概要
がんばれ小傘さんとは東方Projectの二次創作作品。
みずきひとし氏が2010年11月05日からpixivで連載している、東方Projectを題材にした漫画。
東方Projectの世界観でのストーリーではなく、作者のみずきひとし氏いわく、
「自分の日頃の行いを、小傘さんに投影して描いてみよう」という、日記漫画の形式をとっているのが特徴。
身も蓋も無いことを言うとつまり、おっさんの絵日記である。普通の東方二次創作とは気色が違うので表紙買いした人が面食らうこともあるとか。
単発の日常ネタや数話の連続性のある話、旅行やイベント時のできごとを描く数十話に渡る長期シリーズなどが混在している。またエピソードによって時系列が前後する場合がある。
作者のみずきひとし氏自身がニコニコ動画にて紹介動画を投稿している他、作者公認で本編をまとめて動画化したものも存在している。
また、とてもよく似たタグにがんばれ!小傘ちゃんというものがあるが、こちらはゆずな氏による小傘が主役の東方漫画である。お間違えの無いように。
登場人物
まんが内では、登場人物のほとんどが東方キャラに置き換えられている為、それも含めて紹介する。
まんがとして誇張された部分や、現実の人物と厳密に一対一で対応しているわけではない部分もあるので注意。
ただし、見た感じの印象なので間違いが有るかもしれません。
その場合は加筆・修正をお願いします。
メイン
多々良小傘
みずきひとし氏本人。
とんでもない雨男で、旅行先を大概曇り~雨にしてしまう程度の能力の持ち主。
また水難の相にも恵まれており、水が関わるとロクなことにならない。
嫁の早苗さんにコスプレさせるのが夢のようだが、最近叶ったようだ。
ちなみに酒は苦手で少量ですぐに酔ってしまう。
昔は食事量は平均的だったが、近年では食道楽になりつつあるようだ。
いびきが酷いようで早苗さん曰く「ラグナロクオンラインのスポアみたい。」だそうだ。
また、多々良小傘が付喪神なため、両親親戚も付喪神で、作者の地元の人々も付喪神である。ドウシテコウナッタ...
特技はパソコン機器関係で簡単なものなら自分で修理・接続などしてしまう。
「ネットがないと死ぬ病気」や「パソコンから100m離れるとカラダのコントロールができなくなる」病気にかかっている。
トラブルメーカー。
趣味はカラオケで、18時間耐久カラオケというイベントを行うこともあるほど筋金入り。かなりの頻度で1人・多人数問わず歌っている。
東風谷早苗
みずきひとし氏の嫁さん。
常識(慎み)に捕らわれない程度の能力、さでずむなど、早苗に通ずる性格の持ち主。
トラブルを持ち込むみずき氏と夫婦を続けている辺り、なんだかんだで夫婦の相性は良いようだ。
ちなみにちょっと下品なところがあり、下ネタなどをよく口にする。
夫同様に同人作家でもある。故に、身元がバレるとシャレになんない&連載終了の危機…だったが、後に早苗さん自身により(うっかり)公開され、バレても4コマ終了の危機は回避された。だからといってむやみに口外しないほうがいいのは確か。
小傘さんが逆らえない存在の一人。
学生時代の趣味は成分献血だった。さでずむ。また重度のペンギン好き。
なお原作の早苗さんは下戸だが、こちらの早苗さんはよくお飲みになられる。
愉快な仲間たち
ナズーリン
同人仲間。早苗さんとかつて同じサークルで活動されていた所から鑑みるにおそらく同人誌サークル「ほえほえがーでん」の新庄聡美氏であると思われる。
一度同人誌の表紙に書かれているのに本編では登場していなかったことがある。
初期から現在に至るまで交友が続いており、なんやかんやで登場回数が多い。
自衛隊や戦艦といったものに熱い模様。ガンダムもお好き。
謎のおさとうゆっくり
基本的に日本語を発さない為、共演者(主に小傘)が代弁する。
- おさとう氏
寡黙なほう。白いほう。(たに氏と比べ)ほっそりしてる。
罵倒される際は「甘味」と呼ばれたりする。
フランに打楽器にされたり、彼女が焼肉食えない分食べると、煽ったりしてる。
「モーン」と発するほう。肌色(薄橙)のほう。(おさとう氏と比べ)ふっくらしてる。
顔の付いたりんごを乗っけてる。
高所恐怖症だが、断りきれず観覧車に乗せられ、断末魔をあげてしまう。ドウシテコウナッタ....
