ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

義眼の編集履歴

2020-05-27 20:22:29 バージョン

義眼

ぎがん

失った眼球の代用品となる人工の眼球。

解説

義眼とは、人工的に製作された眼球のことである。大まかに視覚的補綴物と単なる補綴物、そして装飾品に別けられる。


まず補綴物(人体の欠損を補うもの)は、何らかの理由で眼球が萎縮または欠損した際に、眼窩を保つ為に医療上の目的により用いられる人工の眼球である。

フィクションでは眼窩に合わせた完全な球体かつ全ての部分を一体化させた物を嵌め込む表現が多いため、そちらのイメージが強いが、実際は半球状になっており、眼窩に被せる形で使う。他には濁ったり、変色した眼球の上に被せて、異常を隠すタイプのものもある。またより高度な物では水晶体など外部に見える部分のみがコンタクトレンズの様に付け外しが可能で、眼窩にはそれを付ける為の義眼台が埋め込まれる場合も有りこの仕組みならば目線を動かすなどの行為がある程度可能となり、更にモーターなどの駆動機器を埋め込み、眼球の動きをより自然に再現出来る義眼も存在する。

補綴物としての義眼は紀元前から考案され、現代に至って、より本物の眼球に見えるよう研究が進んでいる。「なーんだ、ただのガラス玉か」とか言ってはいけない。


次に装飾品は、仏像や動物の剥製、ぬいぐるみやビスク・ドールなどに用いられる。

近年では特撮映画などで恐竜や怪獣の着ぐるみ、特に頭部の模型に使用されている。コンピューターの発達により、ほとんどCGになっていると思われがちだが、模型を使った撮影もまだまだ健在である。

また特殊メイクにも義眼が使われる場合がある。この場合、カラーコンタクトのようなものになる。


最後が視覚的補綴物。つまり義肢のように失った機能を補うもの。SFサイバーパンク)においては暗視、輻射熱視認など本来の眼以上の働きを持つ義眼も登場する。

現在、この人工的な視覚の補綴には2つの手法が検討されている。

まず、網膜、視神経などの失われた部分を再生医療によって補綴するという試みである。これはSFに出てくるような眼を全て作ってしまうものではなく、現在の科学技術で可能な範囲で模索されている手法である。

特に進められているのが人工網膜である。しかし人間の光受容体は、今の科学で作られるフォトダイオードとは比べ物にならないほど効率的かつ高性能であり、再生医療が一歩進んでいるが、人工物でも網膜の代わりになるものが作れないか研究が進んでいる。

次にカメラを小型化して視神経に接続し埋め込むという手法である。SFなどで登場する義眼は、もっぱらこちらを指す場合が多いが、これも上記と同じ理由で実現していない。


しかしこれらの研究は、後天的に視覚を失った人を補綴する技術であり、生まれた時から目が見えない人に視力を持たせる技術とは、また格段の開きがある。これは先天的に全盲の場合、視神経や光を受容する脳の機能にも障害があるなど、目が見えない理由が更に多々に渡るためである。


義眼の実在人物


主な義眼のキャラクター

右目


義眼からホログラムを投影できる他に幹部ビームなる光線を発射でき、怪人協会との戦いで(すでに致命傷を負っていた)雑魚怪人を倒した。



「浄眼」:桃花源仙人から与えられた義眼。青紫水晶を磨いてできた翠竜晶製で、妖怪の幻術を見破り人間に暗示をかける事ができる。



左目

菅生修とのレースで左腕と共に失うも、ミッシングリンクの技術力で視力を補う。


「アナリティカルエンジン」:脳の未使用領域を利用することで高い演算能力を発揮する。


「最強の目」賢者の石を体内に取り込んだ際に腐り落ちた左目の代わりに生じた。高度な動体視力を持ち、瞳はホムンクルスの証であるウロボロスの紋章になっている。


左目に魔力を蓄える鏡魔導具を仕込んでいる。


過去に事故に遭ったのか、左目を失っただけでなく、右目も瞼がなく、乾き防止のため常に目薬を点眼している。


左目の二一式黒膂石義眼に搭載されている演算装置での思考の加速により未来予知に近い敵の動きの予測が可能。

義手と義足に搭載されたカートリッジによる推進力をいかした攻撃と合わせた格闘戦、銃撃戦と合わせることによってその真価を発揮する。更に原作6巻では義眼の限界を超えた「1秒間を2000秒に体感させることができる」能力に一時的とはいえ覚醒している。


ネタバレ注意。


 最凶死刑囚の一人である柳龍光との戦いで義眼になる。後に鎬昂昇から眼底砕きなる技をくらうも義眼であったことが幸いして致命傷にはつながらなかった。


「神の目」:ある事情によって左目を自ら潰し失った風林寺悟空に対し何者かが移植した物。光線や電磁波のみならず重力波なども察知し原子や分子レベルで解析スキャニング可能な視覚、如何なるネットワーク機器にもアクセスし機能掌握可能なコンピューター端末機能を持ち、操作は思考のみで行える。作中では義眼と疑われた事は無い為擬装率も高い物と思われる。


「千年眼」:相手の心を読む千年アイテム。


状況に応じて様々な義眼を使い分け、作中では爆弾入りのものを使用。


本来の瞳と違い青色(アニメでは緑色)のオッドアイ。人間の「死の色」が見える。


両目

「ハートの女王(クイーン・オブ・ハート)」:オリジナルARMSの一つ。熱源探知や透視といった超視覚を持つ。直接的な攻撃力は無いがあらゆる攻撃を跳ね返すバリア「アイギスの鏡」、さらには全てのARMSを強制的に機能停止させる“審判者”としての力を持つ。


 ジークフリード・キルヒアイスに初めて会った時(本編初登場)から彼は自分の欠陥(義眼)やそれに由来する銀河連邦への敵意を隠そうとせず、彼から危険視された。


「神々の義眼」:極めて優れた視力、幻影を見破る、視界の共有・支配といった視力に関する様々な特殊能力を備える。


元々は先天的疾患で盲目でありそれを補う為TV版では外装式視覚拡張デバイスである「バイザー」を目の前に装着していたが、映画作品「インスレクション」以降は同じ機能を持つ機械式義眼に変更している。機能はバイザー時代と共通で可視光に始まりそれ以外の電磁波スペクトルやシリーズ固有の物理反応などを視覚化し見る事が可能。



メカ

  • ギーガン(魔神英雄伝ワタル)

名称は義眼から。触角に相当するガンホーンで操縦者に外界の映像を送っている。後継機のエイリガンも同じかは不明。


関連タグ

義肢 隻眼

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました