伊狩鎧とは、海賊戦隊ゴーカイジャーのキャラクター、および登場人物である。
演:池田純矢
概要
第17話・凄い銀色の男で初登場したスーパー戦隊をこよなく愛する地球人の青年。
自分を仲間にして欲しいとマーベラス達に直談判してきた。
一見ただのお調子者だが、実はゴーカイシルバーのレンジャーキーとゴーカイセルラーを所有し、
さらに戦闘でも行動隊長アルマドンの首輪に仕掛けられた爆弾を見抜くなど、その実力は本物である。
『ザンギャックを倒し、宇宙に平和を取り戻す』という決意をマーベラスに認められて晴れてゴーカイジャー6人目の仲間となった。
懸賞金の推移は、10万ザギン(第19話)→30万ザギン(第39話)
またゴーオンジャーの様に追加戦隊が二人以上いる場合その力を一つに融合させる能力を持っている事が発覚。その能力で15人の戦士の力を融合するが、その変身した姿はライダーのアレよりもシュールになってしまった。
しかしこの能力、何故かどんなキーでもその場のノリで融合させられるようで(例としてゴーカイレッドとゴーカイグリーンキーを合わせたゴーカイクリスマスなど)、ジョーからは「お前は何でもアリだな……」と視聴者を代弁したようなツッコミを入れられた。
年は不明だがライブマンが活躍してる時生まれていないといっていたので、88年以降生まれだと思われる。
また40話にて、幼い頃は両親の都合であちこちを転々としていた事を明かした。転校した先々では次々に友達を作ったらしい。
容姿
茶色とオレンジが混ざったような色の短髪にあのライダーの様なアジアン風の服。
首元に白と黒(または銀色)のストール風のスカーフ。冬場はその上に銀色(グレー)と白のジャンパーを羽織る。
ゴーカイシルバーになった経緯
第18話・恐竜ロボットドリルで大アバレにてかつてトラックに轢かれそうになった子供を助けて重傷を負い病院で生死の境を彷徨っていたのだが、その時アバレンジャーの仲代壬琴からゴーカイセルラーとジュウレンジャー・タイムレンジャー・そして自身の「大いなる力」を託され復活した事が本人の口から語られた。
スーパー戦隊へのこだわり
前述に記した通りスーパー戦隊には並々ならぬ思いがあり歴代戦隊達の活躍ぶりをほぼマニア並に熱弁したり、戦隊メンバー本人が登場すると興奮状態になる。
一歩間違えばメタ発言のオンパレードである。
20話でギンガマンへの熱弁、ヒュウガが登場した時の興奮。
さらに明石暁や伊達健太などに至ってはサインまでお願いしていた。
特に戦隊のメンバーを揃える事にはかなりのこだわりを持っている。
(21話で自分がシュリケンジャーだったのに他のメンバーがカクレンジャーだった時の落胆ぶり、キーを間違えない為に歴代スーパー戦隊の年表表を作成などから伺える)
ちなみに中の人も生粋の戦隊オタクである(笑)
本人はキバレンジャーに憧れており、本作にてキバレンジャーに変身したいという念願が叶えられた。
補足
彼の名乗り口上は秘密戦隊ゴレンジャーのOPテーマ『進め!ゴレンジャー』の歌詞に大きく影響を受けている。
また、彼が力を得るきっかけとなった三人はいずれも、
①登場当初は戦隊メンバーと敵対・対立
②恐竜やドラゴンといった人間が生きた姿を認識していないとされる大型爬虫類をモチーフにしたマシンを所有
③ストーリーの終盤に死亡した追加枠の戦士である
という共通点がある。
おかげで当初は彼に死亡フラグが立ってしまったのではないか?と心配する人も少なからずいた。
だがその心配は杞憂だったようで、最終話で皇帝アクドス・ギルを相手に勇猛果敢に戦った。
そして最後はゴーカイジャーと共に宇宙で二番目のお宝があるとされるザンギャック本星を目指して旅立っていった。
2012年公開の映画「特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー」の前情報では他の五人がなぜか黒服で彼だけ場面写真が出ない、など妙な雰囲気が漂っていた。
しかしいざ公開されると彼は江戸時代にタイムスリップ。怪盗ねずみ小僧の姿で幻のレンジャーキーを捜索する中
2013年、『スーパーヒーロー大戦Z』にてまたしても大活躍。
まずはショッカー戦闘員姿で潜入捜査のため登場。
その後2代目宇宙刑事ギャバンこと十文字撃と共に行動する。
スーパー戦隊が40周年を迎えた2016年、『動物戦隊ジュウオウジャー』のBlu-ray映像特典・『スーパー動物大戦』でも彼の功績が見受けられる。
彼自身は登場しないようだが、彼が作っていた戦隊スクラップブックが経緯は不明ながらジュウオウジャーの手に渡っており、彼らにスーパー戦隊の歴史を確かに伝える模様。
そして第28話・『帰ってきた宇宙海賊』でマーベラス達と共に地球へ帰還。
東映公式では後輩かつ子供のトッキュウジャーの面々に
レンジャーキーの一時譲渡交渉のために土下座を行っている場面が公開されている。