CV:朴璐美
概要
『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場するプリキュアシリーズにおける12番目の妖精。人間としての姿では、甘井シローと名乗っている。人間の他にも巨大な鳥に変身することも可能。場所さえ特定できればほぼどんな世界でも行くことができ、どんな相手からも手紙を受け取ることができるメルポと運び屋を務めている。語尾に「~ロプ」とつける話し方をする。ホットケーキが好物。
記憶を失っているため自分の素性が分からないという思いを抱えており唯一の手がかりと考えられるキュアローズガーデンを探し続け、そこへの道標となるローズパクトがプリキュアの手に渡ったことで行動を共にする様になる。
経歴
記憶を失った当初はパルミエ王国の入り口に行き倒れており助けてくれたココ達はキュアローズガーデンの手がかりを探す手助けを持ちかけてくれた。しかし自分の能力は国の他の者が持ち合わせていなかったものであることでの疎外感とココが場所を一向に探し出せずにいたことで失望を覚え王国から出ていってしまった。
以後も手がかりを探し求め運び屋を行いつつ幾つもの異世界を放浪していたが(この過程でエターナルの元で活動していた時期があったらしい)夢原のぞみへ届けたものがローズパクトであった事とキュアローズガーデンの管理者であるフローラがのぞみ達にキュアローズガーデンに赴いてほしいという内容であったのを知り、キュアローズガーデンへ向かうためそこへ導ける行方不明の四人の王を探すのとローズパクトを手にしようとするエターナルから守る戦いを決めたプリキュアの一行に同行することを決める。人間の世界においては仕事でかれんのを訪ねてサンクルミエール学園で赴いたのがきっかけで同学園の売店の非常勤スタッフとして務めている。
しかしココとの以前の溝を未だ抱えている事から彼に冷たくあたったりナッツハウスで暮らさずのぞみ達の街の時計塔を寝床をするなど一行とは距離を置いていた。それでも共に過ごす中で次第に情を深めていき彼女達が戦いで危険に晒されるのに不安を覚えていくようになる。アナコンディからローズパクトと引き換えにキュアローズガーデンや自分の事での情報提供とプリキュア達の安全を持ちかけられ応じてしまいそうになるもプリキュアとココがエターナルの本部まで自分を迎えに来てくれたことやココが自身の葛藤を受け止め敵の攻撃から丸腰で庇いすらしてくれたことから和解。ココとの溝も解消されナッツハウスで一緒に暮らすようになった。
出生と結末(ネタバレ注意)
その正体はキュアローズガーデンで生まれた者であり、フローラに育てられていた。かつてここにはエターナルの首領の館長もいたがその歪んだ価値観はキュアローズガーデンで肯定されず追放されていた。フローラも彼との確執には心を痛めており命の尊さを理解してほしいと願いそれを受け止めてもらえるようにと花の種を同封した手紙をシロップに館長へ届けてほしいと頼み込む。しかし館長に心酔するも報われないあまりフローラに嫉妬を抱いていたアナコンディはキュアローズガーデン由来のものが館長の元に渡るのを許せず向かっていたシロップを襲撃、手紙も奪い取ってしまった。この際のショックでシロップは記憶を失ったのである。
シロップから手がかりを引き出そうとしたムカーディアの干渉などにより記憶を取り戻しココとナッツと四国の王、五つの国の王達を集結させたことでキュアローズガーデンへ通じる扉へと辿り着く。そこへフローラの手紙を手にするも意図を理解せず切り捨てた館長がキュアローズガーデンを手中に収めようと襲来、それを阻止するべくプリキュアと王達と共に駆けつける。館長はフローラの意図を理解しようとすればキュアローズガーデンに拒絶されなかっただろうというプリキュアの説得を聞き入れずキュアローズガーデンを掌握しかけるがキュアローズガーデンの力と王達の力を受け取ったプリキュアの必殺技により倒されキュアローズガーデンに平和は戻った。戦いが終わった後はプリキュア達・ココ達との交流や共にキュアローズガーデンを守る日々を送っている。
中の人
朴璐美はTVシリーズでは本作が初登場だが、前作の映画「Yes!プリキュア5鏡の国のミラクル大冒険!」でオリジナル敵キャラクターのシャドウを演じている。
シャドウの邪悪さをご存知の方なら想像がつくと思うが、当時はこの配役に驚きの声も少なくなかった。
関連タグ
アロマ(プリキュア) ペギタン:後年のシリーズに登場する鳥型妖精。どちらも男の子かつCVが女性。
円亜久里/キュアエース、黒川エレン/キュアビート、南野奏介、ハルモニア国王、リストル:別世界(2者目は初代)では弟と嫁と恩人。⇒キュアアルフォンス
野乃すみれ、ハウリング、ピエーロ、リストル:別世界では部下とライバル。因みにこちらではシロップの中の人が大人でナッツの中の人が子供と立場が逆転している。⇒バサキュア