概要
ハローキティは直訳すると「こんにちは、キティ!」と言う意味になる。
「ハローキティ」そのものはキャラクターブランド名及び作品タイトル名であり、その中心的キャラクターである紅いリボンの子猫(キティちゃん)の本名はキティ・ホワイトである。
キャラクターコンテンツを数多く抱えるサンリオの大看板であり、日本だけでなく国際的に大変な知名度がある。ソフトパワーの視点でみると、海外における「日本という国そのもののイメージ」に影響を与えているくらいのレベルである。
その一方で、他企業のPRのためのキャラの貸し出しや他社のコンテンツとのコラボに積極的で、『ハローキティ』本来の雰囲気に合わないような内容であっても平気でコラボしてしまうフットワークの軽さでも知られている。インターネット上では「仕事を選ばない」ことで有名。
サンリオの他のキャラクターはそれなりにキャラクターイメージを崩さない戦略を意識しているため、この傾向は『ハローキティ』というコンテンツ特有のものでもある。
とはいえ、もちろん、イメージを著しく毀損しかねないものへのキャラクターの貸し出しについては他社同様に強い制限を敷いている(性的なものや、お酒、人を傷つけるなどのイメージのものなど、主な購買層である若者への影響を及ぼしかねないものについてはNGだが、ワインなどのソフトリカーやジッポなどのたばこ製品に関しては例外的に許可が下りている)。
2017年には国内だけでなくハリウッドからのオファーを受け、まさかのハリウッドデビューをする事に。
歴史
1974年に最初のグッズ、ビニールのがま口が販売された。
初期の頃はキティは名前が無かったが、後に鏡の国のアリスの猫の名前にちなんでこの名称が付けられた。
1977年ごろに一次ブームが起きるも、70年代末期から80年代初頭にかけて人気が低迷。この時期は3代目デザイナー山口裕子曰く「誰その白い猫?」と呼ばわれるほどの顧客からの冷遇ぶりであったが、顧客リサーチと意見の反映を徹底した山口の尽力が功を奏し、関連キャラクター「タイニーチャム」の大ヒットによってキティ人気も息を吹き返して急速にキャラ人気が向上。90年代初頭の第3次キティブームを経て、サンリオ代表キャラクターの筆頭格に上り詰め人気を不動のものとした。
年表
西暦 | 概要 |
---|---|
1974 | 初代グッズ・がま口発売 |
1977 | キティアイテムが増加する |
1979 | サンリオ20周年。笑顔のキティが描かれる |
1980 | キティのふたの時計が発売 |
1984 | キティ生誕10周年 |
1987 | モノトーンシリーズ発売 |
1992 | フラワーシリーズ発売 |
1994 | キティ生誕20周年 |
1995 | ブルーカラーナースシリーズ発売 |
1997 | ピンクキルトシリーズ発売 |
1999 | ダニエル初登場 |
2000 | ミレニアム。妖精シリーズなどが発売 |
2004 | キティ生誕30周年 |
2010 | 「笑っていいとも!」テレフォンショッキングコーナーに出演。ホモサピエンス以外で同コーナー出演はガチャピンとムック以来2例目 |
2011 | イチゴマンのデザインができる |
2012 | 秘密結社鷹の爪とコラボレーション、「世界ナカヨク」作戦を推進。総統選挙にも出馬したが、吉田君に破れ落選 |
2014 | キティ生誕40周年。同じく40周年を迎える「超合金シリーズ」とコラボレーションし、超合金ハローキティが6月に発売されることになった |
2015 | 消滅都市とのコラボイベント『ハローキティと消えたリボンの謎』を開催 |
2016 | バンダイの超合金シリーズでマジンガーZとコラボ。 マジンガーZカラーのキティちゃんと、キティちゃんカラーのマジンガーZが登場 |
2017 | ハリウッドから遂に声がかかり、ワンダーウーマンとコラボする事に。 |
2018 | JR西日本のオファーで、新幹線となる事が発表→ハローキティ新幹線、バーチャルYoutuberデビュー。仮面ライダー555とコラボ |
2019 | 生誕40周年を迎える機動戦士ガンダムとコラボ。その名も「ガンダムVSハローキティ」。仮面ライダー電王とコラボ。クレヨンしんちゃんとコラボ |
設定
生年月日 | 1974年11月1日 |
---|---|
出身 | ロンドン郊外 |
身長 | りんご5こ分 |
体重 | りんご3こ分 |
血液型 | A型 |
好きな食べ物 | ママの作ったアップルパイ |
