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森木靖泰の編集履歴

2016-06-09 20:23:38 バージョン

森木靖泰

もりきやすひろ

愛媛県出身のメカデザイナー、キャラクターデザイナー。

略歴

1963年9月25日生まれ。

子供の頃からメカ怪人を描く事が好きで、専門学校卒業後スタジオぴえろにデザイン持ち込みを行い、1984年10月星銃士ビスマルク』でデビュー。

以降は様々な制作会社を転々として実績を重ね、現在はフリーランスで活動している。


作風

彩色マーカーを使い、差分作成でコピー切り貼りをするアナログ派。その為か、メカで有りながら有機的な質感を持つデザインが特徴。

また原画では、絵として見栄えを良くする為メカ・キャラクター等の足元へを入れるのがお約束。その『影』は時にざわめき、オーラ(?)が立ち昇り、色が付いてラインが走ったりもする。それはあたかも、そのメカやキャラクターが持つエネルギー(魂や生命力)を表現しているかの様に見える。

※大半のデザインはクリンナップ時に『影』を除かれている。原画を見たいなら後述する特撮怪人のデザインを探すといい。


その作風故かメカ以外では、クリーチャー・怪人等のデザインにも実績を持つ。

そちらでの代表作は『サイレントメビウス』、『超人機メタルダー』、『特捜戦隊デカレンジャー』(みんなのボスこと、ドギー・クルーガーも森木氏の手による物)等。

他にもメカのコクピット、建物を初めとした美術設定や、武器等のプロップデザインも手掛けており、デザインの対応能力は高い。


また、『人面』のデザインに個性がある。具体的には、無駄の無い線で構成された鼻口に対し、大きくハッキリ描かれた目と言う物。日本人形や西洋ドールにも通じるシンプルかつ硬質、それでいてどこか生々しい怖さを感じるデザインであり、先述した作風を持つ森木氏の腕が発揮されている(代表例は『スクライド』の絶影)。


不遇絵師...?

上述した作風やwikipedia等に載る仕事履歴からも解かる通り、確かな実力と実績を持つベテランである。

それなのに、プロのデザイナーとしてはイマイチ知名度が低い。そこでその原因を調べて見た所、森木氏がデザインした主役メカはその殆どが不憫な目に会っている事が判明した。以下はその事例である。


デビューしてからまだ数年の精力的に活動していた頃、共同デザインをしたカトキハジメ氏を差し置いてデザイン。しかし、肝心のゲームがクソゲーであったため、ヒットにならず『スタッフが勿体無い作品』と評されたゲームごと忘れ去られてしまう。


上述のサーディオンよりも前に、メカデザイナー達に取っての花形とも言うべき『ガンダム』をデザイン。ZZ並にゴツイがシャープなシルエット、宇宙世紀史上初の人型で飛行出来るMSと言う、後輩のガンダム達に見劣りしない魅力を持つ存在だが、その最後はビームバリアに引っかかり墜落→鹵獲、パイロットは銃殺刑と言うあんまり過ぎる物だった。

その結末故か、閃光のハサウェイはガンダムシリーズなのに今だアニメ・OVAによる映像化をされておらず、主役機のΞもマイナーな扱いを受け続けている。

しかしこの度、2017年発売予定のスーパーロボット大戦Vに参戦が決定。長らくメディア露出に恵まれなかったΞガンダムだが、これで知名度アップなるか。


バンプレストウィンキーソフトの提携解消直後、バンプレスト側が世に送り出した魔装機神ブランドのアニメ作品。その主役機であるサイバスターを森木氏はリファインした(OPタイトルのカットが印象に残っている人も多いだろう)。

ところがそのサイバスターの相手は、最初が戦闘向きでない作業用ロボット、次がまるで弱い戦闘用ロボット、更にその2機のパーツをコンパチした機体と格下ばかり。しかもロボットアニメで有りながらその戦闘シーンはおざなり(必殺技で一掃、ほぼこれの繰り返し)だった。

これも含めてアニメ全体の評価は悪く、を知るファンからは黒歴史扱い。その流れを受けて森木版サイバスターもまた忘れられていった。


この他にも、『忍者戦士飛影』や『電脳冒険記ウェブダイバー』等でデザインした主役メカが不遇をくらっている。

勿論、これだけが知名度の低い理由にはならないのだが、この事実の為に一メカデザイナーとして看板級の知名度を持つ主役メカを得ていないのは大きいと思われる。

また、エロ漫画の「ドラゴンピンク」(ITOYOKO作)でもクリーチャーデザインをいくつか手がけ、そのキャプションには"(マジです)"と付けられていた。


私生活

twetterより引用)

  • 『キング』と呼ばれたほどの好きで、趣味は居酒屋通い(twetterのネタは殆どこれ)。そのせいで過去にドクターストップを掛けられたが、現在もカロリーコントロールをしつつ通っている。


  • 先に書いた様に、デザイナーとしてはアナログ派だが、当人は作業の楽なデジタル作図へ移りたいと考えている。

  • 宮武一貴氏、やまだたかひろ氏等、同業者が開催する個展画集の発売イベントに顔を出した事も。因みに、自分の画集が作られる可能性に付いては、『色んな所で仕事したから、そこらに払う設定画の使用代が馬鹿にならない』と言う理由で『無理じゃないかな』と述べている。
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