CV:梁田清之
概要
宇宙幕府ジャークマターに対抗するレジスタンス組織、“反乱軍リベリオン”の創設者。ショウ・ロンポーのかつての上司でもあった。
伝説の救世主であるキュウレンジャーを揃え、共に戦う為の準備をショウを始めとしたリベリオンの仲間達と共に進めていたのだが、やがて肝心のキュウレンジャーが見つからない事へ業を煮やしたショウが独自に“疑似キュウレンジャーへチェンジする技術”を開発する。
だがこの技術がジャークマターの危機感を煽った事で、リベリオン本部へ刺客のイカーゲン・マーダッコを送り込まれる事態を招いてしまう。
結果それによって多くの仲間を殺されたに留まらず、ベア自身も窮地に陥ったショウを救う為イカーゲンに立ち向かった事で致命傷を負わされてしまう。
最早自分の命もこれまでと悟ったベアは、傍らに居たショウへ「キュウレンジャーを捜せ!キュウレンジャーこそが宇宙の希望じゃ…!」と遺言を残した後刺客二人へとしがみ付き、持っていた自爆スイッチを起動。
刺客二人を戦線離脱させる形で自爆・戦死し、ショウは心に深い傷を負う事となった。
復活、そしてショウとの再会
だがその魂は自分と同じ名を持つキュータマ・オオグマキュータマへと宿り、この世に留まっていた(※)。
そしてSpace.10においてチキュウ人の少年・佐久間小太郎がオオグマキュータマを持ち出し、それをラッキーがセイザブラスターにはめて操作した事で霊体として実体化する。
因みにこの状態でも体当たりをして攻撃が可能、手頃な人間に憑依も出来るので正確にはある種の精神エネルギー体になった物と思われる。
憑依された人間は頭髪が水色になる(分離するとすぐに元の髪色に戻る)。
実体化したベア総司令は運任せで動くラッキーに衝撃を受けたり、子供でありながらキュウレンジャーになる事を望む小太郎を拒絶。
だがダイカーン・モズマとの戦いの最中、ラッキーはショウが遺言を果たしてキュウレンジャーを捜し揃えた事を、小太郎は行動によって本気でキュウレンジャーになろうとする覚悟と心意気をベア総司令に伝えた。
これを受け、特に小太郎の姿に心動かされたベア総司令は彼への協力を決意。
オオグマキュータマとコグマキュータマを小太郎に託し、その内のコグマキュータマとセイザブラスターで小太郎がスターチェンジ。
11人目のキュウレンジャー・コグマスカイブルーが誕生した。
そしてラッキー/シシレッドと共にモズマを倒した後、ラッキー・小太郎と共にオリオン号へと帰還し、キュウレンジャーのジャケットを着た小太郎を傍らに自分との約束を果たしたショウと再会。
紆余曲折はあった物の、ベア総司令は遂に究極の救世主・キュウレンジャーが揃った光景をその目で見る事が叶ったのであった。
※なお現世に留まった理由は、自分の後を継いで司令官となったショウのテキトーぶりが安心出来ないと言うどうにも締まらない物である(実際同話でのショウ司令は、前話でのカッコよさが嘘のようにへっぽこであった。詳細はこちらを参照)。
その後Space.25のトケイ座星系・惑星トキにおいて、トケイキュータマを求めて全員出撃したキュウレンジャーは星の各所にあるネジを回す事になったが、彼等を抹殺する為に現れたフクショーグン・テッチュウの攻撃により星の時間が歪み、メンバー各々の過去の記憶が実体化。
その中でベア総司令もショウの前へ具現化される形で再登場したが、お互い確執も未練も無かった為かその場に座り込んで酒を飲み語り合っていた。
やがてマーダッコを引き連れたテッチュウに対抗するべく、ナーガをおぶってきたバランスに促されたショウがネジを締めた事で、ベア総司令も光となって消えていった。
余談
演じる梁田氏は首領タウ・ザント(忍風戦隊ハリケンジャー)や害地大臣ヨゴシュタイン(炎神戦隊ゴーオンジャー)等、スーパー戦隊シリーズにおいては印象的な悪役を長らく演じて来たが、今作でヒーロー側のキャラを満を持して演じる事となった(※この点はチャンプ役の大塚明夫氏も同様)。後に同作でクエルボを演じる浪川大輔氏とは逆の立場を演じる事にもなった。
そして5年前にもニチアサで大熊座のキャラクターを演じている。
右手で敬礼をしつつ『ベアッ!!』と叫ぶ決め台詞があるが、これは恐らく新日本プロレスのレスラー・永田裕志の決め台詞『ゼアッ!!』だと思われる。