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ヴァリアブルローラーの編集履歴

2019-07-24 16:47:57 バージョン

ヴァリアブルローラー

ゔぁりあぶるろーらー

ヴァリアブルローラーとは、Splatoonシリーズのブキの一つである。なお、この項では亜種についても記述する。

概要

ゲーム「Splatoon」シリーズに登場するローラータイプのブキ。

Splatoon2」で初登場。折り畳み式の変形機能を持つローラー。

横降りはスプラローラーのように素早く、縦降りはダイナモローラーのように遅めになるが、遠距離までインクを飛ばせるという特異なローラー。

モデルは万年筆あるいはつけペン+折り畳みナイフ。


種類

Splatoon2

名前サブスペシャルランク
ヴァリアブルローラースプラッシュシールドスプラッシュボムピッチャー24
ヴァリアブルローラーフォイルキューバンボムマルチミサイル28

ギアパワー「メイン性能アップ」の効果:あたえるダメージが大きくなる


基本的な立ち回り

前記した通り、横振りと縦振りの性能が大きく違うという珍しい特徴を持つ。


横振り

スプラローラーより僅かに振りが早く即死の射程も同等とキル性能が非常に高い。燃費も僅かにこちらの方がいい。

キルの取り方はスプラローラーやカーボンローラーと同様に、潜伏からの奇襲を狙っていきたい。

ただし飛散する飛沫が少ないため、スプラローラーと比べて範囲が狭く、カス当たりが発生しやすい。

倒せたと思っていたらカス当たりだったという事もしばしば起こるため、使いこなすには相応の技量が求められる。

飛沫が少ないため、塗りも全ローラー中最低クラス。

前方へのガードが固いシェルター系相手にも斜め上に振る事で、曲射としてめくって当てる事もできるので、覚えておくとこちらが勝つ機会が増えるかも知れない。

カス当たりになった場合、大抵はもう一度素早い横振りでとどめを刺す事になるが、射撃ボタンを押したまますかさずローラーを転がし、塗り進みで倒す方が素早く有効な場合もある。

地味ながら、横振りを連打する際の歩き速度かなり速いという特性があり、他のローラーよりも追撃をかけやすい。

まとめると、潜伏を絡めた近接戦に強いが射程が短く塗りも弱いため、非常に強力ではあるもののこればかりに頼り切って戦うようでは「このブキを使いこなせている」とは言い難い。

その高い接近戦の強さを後述する他の要素でイカに上手く引き出して暴れられる状況を作れるかが、この横振りを使う上で重要な課題となるだろう。


また、塗り進みで即死させられるローラーの中では振りが早く、最高速度に到達する時間も最速なため、塗り進みにおいては最も優秀なローラーと言える。

更にアップデートによって塗り進み最高速度に到達するまでの時間が短縮された。

これにより塗り進みの総合的な性能は、圧倒的な差をつけて最強の性能となったといえるだろう。

塗り進みの音は振りの音と比べて非常に小さく聞こえづらいため、一箇所にヘイトを向けている敵の裏をかくように忍び寄りやすい。

それ以外にも、とっさに足場を確保できない状況から塗り進みで敵の弾を避けながら移動する使い方も実用的となった。



縦振り

ダイナモローラーよりも僅かに振りが早い程度だが、即死範囲は大きく狭まっており、スプラローラーの縦振りより少し長い程度に留まっている。インク消費は横振りより多いため管理には注意が必要。

また、ダメージの減衰もしやすいため、キル性能においては正直頼りない。

反面塗り性能と射程に優れており、けん制や後方での支援や広い場所や縦長のガチエリアを塗る事に適しており、横振りとはほぼ真逆の性能といえる。

高所から散らしたインクが減衰しない縦振りの仕様も、塗り目的としては噛み合いが良いため前作のダイナモローラーでお馴染みの雨乞いに似たような事も可能。

だからといって無闇に振りまくっても攻撃性が低いために相手からすれば大した脅威にはならず、隙も大きいので自分と同等以上の射程を持つブキらの格好の餌となる。不意のサブウェポン(特にスプラッシュボムやトーピード)にも弱いので注意。