最近、車を買ったり、わんこそばで秘策を打つなど、策士的な行動に定評があるようだ。
魂魄妖夢
妖夢好きのお友達。
組織に所属してないため、主に対し、つっこんだりしている。
最近は幽々子の秘書役?の人も兼ねている。
八雲一家
ある程度高い人気を誇る同人サークル、らしい。誤解されがちだが、リアル家族ではない。
小傘さんの同人仲間でサークルの首領。小傘さん達とよく温泉旅行に出かけることが多い。
駅弁にケーキ、早苗さんが作ってきたチョコを食べ、
更には四~五人前の蕎麦を食べようとしたりとかなりの大食いのようだ。
台湾ではパスポートをなくすという大ポカをやらかした
小傘さんの同人仲間。よく小傘さんのスペースに出現したり手伝ってもらったりしている。
ハンドルを握ると人が変わる。誰が呼んだか「頭文字R」。雪で凍結した道路を猛スピードで走り、無事日光に到着するあたり幸運の持ち主。鍋奉行。
普通は手に入らないような謎の優待券を持ってきたり、庶民にはとても手が出ないようなものを小傘さんに勧めたり底が知れない部分がある。
八雲一家の一人。買出しや荷出しをしている。
この一家のコミケの三日目の恐ろしさに比べたら数多くのサークルを回るのは平気らしい。
作中では幼子のような印象を受けるが、成人済み。
なお橙に当たる人物は特に決まっておらず、紫・藍がいる時にその場にいるちょうどいい人材が当てはめられるという噂もあるとか。
犬走椛
わふー椛の人。
藤原妹紅
大食いのお友達。ドイツ村には何故か行きたくない。
射命丸文
変態という名の淑女。…かもしれないが、ただのどうしようもない変態。きっとお友達。
カメラにはかなりのこだわりがある模様で早苗さんが買い替えを相談した時、レンズ沼に引き込もうとしていた。
古明地さとり
富士急ハイランドに誘われるも雨に遭ったお友達。
博麗霊夢・霧雨魔理沙
アメリカ旅行に共に行った友達。小傘夫婦の結婚式にも出ていたので古い友人といったところか。
キュゥべえ
各地で様々なイベントを開催しているイベント主催者。
初出がまどマギイベントだったのでQBの姿に。
初出ではアレな活躍だが、小傘さんとは割と仲が良いらしく後に各地で共に行動したりすることもしばしば。
フランドール・スカーレット
同人誌サークル「百八煩悩」の代表作家である胡桃沢太郎氏。
小傘さんとは古くからの知り合いらしく、イベントを手伝ったり、打ち上げ・カラオケなどににちょくちょく参加する。
レミリアと共に小傘さん達と旅行にいくこともあるようだ。
おさとう氏がお気に入りらしくよく殴っている。痛み!!痛み!!
レミリア・スカーレット
フランドールの姉。
熱海や高知への旅行を提案した。舟盛りが好物。
能力の所以で旅行先は必ず「ピーカン」のはずだが・・・
東風谷家
早苗さんの父親。
早苗さんの母親。
下ネタを口にするという早苗さんとの共通点がある。
多々良家
小傘さんの実家。小傘さんの親族ということで全員傘の付喪神となっている。
その姿はまごうことなき妖怪だが、気にしてはいけない。
- 父傘
小傘さんの父親。特にオタクではない普通の御方。
だが順応力が高いようで、小傘さんと共にカラオケ配信をしてリスナーに褒められ浮かれたり、小傘さんに会いに連絡無しで同人イベントに一家で出向いたこともある。
この4コマや組織のことも知っており、上京した時にかっぱ21号との対面を希望していた。
- 母傘
小傘さんの母親。特にオタクではない普通の御方
「まごころの単位はキロカロリー」と小傘さんが言うほど客人を料理・酒でもてなしまくる(最も、高知県自体がそういう所のようだ)
そのもてなしは霊夢や魔理沙が酒量に倒れ記憶が飛んでしまうぐらいのものだが、幽々様にはかなわなかった模様。
- 妹傘
小傘さんの妹。既婚者。
上白沢慧音
小傘さんの友達。…なのだが、マンガに出てこずにカットされてることを不満に思っている
結局未だに「どうして出てないの!」というネタの漫画以外に出演できていない
西行寺幽々子
小傘さんの食のお師匠、この人のおかげで小傘さんは食道楽に目覚めた。
小傘さんを太らせることを目論む「組織」の長だが、わんこそばで下克上された模様。
ブルジョワでかなり高額の料理を平気で何人前も頼んだりする。
なお、ニコニコ動画のコメントでは組織の通称が『大ショッカン』だったり『食らイシス』なんて呼ばれてたりする。どうしてこうなった。
黒谷ヤマメ
同人誌サークル「海賊帆船」の代表作家である蒼馬みずき氏。
自他共にトラブルに巻き込む程度の能力を持つ、極度のドジっ子。
その能力で、C80の時に寝坊をして他のメンバーを灼熱地獄で苦しめたり、壁配置の大手なのに売り子が他に見つからないなど、作者たちを大いにかき回している。その印象から他の登場人物が大ポカを起こした時は「ヤマメウイルス感染」などと書かれる。
また、早苗の貞操を狙ってる節がある。
ちなみに、本作は通常、作者の記憶を元に作るが、彼女の言動に関しては「記憶できない(作者談)」為、「ヤマメモ」たるものが存在し、日に日に厚くなっている。
また、「アメちゃんあげようねえ」のインパクトが強かったため、口調は関西弁。
余談だが、彼女の友達として、「Pさん」がいる。
その容姿からして、「ピーピー」としか言わなそうだが、普通にしゃべる。
まじんがっぱ
カラオケで、乱入する人たちの総称。2016年現在、170号を突破。どこまで増えるのやら。
有名なのが4号さんと21号さんで、売り子として小傘さんのサークルに現れることもしばしば。
リリカ・プリズムリバー
組織の一員。ショップでサイン会を行ったりするほどの人気・知名度を持つ大手音楽サークルに所属しており、個人名でも小傘さんよりずっと有名なレベルらしい。そんな人の所属する組織とは一体…。
活動的でよくバーベキューなどの野外イベントをしている。
小悪魔
各地のイベントでよく出会い仲良くなったというお方。
過去に登場した時の絵柄から察するにおそらく同人誌・同人イラストサークル「エントゲーゲン」のクレセント氏であると思われる。
共に台湾を巡ったり台湾のラブホで小傘さん夫妻と同じ部屋に宿泊するなど親交は深くなってきている模様。
飛行機が飛ばなかったり伊勢において7000円でクソマズい焼き肉を食わされたり何かとひどい目にあっているような…?
連載初期では客室乗務員などモブの人に当てはめられていた。
ゆずな氏。
がんばれ!小傘ちゃん作者。
こちらのアバターも多々良小傘だが、作品仕様に合わせ髪の色が薄く、アホ毛が立っており顔立ちも若干異なる。酔っ払った姿は禁則事項。
わかさぎ姫
小傘さんとよくtwitterで交流するお方。
初登場時の3コマ目の説明部分(『「みすちーが脱いだ服だけ」や「ヤマメさん(愉快な仲間たちで登場する黒谷ヤマメとは別)の脱いだ服だけ」などの絵を投稿している』という箇所)からおそらく同人誌サークル「安全地帯」のふんぼ氏であると思われる。
常識とスルー力はあるらしくコミケ88前日にカラオケに誘おうとした小傘さんを華麗にスルーし秋葉原駅へ向かっていた。
眼鏡リグル
伊東ライフ氏。その有名な持ちネタ(?)は小傘さんも小傘で薄い本を描いてしまうほど。
ナカパンダ氏
主に同人誌出版を手掛ける大陽出版という会社の社長件マスコットさん。言うまでもないが東方キャラではない。
元々小傘さんが印刷所の見学にいった会社で案内してくれた方だが、そのあと組織の一員になったり台湾で一緒に観光したりしている。
なお太陽出版ではない(わざわざ4コマでネタにして欲しいというほど間違われるらしい)
リリー・ホワイト・リリー・ブラック
リリカ・プリズムリバーが所属する大手音楽サークルの兄弟サークルに所属している。2人とも組織の一員。
リリカや小傘さんが懐かしむアニソンを「知らない」と発言しジェネレーションギャップを起こさせた。
スズ
小傘さんのお友達で佐渡ヶ島出身の4コマ漫画作家。説明文からその正体はノブヨシ侍氏とみられ、アバターも彼が手がける4コマ漫画の登場人物。
組織の指令により佐渡ヶ島の美味しいお店を小傘さんに紹介した。
その他モブたち
行きずりの人達に当てはめる場合もあるため、キャラが同じでも別人の場合もある。
- ミスティア・ローレライ 第一話に出たり屋台やってたり、作者に忘れされられたり...初期はよく登場していた。
- 寅丸星・・・とらのあな店員。
- 火焔猫燐・・・カラオケ店の店員さんor清掃業者。
- 河城にとり・・・アメリカの大型量販店のレジ係。JAXAの人。富士急ハイランドのスタッフでもある。JAXAの人は、危うく作者の初期作品を暴露しかけた。
- 星熊勇儀・・・大型テレビを買った豪快な人orタクシー運転手。
- 伊吹萃香・・・タクシー運転手。
- 雲居一輪・・・空港の受付係。
