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ケント・ギルバートの編集履歴

2019/06/08 20:28:18 版

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ケント・ギルバート

けんとぎるばーと

ケント・ギルバートは、米国カリフォルニア州の弁護士でありながら日本の保守派であり、日本では様々な方面で活躍している。

概要

1952年アイダホ州生まれでユタ州育ち。

アメリカ合衆国カリフォルニア州弁護士で、日本においてはタレント俳優としても活躍し、作家としても活動している。

東京都にあるシステム開発のベンチャー企業『ヴィ・ネットワーク・システムズ株式会社』の代表取締役でもある。

非常に禁欲的で知られるキリスト教系の宗教末日聖徒イエス・キリスト教会(通称:モルモン教会)』の敬虔な信徒で、日本へはモルモン教の宣教師として初来日した。

趣味はピアノスキーウィンドサーフィン

好物は寿司

メディア出演

俳優・タレントとして活躍していた時期があり、1980年代に、フジテレビの子供番組『ひらけ!ポンキッキ』において、猫十字社氏の漫画『小さなお茶会』のキャラクターがアニメ背景として登場する挿入歌『ケンカのあとは』を歌っていた。

世にも奇妙な物語松本清張原作のサスペンスなどのドラマに俳優としても出演しており大河ドラマ『山河燃ゆ』や『水戸黄門』シリーズといった時代劇の名作にも出演している。

近年は、愛する日本の未来を憂い、評論家著述家としての活動が主になっており、そこまで言って委員会NPなどの討論番組や、インターネット放送が主となっているチャンネル桜などにおいて、日本の保守派の立場から議論を行っている。

愛日家

非常に親日家であり、日本祖国であるアメリカと同等に愛し、在日アメリカ人として40年近く日本に在住している。

近年は、愛する日本と祖国アメリカの関係と将来を憂い、日本の保守派の視点から評論を行っている。

特に愛国心に関しては、「日本人に唯一欠けているもの」と語っており、日本人がその象徴である国旗日の丸』や国歌君が代』に敬意を払えないことを嘆いており、その主な原因の一つであるWGIP(War Guilt Information Program、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の実態について盛んに言及している。

そうした面から著述家としての執筆活動も盛んに行っており、2015年にPHP研究所から出版された著書まだGHQの洗脳に縛られている日本人は大きな反響を呼んで大ヒットし、2016年にはシリーズとして第2弾・第3弾も出版されている。その他にも日本の著述家・評論家や、自身と同じく祖国と同等に日本を想うテキサス親父ことトニー・マラーノ氏などと共著作品を出版している。

なお、出版後に反響を呼んで多くの読者から激励をもらった一方で、一部から「ケントはネトウヨ!」「このレイシスト!」「アメリカに帰れ!」といった、ケント氏曰く『罵声のつもり』と思われる言葉を浴びせられたという。

ケント氏は、真っ当な批判の中には新しい発見や学びがあることもあり、それによって自身も成長し議論や理解を深めることができるとしている。しかし、上述したような発言は、ただ単に「自分とは違う意見が気に入らない」という子供じみた感情をぶつけているだけであり、学ぶところが何も無いと語っている。

彼曰く、意見が気に入らないといってそうしたレッテル貼りをしてくる人間の共通点は『勉強不足』『怠け者』と考えられるとしており、日本では望めばいくらでも正しい情報を収集でき、そんな自由のある国に住んでいながら、単純で明白な事実さえ自分の目で確かめようとせずに、学校で習ったことやメディアが流す情報のみを鵜呑みにし続けるのは「あまりにも不勉強」あり、それ以外の意見を頭から拒絶するという態度は「怠け者」以外の何者でもなく、喩えれば中学生レベルの数式を理解できない人同士が「相対性理論は絶対に間違っている!」とか「量子力学って笑えるよね」などと言っているようなものだとしている。

憲法について

日本国憲法についても、当時の松本烝治大臣の憲法試案に反発したアメリカ側が、制作を強要して押し付けたもので、憲法としては致命的な欠陥があり、その一つで最大の欠陥が憲法9条であるとしている。

2015年9月25日の深夜に放送されたテレビ朝日系列の朝まで生テレビ!において、「激論!安保国会・若者デモ ドーする?!日本の民主主義」と題した討論における各界のパネリストの一人として出演していたケント氏が、番組内で発言したことから話題になったとされる。

