概要
ここでは集英社発行の少年漫画誌で1968年創刊の「週刊少年ジャンプ」について扱う。
なお、かつては「月刊少年ジャンプ」もあったが既に休刊になっており、現在はその後身「ジャンプSQ(ジャンプスクエア)」が発行されている。
歴史
ここでは創刊から現代までの筆者による独断と偏見の元で有名だと思われる作品を取り上げる。
1968年創刊~1970年代前半
1970年代後半
1980年代前半
1980年代中頃
1980年代後半
1990年代前半
などなど数え切れない名作がある。
ジャンプ黄金期
→ジャンプ黄金期記事を参照のこと
特色
「アンケート至上主義」 な掲載傾向が特に有名であり、「打ち切り」が多く作者は「専属契約」になる。
専属契約
ジャンプでデビューした新人は原則的に専属契約を結ばされ、打ち切りが決まった後でも他誌と交渉する事が出来ない。ある程度ベテランになると専属契約を解除してフリーになる作家も少なくない。
打ち切り
ジャンプでは連載作品に見切りをつけるタイミングが早く、そのため漫画雑誌の中でも特に打ち切り作品が多い。
おおむねアンケートの順位=掲載順位であり、アンケートの結果が芳しくない作品はどんな大御所の作品であろうと、単行本の売り上げ部数にかかわらず容赦なく連載を打ち切られる。
だいたい最短で10週(単行本2巻相当)だが、たまにもっと短いのもある。10週打ち切りが週刊少年ジャンプの代名詞となっていたが2013年付近では10週打ち切りはなりを潜めており、新連載が出だしのアンケートが振るわなくてもある程度猶予が置かれる傾向になっている。
ただしアニメ化している最中は打ち切りの危険から逃れられる。
そのため、各作家や作品のファンにとっては贔屓作品の掲載順位は胃の痛い問題でありアニメ化もしておらずずるずる順位が下がって行く状態に陥るとまさに処刑台の階段を上るが如しである。
ただし、一部例外なものもかつて存在しており(キン肉マン、サーキットの狼など)、巻末を走り続け打ち切りになった作品でも、ある程度長期にわたったり、売り上げなどで実績を上げた作品はキレイに終われるように猶予が設けられたり、完結編を系列誌に載せてもらえる温情措置が取られる場合もある。
また、週刊連載は非常に漫画家にとってスケジュールやアイデアの捻出で負担が大きいのもあり
ヒット作を出した次の作品で打ち切りにあうパターンも少なくない。
かつて10週打ち切りになったジャンプ掲載作品の1つ、ロケットでつきぬけろ!に由来してネットスラングでは短期打ちきりのことを「突き抜け」と呼ぶこともある。
余談だがジャンプ掲載作品で主人公の名前が「翔」だと打ち切られやすいジンクスがある。
(例:サイレントナイト翔、高橋陽一の「翔の伝説」、高橋よしひろ「翔と大地」)
また、似たようなジンクスで四聖獣(四神)、いわゆる玄武、青龍、白虎、朱雀を何らかの形で使用すると打ち切られやすいというものもある。
(例:「瞳のカトブレパス」、主人公達のK都守護家は玄武、青龍、白虎、朱雀に因んだ妖魔を割り振られ各方位を守っていると言う設定だった。15週で打ち切り)
最近の傾向
少年ジャンプは「友情・努力・勝利」をモットーとしているが、近年時代の波によって「友情(同性愛のネタ的な意味で)・努力(好きなあの人を同人誌で絡ませる意味で)勝利(自分の書いた同人誌の売り上げが伸びた時の意味で)」といった状態になっていたりいなかったりする。(もちろん一部の意見である。加筆・修正をお願いします。)