- 村沙水蜜・・・ムラサ機長。
- 霊烏路空・・・ウェイトレス(アメリカ)or清掃工場の作業員(日本)
- 水橋パルスィ・・・空車な筈のタクシーの後部座席に何故か乗ってた人。
- 聖白蓮・・・空港の係員(アメリカ&羽田)or温泉のヌシ(日本)。羽田では、出発便の変更を阻止したため、小傘は高松行きに乗ることができた。
- 八意永琳・・・医者。モブの中では割とよく出てくるが、よく出てくるということは…
- メディスン・メランコリー・・・有楽町線車内で話しかけてきた子供。飛行機にも居た。
- 風見幽香・・・メディの子の親。映画館の売店の店員さんでも再登場。メディ子同様飛行機に乗っていたことも。
- リグル・ナイトバグ・・・メディ子のもう片方の親。
- ひまわり妖精・・・コミケスタッフ。
- 封獣ぬえ・・・コミケ二日目のお手伝いさん。
- 四季映姫・ヤマザナドゥ・小野塚小町・・・西館本部の係員。「こくまろみるく」の店員だったりする。
- 稗田阿求・・・小傘さんの担当編集者の1人。
- 比那名居天子・・・白旗の湯で暴れた人。
- 永江衣玖・・・天子の人の連れ。コマには現れず。
- 秋穣子・・・ファミレス店員。
- 因幡てゐ・・・アルパカ農場の係員だったり、民宿の人だったり
- 鈴仙・優曇華院・イナバ・・・温泉旅館の人。
- 森近霖之助・・・結婚式の司会者、正装はお察しください。いやいや、本人はいたって真面目ですヨ。
- 宮古芳香・・・うっかり足滑らせてエルボードロップ当ててしまった車の持ち主。もしくは、ボストンで荒ぶってバラけた人。
- 巫女チルノ・巫女大ちゃん・・・日光東照宮の巫女さん。
- 鍵山雛・・・暁美ほむらポジションの謎の人。例外的に100%フィクションの存在。
- 罪袋・SIN袋・・・モブの中のモブ、とても便利。SINはアメリカ版。当初、登場予定はなかった。
- 魅魔・・・富士急ハイランドのスタッフをやったり覗き穴の向こう側にいたりする。最近になり博麗神社例大祭のスタッフの一人であるということが判明した。
- 九十九弁々・・・台湾でお世話になったお方。しかし抑えたホテルはラブホテル。
- 大妖精・・・例大祭スタッフ。台湾ではまさかのパスポート紛失2人目に。
- 物部布都・・・車がエンストして困っていた外国人観光客。
- 二ッ岩マミゾウ・・・佐渡ヶ島で行われる東方イベントの主催者。
同人誌
2010年12月29日(水)~31日(金)に開催されたコミックマーケット79において、
pixiv掲載分の何本かをまとめた同人誌「がんばれ小傘さん Vol.01」が発行された。
以降、イベント毎に総集編が同人誌として発行されている。
2011年1月30日紅のひろば5 | 2011年5月8日(日)開催博麗神社例大祭8 | |
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「がんばれ小傘さん Vol.02」 | 「がんばれ小傘さん Vol.03」 | |
2011年8月12日~14日コミックマーケット80 | 2011年9月11日博麗神社例大祭SP2 | |
「がんばれ小傘さん Vol.04」 | 「がんばれ小傘さん Vol.5」 | |
コミックマーケット81 | 2012年4月30日開催COMIC☆16 | |
「がんばれ小傘さんVol.6」 | 「がんばれ小傘さん Vol.7」 | |
博麗神社例大祭9 | 紅楼夢8 | |
「がんばれ小傘さん Vol.8」 | 「がんばれ小傘さん Vol.10」 | |
1月13日コミックトレジャー21 | 博麗神社例大祭10 | |
「がんばれ小傘さんVol.12」 | 「がんばれ小傘さん Vol.14」 | |
長編シリーズ
第1話と、30話以上ある代表的な長編はこちら。
第1話
第41話(アメリカ旅行編開始)
第206話(スカーレット姉妹との旅行 in 熱海 and 高知)
第273話(結婚式シリーズ)
第498話(ボストン旅行)
第605話(仙台行き~杜の奇跡19)
第679話(黒部ダム旅行)
第710話(大阪行き~紅楼夢8)
第857話(大⑨州東方祭7~日光旅行)
2013年8月26日に連載1000話に到達。
第1341話(早苗さん主導の西日本旅行編)
その話数は、何と100話近く。シリーズの中では長編作品となった。