討論の中でケント氏は、現行憲法(日本国憲法)と安全保障のあり方について、議論が進められていた際に、

「集団的自衛権、個人的自衛権、これは両方とも国際法で認められているものであって。日本にもあるんですよ」

と、国際法で各国に定められている自衛権が、すべての人間に認められた権利であることを強調し、続けて

「そして(日本の)憲法前文を読みますと『憲法は国民を守るためにある』と。その上で、憲法第9条は『しかし、武力は使わない』と言っているんだけれども。前文と国際法から考えれば、憲法第9条自体が、憲法違反だと思っている」

と、持論を展開した。

ケント氏によれば、憲法9条国際法で世界各国に定められている自衛権に対する否定であり、憲法以前に制定する上で守らなければならない国際法に違反しているものであるのだという。

すると、話を聞いていた同じくパネリストである漫画家小林よしのり氏も「それは正しいわ」と同意し、ケント氏も「でしょ!?」と相槌を返し、司会を務めていた田原総一朗氏も「もともとあの憲法は、GHQが作った憲法であって。GHQは、日本が再び戦争ができない、弱い国にするために作ったんだよ」と、日本国憲法の作られた背景を語ると、ケント氏は「制裁措置なんですよ、ペナルティ」と、言葉を付け足していた。

ケント氏も、日本国憲法はアメリカ側が押し付けたもので、憲法としては致命的な欠陥があり、その一つで最大の欠陥が憲法9条であるとしている。

2016年6月8日に、群馬県前橋市の前橋商工会議所会館で開かれた、「正論」懇話会の第41回講演会において、ケント・ギルバート氏は「米国人から見た憲法論議の不毛」と題した講演においても、日本国憲法が違憲であることについて語っている。

ケント氏は日本国憲法について

「何よりも問題なのは、憲法前文などで明記している国民の生存権を否定しかねない9条2項。自国を守る軍さえ否定する条文こそ憲法違反だ」

と強調し「現憲法は平和憲法ではなく平和を願う憲法だ」と述べている。

さらに、

「憲法を作成した米国人でさえ、まだ改正していないのかと驚いている」と指摘し、「1、2の国を除く世界の国々が認めるだろう」改正を促し、日本の憲法学者に対しては「いかなる憲法であるべきか議論するのが本来の職務なのに字面の解釈だけをしている」と批判した。

その他

その後もケント氏は、月刊正論などの愛国保守系のオピニオン雑誌や、自身の著した書籍などでもこの見解を語っており、日本会議が主催した集会に招かれた際においても「(9条を堅持するのは)怪しい新興宗教の教義です」と主張している。

日米のリベラル・左翼について

2015年3月29日における産経ニュースでのケント氏のコメントによれば、日米両国おいての世間でリベラル派・左翼(サヨク)と呼ばれる人々は、イデオロギー(政治社会思想)を優先するあまり、ファクト(事実)を軽視する傾向があるという。

自身も日韓問題におけるいわゆる従軍慰安婦問題などには、長年のあいだ関心がなかったため、「なんとなく」で鵜呑みにしていたが、現在は疑問から明確なファクト(事実)を積極的に収集・検証したため、当時の自分の態度を非常に反省しているという。

しかし日米両国のリベラル・左翼の情報紙や番組は、そうしたファクト(事実)の収集・検証を怠り、自分たちのイデオロギー(政治・社会思想)に沿って、正義を気取った臆測や揚げ足取りをベースに、被害妄想と陰謀論を掛け算し、その隙間に罵詈雑言を埋めたものばかりが目立ち、ファクト(事実)を基礎に据えない彼らの主張は、ジャーナリズムとはいえない別世界の代物であるとしている。

例:安保法制両論放送時間比較

番組(放送局)賛成の放送時間反対の放送時間
ニュースウォッチ9(NHK)32%(463秒)68%(980秒)
NEWS ZERO(日本テレビ)10%(138秒)90%(1259秒)
報道ステーション(テレビ朝日)5%(265秒)95%(4651秒)
NEWS23(TBS)7%(325秒)93%(4109秒)
ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)54%(140秒)46%(121秒)
あしたのニュース(フジテレビ)22%(95秒)78%(332秒)

出典:2015年9月14日~9月18日での各番組放送時間統計(一般社団法人『日本平和学研究所』調べ)

参考:ケント・ギルバート著『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(出版:PHP研究所)

動画チャンネル

近年、動画投稿サイトYouTubeにおいて、自身の公式チャンネル『KENT CHANNEL』を開設し、祖国であるアメリカ日本に対し行った占領政策WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)が日本に及ぼした悪影響とそれによる戦後日本の歪みの詳細や、愛国心の欠如・必要性の指摘と弁護士の立場からの日本国憲法異常欠陥性(特に憲法9条)や、報道されない沖縄米軍基地の実態などを解説している。

WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)について

憲法9条自体が憲法違反である

著書

シリーズ

その他

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