概要
起源は古代地球文明が作り出した1体の機械生命体を始祖として設立した。
外宇宙にあるバラノイア星を本土としている他、ドローラ星などの他惑星にも侵略の手を伸ばしている。
帝国には人間や動物などの有機生命体は一切存在せず、無機物のみによって構成されている(ただしアチャやマルチーワ等、作戦上の関係で人間に化ける場合はある)。
繁殖方法については文字通り「作る」事であり、夫婦の性能を組み合わせた次世代を作るか、作戦の都合で作られた者にそのまま市民権が与えられる。
皇帝バッカスフンド自らが地球侵攻の総指揮を執っており、月の裏側の巨大な前線基地に常駐している。
その基地から直径1000メートルの巨大戦闘空母・バラクティカに乗せて、マシン獣や戦闘機タコンパスを出撃させる。
終盤において暗黒素粒子の力でオーレンジャーに勝利し、半年間とはいえ地球を征服してしまうという特撮史上空前絶後の快挙を成し遂げている(わずかな時間であれば、超獣戦隊ライブマンの武装頭脳軍ボルトに次ぐ2例目)。
構成員は全員が「マシン獣」と呼ばれる。
ただし地球ではマシン獣と呼ばれるのは後述の士官階級のみ(劇中で直接言及されたのはマルチーワのみ。ボンバー・ザ・グレートはUAOHのアナウンスでのみマシン獣と呼称された)で、
本項は説明の都合上この士官階級のみを「マシン獣」と呼ぶ。
アチャとコチャなどを除く幹部達は、いずれも犬の名前や容姿がモチーフになっている。
また、俳優による顔出しの幹部が存在しないのもシリーズ初(ちなみに普段は人間態で活動しているケリスと、協力者のジニアス黒田は顔出しだが臨時構成員扱いである)。
名称の由来はパラノイアから。
主要構成員
バラノイア初代皇帝。帝国の第一世代機械生命体の創造主。
皇妃(皇太后)ヒステリア(CV:松島みのり)
バラノイア初代皇后→皇太后。バッカスフンドの妻。冷酷だったが。孫の誕生で心境が変化する。
バラノイア初代皇子。バッカスフンドの息子。いたずら好きで、非常にワガママ。
カイザーブルドント(CV:関智一)
バラノイア第三代皇帝。死亡したブルドントがバッカスフンドのエネルギーによって復活した姿。
バラノイア第二代后妃。ヒステリアの姪。戦闘力は絶大。
カイザーブルドントとマルチーワの間に生まれた子供。
執事アチャ(CV:肝付兼太 ※第39話では人間態として顔出し出演している)
皇帝一家に仕える執事。お調子者の日和見主義者。
地位=侍従
アチャの相棒の小型ロボット。マシン獣の巨大化を担当。
第26~28話に登場。王立動植物研究所の所長。
ボンバー・ザ・グレート(CV:檜山修之)
通称「宇宙の爆弾野郎」。一時的にバラノイア第二代皇帝の座に就くが……。
侵略兵器として生まれた士官階級の機械生命体。詳しい顔ぶれは当該記事を参照。
帝国の戦闘員。戦闘能力は歴代シリーズの戦闘員の中でも群を抜いて高い。
オーレンジャーを監視する鳥とカメラの融合マシンで「パッパラパ」と鳴く。
レーザー光線が武器で、相手を別の場所に転送出来る。
量産されており、計2体が登場。
初登場は劇場版。
協力者
第17、18話に登場。息子を交通事故で亡くしたことから、地球人でありながら同類を憎み、バラノイアに協力するマッドサイエンティスト。
関連タグ
悪しき魂、デーボス軍、デスガリアン - 戦隊シリーズにおいて顔出しのレギュラー幹部が不在な構成の敵組織。
機械帝国ブラックマグマ、蛮機族ガイアーク、マトリンティス- 同じく機械生命体の敵組織。
ドルイドン族 - 「地球出身だったが宇宙へ逃れていた種族が、帰還し侵略を行う」という共通点がある。
骨川スネ夫 - アチャ役の肝付兼太氏とブルドント役の関智一氏がともにCVを担当している。
妖怪/妖怪軍団 → マシン帝国バラノイア → 宇宙暴走族ボーゾック