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飛電インテリジェンスの編集履歴

2020-04-01 15:02:26 バージョン

飛電インテリジェンス

ひでんいんてりじぇんす

飛電インテリジェンスとは、『仮面ライダーゼロワン』に登場する企業である。

概要

仮面ライダーゼロワン』に登場する企業。

人工知能搭載人型ロボット「ヒューマギア」を開発・派遣するサービスを展開している大企業。

劇中世界に普及している飛電ライズフォンの製造企業でもある。


創業者である飛電是之助の死後、その孫である飛電或人が2代目社長に任命された。

緊急取締役会に集まった面々を見る限り、人間が運営の主体となり、ヒューマギアを秘書などのアシスタントとして運用している模様。


は発行しているようだが、上場しているかは不明。


第1話で映った名刺によれば、住所は「東京都東品川エリア来図3-22-1」、

郵便番号は「110-1601」。


社長室には通信衛星ゼアの指令を受けて、ゼロワン用の装備の製造が出来る「多次元プリンター」を備えた秘密ラボがあり、社長室を通らなくても行ける秘密の通路もある。飛電ゼロワンドライバーや各種プログライズキーもここで製造された他、ヒューマギアの修理も可能。


従業員


企業としての主な実績

作中世界においては、社会の根幹を支えるヒューマギアとAIを一手に製造・流通させており、既に社会インフラの一部を形成していることから、現実でいうところの「GAFA」に匹敵する大企業といえる。

また、12年前には飛電インテリジェンスを含む十二の企業と提携して、「ヒューマギア運用実験都市計画」によって一つの巨大な街を作っていたことから、12年以上前には既に行政に深い影響を与えるほどの実力と実績を持っていた巨大企業となっている事が分かる。


企業としての元々の理念は、「AIを医療分野に応用して人を助ける。」と言うものであったらしく、ヒューマギアが最初に適用され、また最多の運用をされているのは病院である。

その後、ヒューマギアが社会に応用されていくにつれ、「AIによって情熱を持った全ての人々を助ける。」と言う企業理念へと昇華されていったらしい。


一方で、下記の通りに、デイブレイクと呼ばれる巨大な事件を『単なる爆発事故』として処理し、その事を隠蔽する等、決してクリーンなだけの企業ではなく、大企業特有の権力の暴走も見受けられる(とは言え、デイブレイクは政府を巻き込んだ巨大プロジェクトである以上、事件隠蔽は政府側の意向・要請もあると思われる)。


物語上の役割

平成ライダーでも、巨大企業が仮面ライダーの戦いに関与すると言う設定は珍しくなかった。「怪人を裏から支援する」「ライダーと怪人の戦いを裏でコントロールする」等して悪役を担う場合もあれば、「自社が起こした不始末の解決をライダーに任せる形でサポートする」と一癖ある味方になる場合もあったが、どちらにせよ主人公と利害が一致する事はあまり多くなかった。

だが、飛電インテリジェンスの場合、物語の開始において主人公が社長に就任する事で、ライダー史上初の仮面ライダーに守られる企業と言うポジションに落ち着くことになった。


しかし、平成ライダーに登場した様々な企業と全く違うわけでもなく、飛電インテリジェンスも「ヒューマギアを開発して社会に送り出す」と言う、見方を変えれば「怪人(の素)を生み出して人類社会に送り出す」一種の怪人製造を担当する形になっている(実際に怪人化させるのは、敵対する犯罪テロ組織の滅亡迅雷.netではあるが)。

また、第2話の時点では、本編から十数年前に起こったデイブレイクと言う街1つが消える爆発事故が起こり、その際にヒューマギアが関与した可能性を、もみ消したかのような示唆がされている。


現状、飛電インテリジェンスは「ヒューマギアは人類の夢」と言う理想を持つ主人公からすれば、まさしく「人類の夢を実現した理想の企業」とも言えるが、「ヒューマギアは人類の敵」とする不破諫A.I.M.S.のメンバーからすれば、「かつて事件の真相を隠し、人類の脅威をまき散らす怪しげな企業」とも言え、非常にグレーな組織となっている。


組織としても一枚岩ではなく、或人が社長になった経緯により、副社長の福添は何かにつけて或人を社長の座から引きずり降ろそうとしている。また第1話で或人の社長就任に反対した、福添以外の上役達も多数居たので、今後福添以外の社員が社長の座を奪おうとする事もありえなくはない。

主人公の基地ポジションではあるが、味方と思ってた社員がいつ敵になるか分からない要素があって、暫しの休息として完全に休める場所ではない。


そんな中でも、或人はヒューマギアのイメージアップの為に奮戦していくが、それも空しく度重なる影響で世間からの信用を失いつつあり、遂には第11話で警察の強制捜査を受ける事となり、ZAIAエンタープライズジャパンから買収を持ち掛けられる危機的な状況に陥り、第29話にて遂にZAIAに買収・子会社化された。


余談

「怪人を生み出す組織(飛電インテリジェンス)によって生み出された怪人(仮面ライダー)が怪人(マギア)を倒す」構図は、言う間でもなく初代仮面ライダーとショッカーとの関係性のオマージュであり、仮面ライダーが怪人側の組織のトップに立つと言うのは、初代仮面ライダーのIFの世界とも言えるかもしれない。


住所の「来図」の読みは「くるず」だが、読み方を変えると「らいず」になる。


関連タグ

仮面ライダーゼロワン ヒューマギア


クジゴジ堂平成ライダー) → 飛電インテリジェンス → ???


浅見グループ:『未来戦隊タイムレンジャー』に登場した大企業で、同じく主人公の祖父が築き上げて社会的に大きく貢献している点が共通している。但し、孫は社長の座に就く事を拒んだ。

SAI社:『プラスティック・メモリーズ』に登場した大企業で、同じく「ギフティア」と呼ばれる人工知能搭載アンドロイドを開発している点が共通している。但し、主人公は耐用年数が近いギフティアの回収に携わる新入社員。


歴代ライダーで登場した企業

スマートブレイン 鴻上ファウンデーション

ユグドラシル・コーポレーション 幻夢コーポレーション

難波重工 野座間製薬

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