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エイトマンの編集履歴

2014-05-23 00:17:43 バージョン

エイトマン

こうてつのおとこ

平井和正・桑田次郎による漫画作品『8マン』の主人公。

走れ エイトマン 弾丸よりも早く

振るえその腕を 鋼鉄の腕を


概要

 平井和正原作、桑田次郎作画のSFバトルアクション漫画『8マン』の主人公鉄腕アトム鉄人28号に並ぶ、昭和三十年代を代表するスーパーロボットである。『8マン』は極めてシリアスな物語で、なおかつ当時最先端のSF技術を取り入れた作品として知られており、日本で最初にティーン向けアニメ(今で言う月マガあたりに載ってる漫画のアニメ化みたいな感じ)として放送された作品としても知られている。

 また、本来は八郎は死なず、サイボーグとして生き返る予定だったが、当時の日本では「サイボーグ」「改造人間」と言った言葉が浸透していなかったため、完全な鋼鉄の体、機械仕掛けの頭脳のロボットとして生き返らざるを得なかったと後に平井は述介している。サイボーグという言葉が市民権を得るのは、「8マン」が連載開始されてから1年後、後に同誌にも連載されることになる漫画『サイボーグ009』にて、エイトマンと同じく超スピードを持った正義の使者・島村ジョーが登場するまで待たなければならなかった。


あらすじ

 警視庁の敏腕刑事東八郎(某芸能人に非ず)は悪人の手にかかり殉職するが、谷博士の手により、生前の記憶を刻んだスーパーロボットとして復活する。警視庁は7人一組のチームを7つ編成している(※この世界では)が、八郎は8番目のチーム「8マン」として、難事件や怪人に立ち向かう!


鋼鉄の男

 八郎は表向きは私立探偵社の社長をやっているが、ひとたび事件が起こると警視庁に駆けつけ、難事件の解決に挑む。

 OPにも高らかに謳われたとおりエイトマンの最大の武器はその『速さ』であり、ひとたび駆け出せば時速3000㎞(マッハ2.4!)に達し、人間の1000倍の加速度でたちまち音速を超える。外界からの刺激は30万km/sの伝達速度で瞬時に反応(体中を光の速さで確かな予感が駆け巡るのである)し、ミサイル弾丸なども素手で受け止めて投げ返してしまうのだ。断言してもいいが、こういう「銃なんて遅いぜ」というスピード自慢をやった漫画は本作が日本初である。爆発に巻き込まれても、その爆風より速く走って無傷で生還するほどである。

 超音波を、赤外線を感知することが可能であり、透視能力を持つ。また、関節は可変型の部品なため、変装も大得意。パワーも凄まじく、車くらいなら易々持ち上げて投げ捨ててしまう。


 ただし、体内に原子炉(!!!)を内蔵しているため、電子頭脳の定期的な冷却が必要なのが弱点。漫画ではカッコよく煙草型冷却装置をふかしていたが、アニメでは規制が入りの中に顔面を突っ込むなどといった即物的な方法を取ってあの手この手で電子頭脳のオーバーヒートを回避していた。

 


作品展開

  • 漫画『8マン』:全ての原作。1963年から連載され看板作品となったが、桑田が拳銃不法所持でエイトマンの職場のお世話になり、強制的に打ち切り。完結したのはなんと1990年になってからだった。
  • アニメ『エイトマン』:1963年11月7日~1964年12月24日に、TBS系列にて放送。番組チャンネルが「8」ではなかったため、「エイトマン」とカタカナ表記になる。後に例のテーマソングを歌っていた克美しげる氏が1976年に殺人事件にてエイトマンの職場のお世話になる。仮出所後、覚醒剤不法所持にて再びエイトマンの職場のお世話になる
  • 実写ドラマ『帰ってきた8マン 2代目は竹下通りのハウスマヌカン』:1986年に放送されたドラマ版。雨傘番組として企画されたため、日本の多くの地域では放送すらされず
  • 実写映画『すべての寂しい夜のために』:原作の1エピソード「決闘」の映画化。制作会社が倒産した原因
  • OVA『エイトマンAFTER』:1993年作のOVA。アニメ「エイトマン」ではなく原作の続編として作られた。
  • 漫画『8マン インフィニティ』

8マン・インフィニティ

2005年~2007年にかけて「マガジンZ」内で連載されていた、1990年の最終回の先の未来を描いた作品。「第1部・完」の状態から早5年が経過しているのだが、一向に続きが出ない。



関連項目

スーパーヒーロー 不遇 ロボット刑事 ロボコップ ロックマン

サイボーグ009 仮面ライダー555 仮面ライダーカブト 音速のソニック

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