ダヨーンに吸い込まれた
6つ子の前にダヨーン族の集落が!
※本作の公式サイトから引用
概要
『おそ松さん』(第1期)に登場するエピソードで、第23話Bパートのサブタイトル。初回放送は2016年3月15日(14日深夜)で、6つ子のメインの回である。
なお、同日に放送されたAパート『灯油』については該当記事を参照。
ストーリー (ネタバレ注意)
紆余曲折を経て十四松から切れた灯油の補充当番を指名されたチョロ松は、既に空っぽだったポリタンクの中身を満たす為に夜の街まで買いに行く事になる。しかし、灯油を買う為のガソリンスタンドが見つからず途方に暮れていた中で見つけた居酒屋に我慢出来なかった彼は、懐に持っていた1万円を使って店内へ入っていった。
その後、チョロ松の帰りが遅い事にイライラし探しに行ったおそ松とカラ松の2人も同じ場所で合流し、すっかり本来の使命を忘れたままお酒を楽しみ泥酔してしまう。
その後、酔いから覚めた3人はどういう訳かダヨーンの顔をした種族が住む異界に迷い込む。突然見知らぬ土地に放り出された彼らは驚きを隠せない上、更に偶然出会った大量のダヨーンに追われる羽目になってしまう。何とかおそ松とカラ松のは逃げ切るものの、自分が吐いた吐瀉物で転び置いてかれたチョロ松は彼らに包囲されてしまった。
一方、一向に戻って来ない兄3人に業を煮やした弟3人は道中で完全に泥酔していたダヨーンを見つけるが、突然彼の強力な吸い込みで彼らも体の中に取り込まれてしまう。そして、探索の末にダヨーン族の宴に迷い込んだ3人が見たのは既にダヨーンの顔と化した参列者のおそ松とカラ松が見守る中で行われたチョロ松と娘ダヨーンの結婚式の現場だった。
やっと兄達を見つけたトド松は外へ帰るように促すが、ダヨーンが吸い込んだ家電やAV、麻雀の自動点卓などが揃う生活を送れる上、全員おおらかな性格で誰もニートである事を否定しない優しい世界にすっかり馴染んだ3人はそれを拒否する。当然当の本人は無理矢理連れて行こうとするが、彼の行動がきっかけでうっかり娘ダヨーンを転ばせてしまった事に怒ったチョロ松は本当は外で就職したい事があっても長続きせず、就活アピールで何をやっても全然実らない中で自分は部屋に籠ってチョロシコスキーな毎日を過ごしているとこれまでの自身の本音を明かす。
そして、自暴自棄になった彼は「そんなクズな僕はもうここで暮らしてダヨーンになるしかない」と吐き捨てるが、その言葉を聞いた娘ダヨーンは彼との結婚式を中止し他のダヨーン族と一緒に上3人を追い出す態度に出る。当の本人達は彼らの突然の掌返しに困惑するが、彼女の行動はチョロ松の事が本当に好きという本音を尊重しつつわざと追い出そうとする意図が込められていた。
その意思を理解した3人は涙を流しつつもようやく帰る決意を決め、最終的に6つ子達はダヨーン族に見送られながらとある場所を通じて無事外の世界に帰って行ったのであった。
余談
- ダヨーン族の正体は本編で明かされていないが、作中での兄3人の変化からダヨーンに吸い込まれた元人間である可能性が示唆されている。
- 弟3人がダヨーン族の世界へ迷い込んだ際に、『銀魂』のジャスタウェイやエリザベスと『天才バカボン』のレレレのおじさんが登場している。
- 2017年8月25日に発売された6つ子達それぞれのエピソードをまとめた『松セレクション』ではチョロ松編に今回のエピソードが収録された。
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