一作。1999年11月にアーケード版がリリース。お試し500mと本気で1000mが存在する。

ミスタードリラー2

シリーズ第二作。2000年7月にアーケード版がリリース。

キャラクターにアンナ・ホッテンマイヤープチが初登場。

(ただしプチはこの時点ではまだプレイヤーキャラではなく、ルール説明等の役割だった)

ステージに2000mが追加され、ふたりでドリラー(2P対戦)が出来るようになった。

自然消滅するクリスタルブロック等が追加。

ゲームボーイアドバンスWindowsに移植されている。

ミスタードリラーG(グレート)

シリーズ第三作。2001年3月にアーケード版がリリース。通称グレート。

プチがプレイヤーキャラに昇進し、プレイヤーキャラにホリ・アタルホリ・タイゾウホリンガーZウサギ(家庭版のみ)が初登場。初心者・中級者・上級者向けとそれぞれ異なる性能を持った6人のキャラクターから

好きなキャラクターを選べるようになった。

他のブロックと一切くっつかないホワイトブロックが追加。

プレイステーション版でオープニングに主題歌『すすめ!ドリラー』が初出。

また、初登場のドリストーンを含むシナリオドリラーが追加されている。

シナリオドリラー

連続ブロックあふれ出し事件(ミスタードリラー2)から約1年後のお話。

ドラマパートの合間にプレイパートが入り、ドリラーレースやドリストーンをプレイしていく。

暗黒ドリラーキール・サーク(画像中央前)、ハタケヤマ・エグリ(画像左)、コワース(画像中央奥)と

マンホール博士(画像右)が初登場。
*HUG*

ミスタードリラーA(エース) ふしぎなパクテリア

Pacteria Ruins

2002年8月23日に発売されたゲームボーイアドバンス専用ソフト。通称エース。

掘り進むことで溜まるマイレージポイントシステムが追加。

本作より家庭版専用タイトルとなり、アーケード版のリリースは行われなくなった。

ふしぎなパクテリア

ドリドラドの遺跡が舞台のドリストーンモード。

ドリドラドの遺跡で手に入れたアイテムを使ってパクテリアという生物を育てることができる。

パクテリアは進化させることで様々な姿に変身する。

ドリルランドと連動させることで育てたパクテリアをドリルランドのパレードに参加させることができる。

ミスタードリラー ドリルランド

2002年12月20日発売のゲームキューブ専用ソフト。通称ドリルランド。

地下500mに誕生したテーマパーク『ドリルランド』が舞台。

また、グレートのシナリオドリラーから1年後のお話となっている。

各モードはテーマパークアトラクションという構成。

詳細は当記事を参照。 → ドリルランド

ミスタードリラー ドリルスピリッツ

2004年12月2日発売のニンテンドーDS専用ソフト。通称ドリスピ。

(ドリルスピリッツ → Drill Spirits 、それぞれ頭文字を取って並べると『DS』になる)

プレイヤーキャラは下画面に表示され、上画面には従来作品ではスクロールアウトされていたブロックが

表示されるというDSならではの特徴が活かされている。

よりプレイヤーキャラの上空の状況が見やすくなった作品。

プレッシャー

マンホール博士が開発した地球破壊兵器『マドリョリル』に追いつかれないように地底を掘り進みながら、

途中でエア同様に手に入る『パワーカプセル』でチャージした『ドリル魂(だま)』で攻撃していく。

DSの上画面にマドリョリルがLIVE中継で表示されている。

何度も攻撃してマドリョリルのHPを0にすることができればクリア。

途中で何度圧死や窒息をしても問題は無い(タイムロスにはなるのでマドリョリルとの距離が縮む)が、

マドリョリルに追いつかれるとゲームオーバー。

ミスタードリラー オンライン

iM@Sドリラー

2008年4月2日にXbox360のLIVEアーケードより配信開始。

2009年11月5日発売の『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録。

オンライン対戦に対応。

タッグ対戦

2人でチームを組み、互いに協力しながら相手チームとスコアを競うモード。

クエストドリラー

100m単位ごとにエアカプセル取得制限などのクエストが出題されるモード。

ミスタードリラーW(ワールド)

2009年2月24日に配信開始されたWiiウェアソフト。800Wiiポイントで購入可能。通称ワールド。

チュートリアルステージのドリラー研究所と8つのステージがある。

ドリラー研究所以外の各ステージでは初級・中級・上級の3つから難易度(それぞれブロックの列数やゴールまでの距離が変わる)を選択できる。

ホワイトブロックが多めに設置されているステージや、クリスタルブロックが多めに配置されているステージ等、特殊なステージが多い。

サクッとハマれるホリホリアクション ミスタードリラー

2009年2月25日に配信開始されたニンテンドーDSiウェアソフト(3DSでも購入可)。

800ポイントで購入可能。通称サクホリ。

ミッションタイムアタックドリストーンの3つのモードを収録した1人用ソフト。

ミッションにはそれぞれ難易度や特徴がわかりやすく説明されている15ステージと

エンドレスが2ステージで計17ステージを収録。

溜まったマイレージでお助けアイテムを購入し、使用することが可能。

ただし使用した場合はクリアしてもスコアが記録されない。

タイムアタックには通常の10ステージとステージが左右反転してノルマタイムがより厳しくなった裏モードが10ステージで計20ステージを収録。

ドリストーンは4つの難易度とエンドレスの計5ステージが収録されている。

登場人物

ドリラーチーム

本シリーズのメインキャラクターたち。プレイヤーキャラとして操作可能。

なお上記の名称はエースから。

 本シリーズの主人公。

 バランスが良い。万人向け

 やや足が速い。中級者向け

ぷちプチ

 ブロック2個分の段差を登れる。初心者向け

正月が誕生日

 ブロックを素早く掘れる。上級者向け

 とても足が速い。上級者向け

ホリンガーZ

 一度までならブロックに潰されても平気。初心者向け

 本シリーズの(プレイヤーキャラとしての)隠しキャラ

 一度に三方向を掘れるなどの能力を持つ。超上級者向け

地底人

ブロックをうっかり地上にあふれさせた張本人たち。

地底人(デジタル版)

