概要と経過
第二次世界大戦(太平洋戦争)終結まで大日本帝国海軍の四つの鎮守府中最西端である長崎県佐世保市に所在した「佐世保鎮守府」。
現在の海上自衛隊「佐世保地方総監部」。
ゲーム「艦隊これくしょん」のサーバ名ともなっている。
その「艦これ」運営鎮守府と佐世保市の地元経済界関係者等が構成する地方創生プロジェクトチームの協力により、2018年3月17日のキックオフイベント(旧海軍凱旋記念館におけるピアノコンサート)を皮切りに同日・18日のスタンプラリーが実施された。市内各地の佐世保バーガー店舗における艦娘立て看板設置やスペシャルメニュー提供等が行われている。
スタンプラリー終了後も2018年3月26日時点では5月頃までの予定とのこと。期間中には艦これ同人誌等オンリー即売会「西海ノ暁」が旧海軍凱旋記念館で3月31日~4月1日の2日間にわたり開催される。
ビジュアル的には
実質的なメインキャラクターとして起用されたのは『佐世保の時雨』こと白露型駆逐艦娘「時雨」。
キックオフイベント前日には今回新しい姿(”佐世保の時雨”モード)を得た時雨が描かれたのぼり旗がコラボ対象店や商店街に翻り、商店街の出入り口の柱には時雨をあしらったラッピング――誰が呼んだか「時雨柱」が施された(現在の所スタンプラリー期間中のみ)。
また、スタンプラリー台紙には私服の朧があしらわれた他、同時に運営鎮守府関係者からなるC2機関が発行した同人誌「ちんじゅふ。Vol.2」には里帰りした矢矧や(実艦時代は)来たことがない異国の町で地図を片手に迷うガンビア・ベイの描き下ろしも登場した。
なお、同誌の売り上げは佐世保の地域振興に当てられるとのこと。
参加者
報道によれば当初は最初の2日間で3,000人見込みだったのがフタを開けたら初日に6,000人近くが来たとのこと。ほぼスタンプラリーコースがアーケードメインになるため、同路上ではいかにもな提督さん以外にも家族連れ他老若男女いろんな参加者が見受けられたという。
実行にあたった方によれば「今後に繋げていきたい」とのことであった。
そして再び
今度は1889年(明治22年)に佐世保鎮守府の設置が決定され、近代港湾としての佐世保港が開かれることになってから130周年の節目として9月13日~16日にかけて「佐世保鎮守府開庁・佐世保港開港130周年記念」として再度のコラボイベントが実施された。
事前予想の参加者数は20,000人であったが明らかにそれを上回る人数がいたっぽい。
→佐世保鎮守府開庁130年を参照。
関連タグとその実相
交通機関
佐世保駅コンコースに矢矧・磯風(佐世保建造)・涼月(天一号作戦後、佐世保に帰還)と北方棲姫の看板が登場。
福岡・長崎空港・長崎からの高速・特急バスに時雨による車内放送が流れた。市内のバス路線網の中核たる佐世保バスセンターには時雨の看板と「鎮守府巡り」の時雨&ヤング赤城ののぼり旗やポスターがあちこちに貼られている。
なお、福岡線を共同運行する西鉄高速バスは『今回は』見送ったそうな。
佐世保駅と佐世保中央駅構内に前述のオンリー即売会(プチオンリー含む)のポスターを掲示している。なお、本コラボが具体化する前から開催前には掲示されるようになってきている。
食事
すべての佐世保バーガー販売店で行っているわけではないのでその点は注意を。店によっては佐世保ゆかりの艦の立て看板が出迎えてくれるが、市内の交通事情上無理は禁物である。
その他
SSK(佐世保重工業)
旧佐世保海軍工廠の施設を引き継いだ造船会社。海自関連の船舶も扱う。