そのため、射程の長さを上手くイカして相手の長射程に挑みかかるという動きは、基本的に不可能と捉えていい。

寧ろ、高い塗りで長射程に圧力をかけて注意を引きながら、味方の前衛を動かす方が得意といえる。

その上で痺れを切らして突っ込んできた相手の前線を返り討ちにできれば更に理想的。

本来射程の長いブキは近接戦に弱いものが大半だが、ヴァリアブルローラーは横振りがあるために近接戦を十分にこなす力がある。油断して突っ込んできた相手にキツい一撃をお見舞いしてやろう。

こちらも斜め上に振る事で、曲射が可能。

根元じゃないと火力が出ない上にそもそも縦振りはキルに向かないが、壁裏などの攻撃が届かない位置から一方的に攻撃ができるために相手を追い込みやすい。

なお縦振りには、振り動作中にトコトコ歩けるという面白い特性があり、それによって間合いの管理がしやすくなっている。



横振りと縦振りの性能が大きく異なるため、うっかり振り間違えるのは命取りとなる。

特に、近接戦の最中に縦振りをした場合、目も当てられない事になる。

他のローラーと比較すると、どこかしら控えめでどっちつかずな部分が多いが、相手を素早く倒す前衛らしい動きに加えて塗りと射程で味方を支援し相手をけん制する後衛らしい動きも可能と非常に幅広く立ち回れる。

後衛に立ち塗りで圧力をかけつつヘイトも買いながら、隙を見てちゃっかり前線に紛れ込んで暴れるという動きが得意なのは、他のローラーどころか全てのブキの中でも珍しい特徴だといえる。

しかし、逆にどちらかの仕事しかしない場合は他のキルブキや塗りブキに劣ってしまいがちなので、このブキの強みをイカすためにはブキだけではなく持ち主の立ち回りも時と場合によって柔軟に切り替える事が肝心と、難しくも奥が深いブキである。


スプラッシュシールド

敵からの攻撃を防ぐ盾を設置するサブウェポン。

位置がバレると途端に弱体化するローラーでもある程度立ち回りやすくなる。

強引に距離を詰める使い方も全くできなくはないが、前作よりもシールドの展開が遅くなっているため過信はできない。

加えて横振りは射程が短く縦振りは隙が大きいために自分で使うのはなかなかに難しい。

しかし、ヘイトを向ける囮として設置したり、味方の着地狩られを防いだり通路を封鎖するといった使い方もできる。

ボムピッチャーを使う前に展開する事で、相手の攻撃を防げるようになり、過信は禁物だが多少の無理は利くようになる。

また、シールドにボムを当てると即時に爆発して範囲内にいると当然即死するため、誤った場所に設置すると自分だけでなく味方にも被害が及ぶ可能性がある。ご利用は計画的に。

直接的なキルを狙えないサブなため、スペシャルを除き実質メイン一本で戦うヴァリアブルローラーは、このサブをイカにして上手く使うかが課題になってくるであろう。


スプラッシュボムピッチャー

一定時間スプラッシュボムを連投するスペシャルウェポン。

塗り、キル共に高水準であり、とっさの塗りや相手のラインを下げるのに使える。

長押しすれば飛距離が伸び、最大溜めはかなり遠くまで飛ばせるため、苦手な長射程への対抗手段にもなる。

持ち前の塗り力によってスペシャルをためやすく、このスペシャルの回転率こそがヴァリアブルローラーの大きな強みと言える。

キルを狙う場合は溜めずに連投するよりも、溜めあり遠投も混ぜ逃げ道を塞いでやる方が効果的。

時間差で連鎖するように爆発させられるので、爆風でじっくり確実に追い込んでやろう。

また、スペシャル発動中もメインが使えるため、ボム投げに夢中になっていると思い込んで接近してきた敵にはボムコロで対応するか横振りを当てて返り討ちにしよう。

また、通常ボムは右手で投げるが、ボムピッチャーは左手で投げるという微妙な違いがある。

覚えておくと、どこかで役に立つかも…?