地底王国の大臣

暗黒ドリラー

悪事を働くドリラーたち。

詳細は当記事を参照。

コワース

悪の天才科学者(暗黒ドリラーのスポンサー的存在)

ススムの仲間たち

ススムの家族

ホリ夫妻(画像右)

ドリラー研究所

Dr. Z

世界のドリラー

シータ

ブロックの種類

4色ブロック

ドリラー霧亥

一般的にポピュラーなブロック。赤、青、黄、緑の4色で、様々な模様がある。

掘って消す際にブロックに隣接する同じ色のブロックも同時に消える。

4つくっつけるか、既に4つ以上くっついている場合はぐらぐらさせて落とすと消える。

ちぎれることはないので3つ以内なら頭上を守る屋根として活用することもできる。

×ブロック

茶色の×印が描かれたブロック。5回掘ることで壊せるが、エアが20%減ってしまう。

よって原則的にくっつけて消さなければならない。また、くっつけて消すと20個ごとに地底人が出現し、

1人見つけるたびにスコアに765点が加点される。

ハードブロック

タイムアタックやシナリオドリラーで登場。×ブロックが銀色になったもので、

何回掘っても壊すことが出来ない。

ホワイトブロック

アーケード版グレートで初登場。他のブロックに連携しない。普通に掘ることは可能。

同じホワイトブロック同士でもくっつくことがない為、屋根にすることが出来ない。

プレイヤーにとっての事故死の要因の一つ。

すぐに掘ってしまうか、プレイヤーキャラの真上に無いようにするのがベスト。

エースでは4倍の大きさのデカホワイトブロック、ドリルランドでは同じ役割を持つメテオが登場。

クリスタルブロック

アーケード版2で初登場。一定時間たつと勝手に消滅するため、思わぬ連鎖を引き起こすこともある。

消滅するまでは他のブロックと同じく圧死判定があるので注意。普通に掘ることも可能。

特殊アイテム

エアカプセル

基本アイテム。エアを20%回復。

?アイテム

グレートからのミッションの一部ステージ,対戦モード,スタードリラーに登場。

ミッション、スタードリラーではプレイヤーキャラにプラスかマイナスの効果がランダムで現れる。

対戦モードでは相手のフィールドを邪魔する効果などが現れる。

パワーカプセル

ドリルスピリッツのプレッシャーのみに登場。

最大3個までストックでき、ドリル魂をマドリョリルに当てて攻撃することができる。

タイムアイテム

タイムアタックに登場。タイム記録から書かれている数字の秒数をマイナスできる。

ドリストーン

ドリストーンに登場。

赤、青、黄、緑の4色が存在し、各色ごとに効果が異なる(当記事参照)。

聖水

ドリルランドのホラーナイトハウスのみに登場。ゴーストの行動をストップすることができる。

そのゴーストがいるブロックを掘るとゴーストを倒すことができ、ドリスタルが出現。

ドリスタル

ドリルランドのホラーナイトハウスのみに登場。ゴーストを倒すと現れるアイテム。

一定個数集めると現在いるフロアをクリアすることができる。

黄金地底人の像

ドリルランドのドリンディアドベンチャーのみに登場。ノルマ個数以上集めてゴールにたどり着けばクリア。

ノルマ個数より多く集めるとスコアにボーナスが加点される。

堀江美都子とミスタードリラー

堀江美都子らが北九州に来た際、当時小学一年生だった息子がとあるデパートの屋上にあった

業務用ミスタードリラーにハマってしまい、何時間も離れなかった。

その後とあるスタジオでナムコスタッフにこのことを話すと、

「今度新作が出る予定なんですけど」という話になり、

「名前がほり・・・え・・・みつこさんですよね。

ホリ…ホリ…ホリ・ススム…あ、こりゃいいかな」(笑)

と、『ホリ』の偶然の一致もあって声や主題歌を担当することになった。

ススム君とは家族ぐるみで運命的な出会いを感じますね」と、

ミスタードリラーには特別な思いがあるそうだ。

また、ミスタードリラーGの公式ファンブックのインタビューページにて

絶対アニメ化してほしい」とコメントしている。

関連イラスト

ドリラーシリーズ地底と宇宙と。

関連作品

ホリ・タイゾウ(ディグダグ)が主人公のアーケードゲーム。ミスタードリラーの親作品でもある。

トビ・マスヨ(KISSY)が主人公のアーケードゲーム

ミスタードリラーと世界観を共有しているアーケードゲーム

ススムタイゾウがプレイヤーキャラとしてゲスト登場。

  • ディグダグ ディギングストライク

ゲームシステムはディグダグとディグダグⅡを合体させた感じとなっているが、

キャラクターや設定等はミスタードリラーのものが使われている。

また、タイゾウが再び主人公に返り咲いている。

ディグダグ、バラデュークとミスタードリラーの間の空白時間について触れられている作品。

タイゾウマスヨが活躍している。

なお、デザインはミスタードリラーのものから大幅に変更されている。

楽曲『すすめ!ドリラー』,『僕の地球 僕らの地球(僕の→地球 僕らの地球)』が収録されている。

また、ススムたちが踊り子として登場。

本シリーズの世界観を意識したドーム球場が存在する。

辞書に「ミスタードリラー【Mr.DRILLER】」が収録されている。

『ナムコの穴掘りアクションゲーム。』

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