図鑑データ
「雨は、いつか止むさ。」
概要、行くよ!
「呉の雪風佐世保の時雨」と謳われた武勲艦にも関わらず平凡なコモン駆逐艦であった時雨がLv60で大規模改造を受けた姿。
性能的には全体に底上げされており、幸運値が突出して高い。
また、季節限定グラフィックや描き下ろしなどでの衣装違いが豊富。
全体的にもかなり早い段階での改二化であった上、白露型ではこれ以降しばらく大規模改造が途絶えたことから、わずかに先行した夕立改二とのコンビで非常に多くのシーンに投入されてきた→夕時雨。
『艦これ』と縁の深い月刊コンプティークの表紙を飾ったり、衣装のデザインも夕立改二と対の関係になっているものがある。
コンプティーク2019年6月号の対談記事の中で「第三改装」に当たるものを準備中との話が上がった。
ただしアニメ2期に関する話題の中で出たためアニメ限定の改装形態の可能性もある
容姿、出撃するね。
妹の夕立改二とは異なり劇的な変化は無く、順当に1~2歳程度大人びた印象となっている。
髪には夕立改二同様の獣耳状の外ハネが付いたが、これは担当イラストレーターの玖条氏によると「(狂犬っぽい夕立に対して)忠犬っぽいイメージがあるから」とのことである。
元々提督にはよく懐いていた上に、追加された時報もそのイメージを強化する内容であったため、一部では妹共々完全にわんこ扱いする向きもある。
また扶桑・山城のものに似た髪飾りをつけるようになった。これに関しては今の所明言されていない。
服装は改造前とほぼ同一だが、スカーフがネクタイのように長いタイプになり、白いラインが入っている。
改造前には右手だけにつけていた手袋は、両手の指ぬき手袋に変更され、右手に12.7cm単装砲を携えるようになった。ちなみに史実では、対空・対潜能力の強化時にこの単装砲を対空機銃に置き換えていたりする。
「ヴァイスシュヴァルツ」の描き下ろしイラスト、およびそれを基にしたグッドスマイルカンパニーのスケールフィギュア(外部リンク)にて、特徴的な背中の連装砲に分割して単装砲×2になるギミックが仕込まれていることが判明した。
トンファーのように逆手に持って使用しているが、背中側から伸びたアームでそれぞれ接続されており、玖条氏は「ヴェスバー的イメージ?」とのこと(参考)。
これも改造前同様、「艦これアーケード」でより詳細な描写がなされている。
中破時の露出は改造前と比べてとても大きくなり、特に下乳が目立つ。
改造前よりも育っているようには見えるが、他の姉妹も相応に成長する傾向にあり、大幅な順位変動を起こすまでには至らなかった。
衣装バリエーション
玖条イチソ氏の艦娘、白露型、ひいては全艦娘でも一、二を争う衣装持ち。
2014年のクリスマス以来、バレンタイン、さらに水着と、年中行事があるたびにほぼ毎回といえるほど期間限定グラフィックが用意される。
まさに艦これのキャンペーンガールといった風である。
クリスマスver
「提督、メリークリスマス。」
クリスマスでは、夕立改二とおそろいっぽいマフラーにサンタ帽子にプレゼントを満載した袋を担いでおり、中破で夕立っぽい生物が袋から飛び出してくる。
バレンタインver
「提督。一応これ、僕からも渡しておくね……邪魔、かな?」
バレンタインでは、白いフリルのエプロンにチョコの入ったボールを抱え、チョコの付いたゴムべらをもった姿で登場。
ボイスも「提督。一応これ、僕からも渡しておくね……邪魔、かな?」というものが用意されており、控え目ながら提督への想いを示してくる彼女らしいバレンタイン姿が見れる。
なおこのときは冬イベントも同時開催中だったために、このとってもラブリーな姿のまま敵地に殴りこむという大変シュールな光景が繰り広げられた。
その後も、バレンタイン時期に冬イベントが行われることが多く、たびたびチョコレートでぶん殴られる深海棲艦の姿が確認されている。
私服(カメラ女子)ver.
「僕に興味があるの?」
コンプティーク誌2015年5月号では、概ね制服とカラーを揃えたキュロットの私服姿を披露している。二眼レフカメラを携えており、カメラ女子属性が増えてしまった。
なおコアな時雨提督には、カメラは「記憶」を意味する時雨のアトリビュートであるという解釈がされたこともあるとか。
さらに、「艦これ」巻頭総力特集の「娘TYPE」にて、赤のめがねを装備した秋の私服「時雨」描き下ろしイラスト(イラスト右)が出た。イラスト担当の玖条イチソさんによると、「お出かけ用伊達眼鏡」をつけているらしい。
水着ver.
「うん、ちょっぴり僕も、恥ずかしい…かな…」
2015年の夏、白露・村雨に遅れて夕立とともに夏服(水着)姿が実装された。詳細は、夏服時雨へ・・・・。
食事中(すき家コラボ)ver.
「僕も少しお腹が空いたなぁ。」
2016年3月には、すき家とのコラボ企画に則り、限定カードの配布とイラストのグラフィックへの反映が実装された。
背中の艤装を外して椅子の代わりにして腰かけ、どこか不思議そうな顔で牛丼を味わう時雨の姿が拝める。
口元にちょこっと付いた食べカスがお茶目でキュート。
中破時のグラフィックは新規の描き起こしで、制服はお腹の辺りを中心に敗れているものの、丼はしっかりとキープしている。
秋の秋刀魚祭りver.
「秋刀魚漁の季節だね。僕も、がんばるよ。」
2016年秋の秋刀魚祭りでは、『秋刀魚mode』が追加実装された艦娘の一人になった。
秋刀魚を焼く彼女の服装は通常時と異なるセーラー服になっており、若干見える胸元が少し色っぽい。
私服(availコラボ)ver.
