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スキッズの編集履歴

2019-08-13 10:18:35 バージョン

スキッズ

すきっず

『トランスフォーマー』シリーズの登場人物。

実写映画『トランスフォーマーリベンジ』に登場するスキッズについてはツインズ(トランスフォーマー)の記事を参照。


概要

同じ名前を冠するTFは後年にも登場しているが、シリーズ最初期の初代スキッズはトランスフォーマー界の空気として有名。その出番の無さから、むしろ有名になってしまったキャラクターでもある。ちなみにスキッズ(Skids)とは英語で「荷台付きの台車」や「横滑り」、「失敗」などを意味する。


その出番の少なさからpixivでも彼のイラストは殆ど見当たらず、投稿されるのは、もっぱら実写映画版もしくはアメコミに登場する方のスキッズ(後述)である。他にも、『キュートランスフォーマー』2期1話の回想にてドリフトクリフと共に変形シークエンスが流されたが…


G1

CV:マイケル・チェーン、ダン・ギルベザン/吹:難波圭一(34話)、城山知馨夫(現:城山堅、39話)


アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場するサイバトロンの戦士。ホンダ・シティターボに変形するのだが、変形過程のシーンがないので、この点はあまり知られていない。


アニメでは中盤からの登場となるが、第33話「サバイバル作戦」、第38話「トリプルチェンジャーの反乱」のたったの2話しか登場せず、まともな台詞も「ロボット昆虫殺虫剤だってぇ?」のみ。厳密には第39話にも彼が会話するシーンはあるのだが、前述の初登場時の台詞が印象的すぎる為に話題に上がらない。しかも声優が初登場時とは異なり、これまた劇中では初めての披露となるビークルモードで喋っていたので、印象が薄い。玩具を売りたいはずの販促番組でこうなってしまうのも実に珍しい。


このように日本では出番やセリフに恵まれない空気なキャラクターという認知が強いものの、そもそも原語版における彼の役職は戦士ではなく理論研究員であり、デストロンとの戦いへの関心が薄く、地球を広大な研究所と考えている彼の性格は前戦で戦う戦士に相応しいは言い難い。また、スキッズの名が「失敗」や「横滑り」を意味するようにビークルモードでの走行中に研究に関する考えごとをしていて事故を起こす一面もあると言われている。


玩具

ちなみにスキッズの玩具の流用元となった『ダイアクロン』にはトランクに収納可能なモトコンポが付属し、ロボットの頭部、ボンネット、バンパーの形状を変更したホンダ・シティRに変形するバリエーションも発売されていたのだが、『トランスフォーマー』としてのラインナップには加えられなかった。だが、2002年10月に通販サイトのe-hobbyにてトラックスの仕様変更品のロードレイジとのセット販売という形で再生産され、サイバトロン大使クロスカットという新たなキャラクター性が与えられている。


ギャラクシーフォース

CV:ブライアン・ドブソン/吹:加藤奈々絵

惑星スピーディアに住む少年のようなあどけなさがあるトランスフォーマーで、SF風のオープンカーに変形する。フォースチップをリアウイングのスロットに挿入することでスマリッシュショットが展開し、「スマリッシュバーナー」を放つ。玩具に付属しているビークルモードの3連マフラーを武器としたマフラートンファーは劇中では一度も使われなかった。


年長者のオートランダーと行動を共にしていたが、スピーディアの鼻つまみコンビのランドバレットガスケットに襲われていたところをエクシリオンらに助けられたことで彼に憧れを抱くようになった。


ちなみにスキッズの名で呼ばれているのは日本国内のみであり、海外放送版『Transformers Cybertron』での呼び名はクロッカー(Clocker:レースのタイムを計る計測係の意)となっている。


More than meets the eye

MTMTEスキッズ

IDWパブリッシングのコミックシリーズ『More than meets the eye』にて登場。ここでも空気…と思いきや、ちゃんと出番がある。


第2話で謎のメッセージが残された宇宙船に乗って登場。記憶を失っているが、これにはある任務の遂行における副産物であった。墜落後、同じく遭難したロストライト号の仲間の捜索に当たっていたクロームドームらと合流し、そのままクルーとなる。本作では多少マイペースな一面が見受けられ、ラングの事をしきりに「眉毛」と呼んでいる…が、スパークイーターの襲撃の際、この持ち前のマイペースさでラングの危機を救っていたりする。


玩具

ハズブロの玩具シリーズ『トランスフォーマージェネレーションズ』にて2013年に製品化されたスキッズはIDW版のデザインを忠実に再現しているが、参考として選ばれたイラストが掘りの深い顔をしていたせいか、頬のこけた老け顔となってしまっている。身体の各部には武器が内蔵されており、手首の2連装砲や腕部のミサイルポッドが手動で展開し、背部のルーフを下げると2連装のキャノン砲がスプリング仕掛けで両肩にセットされる。更に手持ち武器は短銃とライフルに分割可能。同シリーズではカラーリングと頭部の形状を変更したクロスカットも発売されたが、日本では未発売に終わった。


2014年に公開された実写映画第4作目『ロストエイジ』(原題:Transformers: Age of Extinction)公開時にはこのスキッズのリカラー品として、シェーンが乗るシボレースパークの配色を再現したロールバーが発売。日本でもトイザらス限定販売という形で同年に発売されている。また、2015年にアメリカ・イリノイ州セントチャールズで開催されたボットコン2015では、スキッズのリカラー品のバーンアウトが来場者に無料配布された。


トランスフォーマーレジェンズ

先述の『ジェネレーションズ』版の玩具を更にIDW版の配色に近づけ、ボディに走るピンク色のラインをタンポ印刷で忠実に再現し、「LG20」の番号を与えられてタカラトミーより発売。役職が次元捜査官となっている。


プロフィールではこのように書かれている。

かつては多くのサイバトロン戦士のひとりとして目立つ活躍もなく、研究室に引きこもって研究を続けるスキッズだが、今の彼は違う。実験で得た次元間移動能力を使い、他次元にいる自分を仲間として次元の乱れを正し活躍する次元捜査官だ。追加武装により火力もUPさせ、フルバーストモードではオメガ・スプリームに匹敵する攻撃力を有する。

空気だったことの理由付けは言わずもがな、さりげなく「オメガスプリームに匹敵する攻撃力」などと大げさに書いたり、コミックでは本当に仲間を呼んだり、その設定から『トランスフォーマーカーロボット』のキャラと絡んだり……どうした公式。


コミックでは玩具と同様の姿だが、実験を受けた過去を語る1コマにてG1版のスキッズが映っているのでその本人らしい。「おまけ」と題された最後のコマでは、ネットカフェで自分のことを調べており、

「どれ、俺のアニメでの活躍は…」

「セリフ2つ!?でも嬉しい…」

更に小さくもう一言

「MPスキッズまだかな」

などと口走っていた。なお、2019年現在でもマスターピース版スキッズは発売されていない。


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