概要
全宇宙侵略を企む大軍団。既に宇宙の大半を支配領域としており、彼方此方の場所で宇宙警察機構を始めとする組織や星間国家と戦争中である。
かつて地球にもその魔手を伸ばしたが、レジェンド戦隊達の活躍で一時は撤退を余儀なくされた。
それから月日が経ち、皇帝の息子ワルズ・ギルが率いる侵略艦隊が再び地球に牙を向ける!
名前に関しては、単語・慣用句が元になっている。
チャリオットを彷彿させる旗艦ギガントホースを月に待機させ、そこから行動隊長や戦闘員を地球に派遣する。
組織の強さとしては、幹部や親衛隊クラスはゴーカイジャーを圧倒する程強いが、一般の行動隊長の実力はそれ程高くなく、ゴーカイジャーに軽くあしらわれる者も少なくない。戦闘員のゴーミンも素手の一般人でも対抗可能で歴代戦闘員の中でもかなり下の方である。しかし、最大の特徴は歴代の悪の組織の中でもダントツの兵力を持っており、一個艦隊程度壊滅させられてもポンと次が出せる程である。レジェンド大戦では数億もの艦隊で地球を攻め、終盤ではその数倍もの艦隊を差し向けてきた。質より量な国家である。これまでにチート級のラスボスと戦ってきたレジェンド戦隊に大艦隊で大打撃を与え、行動隊長も精鋭揃いなのにも関わらず、「これだけに強いのになぜ地球を侵略できないのか?」と害統領ババッチードに突っ込まれている。
構成員
皇帝アクドス・ギル
ザンギャックの皇帝にしてワルズ・ギルの父。
第11話の親衛隊長派遣とワルズの台詞から、息子に甘い事が伺える。
尚、第34話に出てくるザギン札に、彼らしき肖像が確認でき、第37話のダマラスの回想にて初登場。そして第41話で、遂にギガントホースにやって来た。
黒いダイオウイカの様な容姿をしている。
第二次地球侵略艦隊
ザンギャック第二次地球侵攻艦隊の司令官であり総大将である皇帝の息子。
ジョーからも「皇帝のバカ息子」呼ばわりされている。
親の七光を良く使うかなりの小物。そのカリスマ性の無さは歴代最下位と噂される。
台詞にアニメのパロディが多いのも特徴。
ただ17話や19話のように、一応まともな作戦を立てたこともある。
ワルズ・ギルの補佐を務めており、その名を知れた最強格の戦士。真面目かつ理知的な人物。親の七光を良く使うワルズ・ギルに手を焼いており、器の小ささを少しばかり軽蔑している。
ワルズに簡単に言い負かされるなど不器用な面もあり、あまり補佐役としての器では無いように見える。
ゴーカイジャーを一時極地にまで追いやった実力の持ち主だがバスコの裏切りにより死亡(42,43話より)
妖艶なマッドサイエンティストで、行動隊長達の改造・巨大化を担当。
また、行動隊長に改造手術を施し、その先天的な素質を強化する事もある。
基本は艦内勤務だが第14話のように私情絡みで地球に向かった事も。
表面上は一応上司であるワルズ・ギルの命令に忠実だが、裏では見下しているかのような言動も目立つ(見下されて当然ではあるが)。
行動隊長を注意した陣内恭介に惚れ込むなど乙女な一面もある。
自らが開発した戦闘ロボットに搭乗して挑んだものの返り討ちにあってしまう(49話)
剣の達人だが、何考えているか読めないサイボーグ。
レギュラー幹部勢では唯一ワルズ・ギルに対し、忠実であり、唯一信頼されている。
その正体はジョーの先輩で師匠、シド・バミックが改造された姿。
38話『夢を掴む力』よりジョーと壮絶なバトルを繰り広げシドの魂は天国へと向かった。
皇帝親衛隊
第11~12話に登場した大幹部。アクドス・ギル直属の精鋭部隊である皇帝親衛隊の指揮官で、ダマラスとは同格以上の存在。
超重量級のカスタムソードを武器として振るい、これまで苦戦らしい苦戦をしなかったゴーカイジャーを圧倒するほどの戦闘能力を誇る。
第41話から登場した二大親衛隊員の片割れ。妙にハイテンション馴れ馴れしく、「チョイチョイチョイ!」や「~ショ」が口癖だが、実際は残忍な性格の持ち主。
初登場時には、拘束されて身動きできないダマラスを罵倒しながら痛めつけた。
戦闘では、ジャイアントハンマーという大槌を振るうパワー戦法を好み、他にも両手の鋭い爪や両肩からのビームを使う。
第41話で登場した二大親衛隊員の片割れ。数百の惑星を滅ぼし、「惑星の破壊神」とも呼ばれる。ファミーユ星も例外ではなく、アイムの両親の仇でもある。
皇帝への忠誠心は強いが傲慢な性格で、ワルズを守れなかったダマラスを弁護しようとしたインサーンを「技官風情」と一蹴した。
また、夜は酒を飲む時間と決めており、劇中でも日が暮れると戦闘中でありながら撤退した。
胸の眼魔アイで様々な技を繰り出す。
その他
第30話で登場したザンギャックの大幹部。シドをバリゾーグに改造した張本人でもある。
魔空監獄獄長アシュラーダ
声:佐野史郎
