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最上魁星の編集履歴

2019-03-04 10:01:43 バージョン

最上魁星

もがみかいせい

『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』に登場する悪役。

演:大槻ケンヂ

概要

仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』に登場する悪役人類消滅計画を目論むマッドサイエンティスト

スカイウォールが存在する仮面ライダービルドの世界」の最上と、スカイウォールが存在しない仮面ライダーエグゼイドの世界」の最上の二人が登場する。


※これより以下は仮面ライダー平成ジェネレーションズFINALのネタバレが含まれます。





















仮面ライダービルドの世界の最上魁星

「2つの世界は消滅する!だが、私は違う…」


スカイウォールが存在する世界の最上。性格は冷静で物静か。黒い装束に身を纏い、身体の左半分が完全に機械に置換されたサイボーグのような姿をしている。


その正体は、東都先端物質学研究所の元科学者で、葛城巧の上司。

ある日、ネビュラガスからバグスターウイルスを発見し、それにより平行世界の存在を確信する。その後は、論文を発表するなど平行世界の研究に没頭し、動力源に新型ウイルスを使用した平行世界移動装置「エニグマの開発に携わった。しかし、東都政府から開発予算が下りなかったことで研究所を辞め、そのまま難波重工に招聘された。その後は助手であった葛城と共に「エニグマ」の開発を続けた。

さらに、ネビュラガスとバグスターウイルスによる生体兵器「カイザーシステム」を考案した。


その真の目的は、「エニグマ」を平行世界合体装置として完成させ、2つの平行世界を衝突・消滅させる一方で、平行世界のもう一人の自分と融合不老不死の力を得ること。しかし、その目的を知った葛城に妨害され、もみ合いになる内に「エニグマ」の誤作動による暴走に巻き込まれ、左半身を失う重症を負う。そのため、葛城の話になると激しい口調となる。

また、計画の妨げとなる平行世界のエグゼイドのムテキの力を前々から危惧しており、その力を無力化しようとゲーマドライバーを使用不能にさせる機能を「エニグマ」に組み込んだ。しかし、『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング』のラストで、その企みを事前に察知した葛城が変身したビルドエグゼイドから成分をボトルに吸収し守ったことで、その力にだけ手を出せなくなった。


カイザーシステムによるネビュラスチームガンを使って、左半身に青い装甲を持つ怪人・レフトカイザーに変身する。ちなみに、このカイザーシステムは後に難波重工開発担当・内海成彰によって改良が加えられ、TV版23話からは西都の戦士鷲尾風鷲尾雷がネビュラスチームガンでリモコンブロスエンジンブロスにそれぞれ変身する。


仮面ライダーエグゼイドの世界の最上魁星

「ファンキータァァァイム‼︎」


スカイウォールが存在しない世界の最上。こちらは五体満足だが、対照的に陽気でファンキーな性格でエキセントリックな言動が目立つ。口癖は「ファンキー」。右手を回す癖がある。

こちらでは、仮面ライダーWの敵組織・財団Xの幹部。顔の右半分にヒビのような傷があり、前髪を右側だけ伸ばして隠している。財団のシンボルカラーである、白い装束の祈祷師のような衣装と帽子を身に纏っている。


財団の技術で「エニグマ」を開発しただけでなく、複製したオーメダルからダミーのグリードを、インガ・ブリンクが使用していたものと同型のゾディアーツスイッチからダミーのゾディアーツホロスコープスを生成した。また、財団専用のガーディアンXガーディアンを大量に使役している。


また、こちらの世界の「エニグマ」は如月弦太朗の母校である天ノ川学園高校の敷地内に設置されており(JK曰く「灯台下暗し」)、学園の上空に存在する「ザ・ホール」から降り注ぐ太陽系の惑星エネルギーを平行世界を融合させる為のエネルギーとして利用しようと企んでいた。


こちらの最上もカイザーシステムによって、右半身に赤い装甲を持つ怪人・ライトカイザー(カイザーリバース)へと変身する。



平行世界の帝王

「エニグマ」の起動により2つの世界が衝突しかける中、2人の最上はカイザーシステムで融合、カイザーの最終形態バイカイザーへと変貌を遂げた。これにより、不老不死の存在となったはずだが…?



余談

彼が制作した「エニグマ」と同名の楽曲を筋肉少女帯で演者の大槻ケンヂも歌っている。曲名は映画に登場する「エニグマ」が由来。

またエグゼイド版最上は大槻のトレードマークであるヒビを模したフェイスペイントをしている。その際大槻のヒビが左目なのに対し、最上は右目に入っている。


なお、彼の野望は図らずも本編のボスであるエボルトの計画をとことん邪魔しており(万丈を別世界へ送る、2つの平行世界を衝突・消滅させる計画など)、当時まだ力を取り戻していなかったエボルトにとってはベルナージュとの決戦以来の大ピンチだったとも言える。ビルド世界に飛ばされてきたパラドにわざわざ自分から接触したり、石動惣一として険悪な関係になっていた戦兎にもこの事件におけるヒントを仄めかしたりしたのも、この最上の件についてのエボルトの危機感の表れだったのかもしれない。

更には、彼がビルドの世界で「平行世界の存在の証明」を行わなければ

葛城忍新世界の創造(二つの世界を融合させ、エボルトのみを排除した世界を作るという計画だが、そもそもの前提として"平行世界があるという認識・証明"がされていなければこんな計画は立てようがない)を計画しなかっただろうこと、エニグマによる世界融合の野望がそのヒントになっただろうことを考えると、こいつがいなかったらビルドの物語が詰んでた可能性すら示唆される人物ともとれる。


もっとも、これらがすべて利己的な行動がもたらした結果であるという点を考えれば手放しには誉められないのだが。

そう言う意味では同じ平行世界の融合を目指した人物でありながら、己を殺し泥を被ってでも世界を救済するために動いた葛城忍とは対照的と言える。


ちなみに、エボルトが手にするトランスチームガンのオリジナルを開発している事から、曲がりなりにもエボルトは最上の持つ技術の恩恵を受けていた事もまた事実である。

後々彼が被った不利益を考えると、それがどうしたといった感じではあるが。


関連タグ

仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL

仮面ライダービルド 仮面ライダーエグゼイド

マッドサイエンティスト

平行世界


仮面ライダーディケイド

映画「FINAL」の劇中にはディケイドのデの字も出てこないが、『平行世界同士が引き合ってぶつかり、双方とも消滅する』という、かつてディケイドの存在そのものが引き起こしてしまった異常事態を、(平行世界の自分という協力者こそあれ)自前の科学力のみで、それも自発的に引き起こしているという点で、最上のやった事の凄まじさは特筆に価するといえる。

もしこの事件に絡むレジェンドライダーの中にディケイドがいたら、鳴滝に即ディケイドのせいにされていたであろう。

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