リボン | 基本赤で右 |
デザイナー
o 清水侑子(初代。1974年~1976年)
o 米窪節子(2代目。1976年~1980年)
o 山口裕子(3代目。1980年~)
キャラクター
友人
ジョーイ | ネズミの男の子 |
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フィーフィー | ヒツジの女の子 |
ジョディ | イヌの男の子 |
ティム&タミー | サルの兄妹 |
トレージー | タヌキの男の子 |
ティッピー | クマの男の子 |
トーマス | クマの男の子 |
キャシー | ウサギの女の子 |
ローリー | リス |
モーリー | モグラ |
タイニーチャム | テディベアの男の子 |
ペット
チャーミーキティ | メスのペルシア猫 |
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ハニーキュート | チャーミーの妹 |
シュガー | オスのハムスター |
逸話
2010年8月17日『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演。非人類ではガチャピンとムック以来の2例目。そこで、デザイナーの山口が「日本人で一番多い血液型がA型なので、そうしました」「キティちゃんが生まれたときに、ロンドンが旅行先で人気だったので、ロンドン出身なんです」など、とんでもない話を始めて、キティと当時の猫の付き人である林原めぐみを大きく慌てさせた。最初は設定に突っ込みを入れていたタモリも、「私がそういうことをいうのはまだしも、あなたが言うのはいけません」とフォローしていた。
ただし、キャラクターを末永く愛される存在にする上では世間の流行や風潮を反映させることは欠かせないことであり、山口氏も3代目担当着任以来、世間の流行や風潮は敏感にキャッチしてキャラクターに盛り込むことでキティ人気を維持し続けてきた。
実際、キティちゃん人気の火付け役となったサブキャラクターの「タイニーチャム」も、1983年の第一次テディベアブームに乗って描いた「テディベアを抱いたキティ」野江から独立して展開したキャラであるし、キティに彼氏の存在が設定がされたのも「安室奈美恵が堂々と彼氏がいることを宣言し、それに倣って続々と芸能人が彼氏の存在を公言するようになったため、口だけでごまかすわけにはいかないと思った」という考え方からである。
確かに裏話的なことを堂々と作者がするのもあれではあるが、人気に恵まれることなく廃れてしまった多くのキャラを見てきたデザイナーだからこその発言ともいえよう。
生誕40周年である2014年では同じく40周年を迎える「超合金シリーズ」とコラボレーションし、超合金ロボットに乗り込んだハローキティをコンセプトにした立体物「超合金ハローキティ」が6月に発売されることになった。「仕事を選ばないキティちゃん」の伝統の中でも最大級のインパクトとして多方面で話題となった。同年4月1日にはバンダイつながりで『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』に緊急参戦するというとんでもないネタが行われた。
2015年、消滅都市とのコラボイベントを開催。街中から消えてしまったキティのリボンに関する謎を解き明かしていく内容との事。イベントは5月22日~6月3日まで開催され、開催期間中に消滅都市へログインする事でコラボタマシイも入手できる。
(コラボタマシイは、キャンペーン終了後に配布予定)
2016年、バンダイの超合金シリーズでマジンガーZとコラボ。
関連タグ
サンリオ 笑っていいとも! 第3次スーパーロボット大戦Z 消滅都市
キティちゃん キティラー 猫村いろは 吉野俊介 ティガレックス希少種
キャラマリオ・・・キティちゃんのキャラマリオが存在する
仮面ライダー:仮面ライダー2号とコラボ済みだが、なんと仮面ライダー555とまでコラボする珍事になった。これも全て乾巧って奴の仕業なんだ。その他にはウルトラマンともコラボしている。
ペンギンの問題:プレートを集めて自分だけの図鑑を作る面白大図鑑プレートに参戦。こちらはキティちゃんが木下ベッカムになるのではなく、木下ベッカムがキティちゃんになるといういつもとは逆パターンの展開となった。
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