「提督、呼んだ?」
カジュアルブランド・availとのコラボレーションとして2017年3月4日より運営Twitterアイコンとして使われているイラスト。
帽子にオーバーオールと思われるものを着ている。なおコラボの詳細は3/10発表。
スリガオ海峡突入ver.
「あの海峡は…ううん、なんでもない。行こう。もちろん、僕も、行く。」
2017年秋イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』に合わせて、スリガオ海峡突入modeが実装された。いったん通常modeに戻ったが、『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)』で復活した。
サーカスver.
山城:「不幸(吹こう)だわ・・・はい時雨」
時雨:「うえぇっ!?」
深海大サーカスで演者のタニベ女史が、自ら時雨役として出演した際に纏っていた特別仕様。
基本的なパーツは改二のまま、事前予告のあった満潮のサーカス仕様と同様のスカイブルーのタータンチェックと白黒の市松模様があしらわれている。
私服(佐世保市コラボ)ver.
佐世保市の地域振興に艦これが起用される事となり、「佐世保の時雨」としてその中核を成した。
2018年・2019年に1作ずつ、新作の私服姿が描き下ろされている。
詳細は「佐世保鎮守府巡り」および「佐世保鎮守府開庁130年」の記事を参照。
立体化
立体化は比較的多く、上述のスケールフィギュアのほか、プライズフィギュアがいくつか存在している。
また可動フィギュアでは、「ねんどろいど」「figma」「パルフォム」でリリースされた。
複数のシリーズで可動フィギュアのリリースされる艦娘は非常に稀(その他は島風がいる程度か)。
性能に興味があるの?いいよ、何でも聞いてよ。
対潜・対空・回避に優れている。
これは史実における最終装備(主砲と魚雷の一部を撤去し対空機銃を多数増設・ソナー装備等)をイメージしたもので、結果的に同型艦で極めて攻撃的な性能を持つ夕立改二とは対照的な、生存能力に優れた性能となったとされていたが、競合する改二駆逐艦が増えた現在の視点で見ると性能的に突出していると言える部分は少なく、平均的に性能の底上げが行われた艦という位置に落ち着いている。初期装備についてもすべて開発での入手が可能。
特筆すべき点として、駆逐艦第3位の運50による、夜戦の高確率カットイン発動が挙げられる。まるゆ近代化改修による運の最大値は実装当初は79とコモン駆逐艦と同程度であったが、88に上方修正され現在は駆逐艦第4位。
初期の改二という事もあり2020年時点で見ると能力的に劣る部分も出てきている。
2020年11月13日に雪風改二実装と合わせて7度目の性能強化が行われ火力が【61(初期値57)】雷装が【87(初期値84)】対潜値が【78(初期値69)】まで上昇している
なお、対潜値も高い。これは「駆逐艦退治人」の異名をとった米潜水艦グロウラーを撃沈した(と思われる)ことに由来するという説がある。
実装当時は地の対潜値がほとんどお飾りであったことから目立った長所ではなかったが、先制爆雷攻撃の発動条件を満たす上でアドバンテージとなっている。(複数のレア装備を必要とするが)
ケッコンカッコカリによる性能変化
回避の初期値が高い分成長率が抑えられているためか、Lv150時での比較では他の駆逐艦(改二前の彼女自身を含む)よりも回避で劣る。この逆転現象は実装当時では予期し得なかった事態と考えられており(非ケッコン時の上限Lv99ではこの逆転は生じない)、何らかの修正を期待する提督もいる。
なおこの逆転現象は彼女に限らず吹雪改二を除いた全改二駆逐艦で生じている現象だが、彼女のLv150時回避値はゲルマン艦娘を除いた全駆逐艦の中でもっとも低い値となる。
また同様にケッコンした場合の注意点として、耐久31から36に向上して耐久値が4の倍数なるため、無傷から大破に持ち込まれるダメージの幅が増えるという問題もあり、彼女の場合は所謂中破ストッパーが一番作用しづらい12の倍数の耐久になることから、ケッコンした時雨改二の防御性能に関してはあまり期待ができないという落とし穴になっている。
ただ、いわゆるケッコンによる4n化に伴う大破率の向上は、回避率の向上による被弾率の低下でほぼ相殺されることも統計によって証明されているため、「大破率の低減という意味ではさほどメリットがない」程度に考えておくべきであろう。(やや手間はかかるが、海防艦を近代化改修で使うことでこの倍数の落とし穴を回避することも可能になった。)
また最終的にソナー一つで先制対潜が可能になり、先制対潜と夜戦カットインの両立なども可能となるなど、メリットは十分に存在する。
いい関連イラストだね。
提督、関連タグが届いているよ。
- 夕立改二:早期の改二組として長らく白露型を共に牽引してきた仲。火力特化のスペックは装備補正が無ければ改二仲間でも追随することは困難。
- 時雨改二
- 江風改二:夜戦特化型の改二。火力は夕立改二に及ばなかった代わり、同型では初めて「大発動艇」を搭載した。
- 村雨改二:器用さと華やかさを追求した改二。「汎用護衛艦」たる現行の「むらさめ型護衛艦」を意識している節がある。
- 白露改二:史実では最も長くペアを組んだ僚艦。約5年の時を経て改二化を果たした。レベル上限まで達すると他を圧倒する対潜値を獲得する。
- 海風改二:更なる器用さを追求した改二。その反面改装難度が跳ね上がっている。
雪風改二:「呉の雪風佐世保の時雨」としての相方。約7年の時を経て改二化を果たした。丹陽を経由する特殊な形態を採る。