ヴァリアブルローラーフォイル

スプラッシュシールドとスプラッシュボムピッチャーという、瞬間的な爆発力をウリにしていた無印と比べ、キューバンボムとマルチミサイルのフォイルは爆発力と引き換えに高い安定性能を手に入れた。

元々縦振りによる高い塗り能力があったが、こちらはキューバンボムを持っているため更に塗りやすくなった。

スプラッシュシールドよりも使いやすいサブではあるが、それ故に使いすぎによるインク不足に陥りやすいため、ついつい投げすぎないこと。

スペシャルのマルチミサイルは射程無限で味方のスペシャルとも合わせやすいが、発動中は隙だらけなので周囲の安全を確信してから撃つべし。


キューバンボム

壁などにぶつかると落ちたりせずそのままくっつき、2秒後に少し広めの爆発を起こすサブウェポン。

スプラッシュボムと比べると、即効性に欠けるが相手をけん制するのに使える。

また、壁にくっつくので壁塗りに使ったり、逃げたと見せかけて角に置いたキューバンで相手を吹っ飛ばすといった使い方もある。

塗り範囲も広いため、メインと合わせてガチエリアなどの一箇所を一気に塗るのにも使える。

サブウェポンの扱いやすさはこちらが上なため、無印と差別化していくのであればガンガン使っていこう。


マルチミサイル

発動すると丸いカーソルが出現し、枠内に捉えた敵に対してミサイルを発射するスペシャルウェポン。

射程無限な上に中心に直撃すれば即死であり、直撃せずとも爆風によるダメージでキルを狙えるが、何も考えずに使うと簡単に避けられてしまう。

しかも構えている間は無防備で、発動した瞬間からスペシャルゲージは空になるため、撃ち始めで倒されると全くの無駄になってしまう。

…といった風に先の展開を読んで動かないとまともに機能しないスペシャルだが、固まった敵に向けて撃つ、味方と交戦中の敵に向けて撃つ、味方のスペシャルと合わせて撃つなど工夫する事でキルを狙いやすくなる。

特に相手の守備を一時的に崩すために使えるので、ミサイルが打開の起点となり活躍する事もある。

おまけにミサイルが着弾するまでは相手の位置がマークされて分かるようになり、奇襲などで先手を取ることが重要なローラーとしても非常にありがたい。

前述の通り撃ち終わるまでは隙だらけなので、できるだけ安全を確保してから使いたい。

しかし、敢えて相手が追いかけてきそうな壁の裏などで撃つ事で、近寄ってきた敵を待ち伏せして仕留めるというのも面白い。

「安全性を重視するならリスポーンへと帰ってから撃てばいいのでは」と考えるイカも多いが、ミサイルを撃つためだけにリスポーンへと帰ると、自分がしばらく戦線に関われなくなるという隠れたデメリットがある。状況に分けて撃っていこう。



サブがキューバンボムとスペシャルがマルチミサイルの組み合わせは、このブキ以外にも2つ存在する。

ひとつ目はバケットスロッシャー、ふたつ目はスプラシューターベッチューである。

バケットスロッシャーは、長射程シューターにも匹敵する射程の長さに加えて一撃の威力が高いため、遠距離への攻撃性能ではあちらが大きく勝る。

相手が爆風ダメージ軽減のギアパワーをつけていない場合、キューバンボムやマルチミサイルの爆風とメインの一撃で倒せるために噛み合いもいい。

ただし、スロッシャーは連射速度が遅い上に無傷の相手を一撃で倒すのは不可能なため、近接戦の強さはこちらよりも劣る。

スプラシューターは、塗り、射程、精度、攻撃力、機動力などあらゆる要素が平均以上という高水準な性能で、基本性能も扱いやすさもこちらより勝る。

ただし、ヴァリアブルローラーには横振りの近距離における強さと縦振りの射程と塗りがあるのに対し、あちらは良くも悪くも全てがバランスよくまとまっているため、何もかもが中途半端に終わってしまう事もある。