劇場版『VS宇宙刑事ギャバン』に登場する幹部。
『宇宙刑事ギャバン』に滅ぼされた「宇宙犯罪組織マクー」の首領ドン・ホラーの血族。
声:土師孝也
『特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』に登場するザンギャックの新たな司令官。
アクドス・ギルの甥で酒好きな豪快な性格。ザンギャック復興の為に幻のレンジャーキーを狙う。
先祖 ゴクドス・ギル
『動物戦隊ジュウオウジャー』第29話に登場。
ザンギャック歴代皇帝の怨念の集合体。バングレイが鎧の記憶から再現した。
行動隊長
お馴染み「ゲスト怪人枠」にある宇宙人達。その殆どはインサーンによる改造手術が施されている。基本的に冷酷非情な性格だが、一部ギャグ担当のような者もいる。
中には過去のスーパー戦隊と闘った怪人の関係者らが登場する。
一例として宇宙忍者軍の子供たち
ゴーカイジャーに倒された際にはインサーンが旗艦ギガントホースから放つ光線を浴びて巨大化する。
戦闘員
親衛隊ドゴーミン
アクドス・ギルに仕える親衛隊で、階級は親衛隊。容姿は赤色のスゴーミンといったところだが、武器を持ってる上、スゴーミンはおろか、行動隊長をも上回る戦闘力を持つ。
防御力に関しても、番外戦士に変身したゴーカイジャーの必殺技を受けても爆散しないほどである
下士官スゴーミン
ゴーミンより上級の戦闘員。変形も巨大化も出来る。また、言葉も話せる。
何故か3人1組で行動することが多い。
兵隊ゴーミン
宇宙帝国ザンギャックの戦闘員。言葉は話さず、「ゴー!」と叫ぶ。
司令室にいるゴーミンは、よくワルズに八つ当たりされる。素手の一般市民にも倒されるほど弱い。
上下関係
おそらく上下関係については
アクドス・ギル
ワルズ・ギル
ダマラス、ザイエン、皇帝親衛隊
ドゴーミン、インサーン、バリゾーグ
行動隊長
スゴーミン
ゴーミン
といった具合だろう。
その他情報
- 1ザギンは日本円で360円らしい。
とんでもない円安関係である。あと換金が無茶苦茶めんどくさい。ちなみに、2000年代だと、KWD(クウェート・ディナール)が、これぐらいの円相場である。
最終話でアクドス・ギルがゴーカイジャーに討たれ、指導者とその後継者を失った。本国の防衛や他の戦域からもかき集めてきた大艦隊も地球で壊滅したため戦力の大半を失い、対抗勢力の逆襲や内部分裂が起き始め、ザンギャックは崩壊の一途を辿ることとなった。
他勢力との関連
記念作品のため、これまでのスーパー戦隊シリーズの敵勢力との関連なども本編中で描かれている。
他勢力 | 関連作品 | ザンギャックとの関係 |
---|---|---|
黒十字軍 | 秘密戦隊ゴレンジャー(※1) | ザンギャックとは別勢力⇒協力関係(※1) |
宇宙犯罪組織マクー | 宇宙刑事ギャバン | 関係者がザンギャック所属 |
宇宙忍群ジャカンジャ | 忍風戦隊ハリケンジャー | 関係者がザンギャック所属 |
ジャリュウ一族 | 轟轟戦隊ボウケンジャー | ザンギャックとは別勢力(※2) |
宇宙拳法 | ゲキレンジャーVSボウケンジャー関係者がザンギャック所属 | |
蛮機族ガイアーク | 炎神戦隊ゴーオンジャー | ザンギャックとは別勢力・対立関係(※3) |
バスコ・タ・ジョロキア | 海賊戦隊ゴーオンジャー | 一応協力関係にある。 |
※1…組織の初出は『秘密戦隊ゴレンジャー』だが、こちらは『199ヒーロー』にて新編成された組織。余計な邪魔をされないように、黒十字王の方から協力を申し出た。
※2…ネガティブシンジケート一角。『ゴーカイジャー』第21話でリュウオーンがそのまま登場。対立こそしていないが、協力関係でもない。
※3…『ゴーカイジャー』第35話と第36話に登場。どちらが地球を手に入れるかで戦争を始めかけた相手組織(なお、両組織が本気で戦争を始めた場合、地球は確実に死の星になってしまう)。「しまった、ザンギャックの事すっかり忘れていたであります」。なお、『199ヒーロー』では黒十字軍の一員として、『VS宇宙刑事ギャバン』では魔空監獄の囚人としてこの組織の関係者が登場。
上記の他、
- 『ゴーカイジャー』第5話に登場した行動隊長のブラムドは、アリエナイザー。ただし、ブラムドに限らずザンギャックメンバーはアリエナイザーや悪しき魂に分類されると思われる。
- 『ゴーカイジャー』第40話では、過去で外道衆と機械禦鏖帝国マトリンティスが登場しているが、過去での出来事のため、ザンギャックとは無関係。
関連イラスト
関連タグ
ジョー・ギブケン:元構成員。
旗艦ギガントホース:本編における活動拠点
世界政府、海軍(ONEPIECE):海賊の敵ということで比較される、モチーフという人もいるがソースがない。