スプラシューターが完全なオールマイティだとすれば、ヴァリアブルローラーは所々とがりのあるオールマイティと言えるであろう。

上記の理由から、強弱の差はあれど差別化自体は十二分にできていると言える。このブキの強みをしっかりとイカして上2つのブキにはできない動きを見せてやろう。


おすすめギアパワー

イカダッシュ速度アップ

横振りはなるべく近づいて倒したいため、イカ状態の速度が上がるこのギアとは相性がいい。

速度が上がるため、危なくなった時も逃げやすくなる。

イカニンジャ

フク専用ギア。ダッシュ中の飛沫が消えるため、奇襲と近接戦に特化した横振りとの相性は抜群。

苦手な長射程から睨まれにくくなるのも評価点。

代償としてイカ速度は落ちるが、上記のイカダッシュ速度アップも一緒につける事で相殺可能。

ステルスジャンプ

クツ専用ギア。ジャンプマークが遠くの敵から見えなくなる。

少し離れただけでもかなり見えづらくなるので、前線への復帰がかなり楽になる。

注意点としては、便利ではあるが完全ではないので考えもなしに最前線へとジャンプしないこと。

インク効率アップメイン

塗りと射程のある縦振りを多めに使うなら必須のギアパワー。

インクが満タンの状態から縦振りを振れる数が、サブギア2つで1回、メインギアとサブギアに1つずつか、サブギア5つで2回増える。

インク効率アップサブ

サブウェポンを使った後にインクに余裕ができやすくなる。

無印とフォイル、どちらも有用なサブウェポンだがインク消費が多いため、インク切れしやすいならメイン効率との併用もあり。

スペシャル増加量アップ

強力なスペシャルの回転率を上げる事ができる。高い爆発力を誇る無印でよく使われるが、フォイルのマルチミサイルも状況次第では強力な効果を発揮するため、一考の価値あり。

サブ性能アップ

無印はシールドの耐久力を上げ、フォイルはボムの飛距離が伸びる。

シールドの耐久力が上がっても恩恵の大きな場面は少ないため、ボムの飛距離が伸びるフォイルでの使用が主流。

ヒト移動速度アップ

振りかぶり中には乗らないが、振りかぶってイカになるまでの僅かな時間には乗る。

足が少し速くなるので追撃をかけやすくなったり間合いの管理が少し楽になったりする。

対面での恩恵は微々たるものだが裏取りでは光りやすく、金網などをつたって裏を取ったりするステージでは特に使い勝手がいい。

裏取りしているのをインクの跡で気づかれなくするため、敢えて歩いて敵陣に忍び寄るという戦法も取れるようになる。

サーマルインク

フク専用ギア。威力の低い縦振りでも、射程が長く当てる事ができれば障害物裏の敵の位置を把握できるようになる。

縦振りなどを当てやすくするためや、そのために敵の動きを読む練習としてつけるのもアリ。

近づきすぎるとサーマル効果は消えるため注意。

フク専用ギアなため、イカニンジャと選択。

メイン性能アップ

与えるダメージが増え、カス当たり範囲が狭まりより遠くの敵に即死ダメージを与えやすくなる。

たくさん積んだところで効果はさほど大きくはないため、最低限積んで残りのスペースを他のギアパワーに回したいのであれば、サブギア2つ分ほどでもあれば充分か。


サーモンランでの立ち回り

相変わらず縦と横の振り間違えが大きな痛手になる扱いの難しいブキだが、縦振りに大きな威力補正がかかっており、最大威力に至っては、なんとサーモン用に威力の補正を受けたダイナモローラーと同値になっている。

そのため、十分に近づく必要はあるものの、バクダンを一撃で倒す事も可能。

強力な縦振りから、横振り連打or横振りから押しっぱなしで塗り進み体当たりというコンボで体力の多いシャケにも効率よくダメージを与えられる事も覚えておくと便利。ドスコイも即座に倒せる。

カーボンを除く他ローラー同様に、塗り進みで雑魚シャケの群れを一掃できる。

前述の通り横振りからの塗り進みへの移行もスプラローラーより早い。

持ち前の器用さを最大限に活かしやすく、上手く扱う事ができれば全ローラーの中でもトップクラスの性能と言っても過言ではない高いポテンシャルを持っている。


余談

ウデマエX実装当初

ウデマエXが実装されてからしばらくの間、ガチマッチの全4ルール中3ルールのランキング1位に、ヴァリアブルローラーが同時に映りこむという珍事が発生し、(ガチヤグラはマイナーチェンジ版のフォイル)まとめブログに掲載されるなどして話題になった。

その結果、一時期ヴァリアブルローラーの使用率が急増したが、前述した通りの扱いの難しさにより大半のイカたちは使用を断念。瞬く間に人気は落ち着いた。

対物力

意外な事に、横振りのDPSは全ローラー中最高であり、ローラーの対物補正も相まってイカスフィアやナイスダマのアーマーをものすごい速度で破壊する事が可能。

イカスフィアはスペシャル性能アップの積む量によっては一振り+轢きダメージで破壊される事もあり、ナイスダマのアーマーは横振りを3回入れるだけでアーマーを破壊できる。

しかもこれを単騎で行ってくるため、もしも近くに他の敵もいてカバーでもされた場合、使用者の生存が絶望的となる。

敵にヴァリアブルローラーがいる場合、彼らの近くではこれらのスペシャルを発動しない事が推奨される。


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