概要
- ライオンに似たバリ島の聖獣で、善の化身。悪の化身である魔女ランダと永遠に戦い続ける。→バロン(バリ島)
- 英語で男爵相当の爵位。
- スタジオジブリの映画『耳をすませば』・『猫の恩返し』の登場人物。下記参照。
- RPG『ファイナルファンタジー4』に登場する軍事国家の名。主人公たちの出身国でゲームのスタート地点。関連タグにバロン組。
- RPG『女神転生』シリーズに登場する1.をモチーフにした悪魔。→神獣バロン
- 1989年公開のテリー・ギリアム監督映画。下記参照。
- 特撮『仮面ライダー鎧武』に登場する仮面ライダーの一人→仮面ライダーバロン
- アニメ『ブレンパワード』の登場人物。→バロン・マクシミリアン
- ゲーム『邪聖剣ネクロマンサー』の登場人物。
- 漫画『冒険王ビィト』の登場人物。→天空王バロン
- 漫画『ダイの大冒険』の登場人物。→賢者バロン
- 漫画『うえきの法則』の登場人物で、マリリンチームの1人。→マリリン・キャリーなどを参照。
- コロプラ開発のソーシャルゲーム『魔法使いと黒猫のウィズ』に登場するキャラクター。→バロン・ライオネル
- コロプラ開発のソーシャルゲーム『白猫プロジェクト』に登場するキャラクター。→バロン(白猫プロジェクト)
- TCG『遊戯王OCG』の一部のモンスターの略称。→炎王参照。
- アニメ『黄金バット』に登場する国家の名前。
スタジオジブリのバロン
『耳をすませば』に登場するバロンはドイツからもらってきた猫の人形。映画の主人公である月島雫が書いた物語の主人公。『猫の恩返し』に再登場する。
『猫の恩返し』でのバロンは、男爵という設定で、身の丈30センチほどの二足歩行で歩く猫の獣人。タキシード姿にステッキを持っており、イギリス紳士を連想させる風貌をしているが、名前はどちらかというとドイツ貴族に近い。性格は如何なるときでも冷静沈着、剣術の腕前は一流で身体能力にも優れている。
左から、猫の恩返し・原作・耳をすませば
バロン(映画)
『バロン』(The Adventures of Baron Munchausen)とは、1989年に公開されたテリー・ギリアム監督の映画。
「ほら吹き男爵」ことミュンヒハウゼン男爵の冒険をモチーフにしたファンタジー映画である。CGはあまり使われておらず、漫画のように周囲を吹き飛ばしながら走る男、貝から現れるヴィーナスなど、幻想的なシーンの数々をミニチュア特撮で表現している。
制作費が4600万ドルと高騰しすぎたわりに、それに見合った大ヒットにならず大赤字になった作品でもある。後のドキュメンタリー『ロスト・イン・ラ・マンチャ』によると、口先だけのプロデューサーに騙され、費用を抑えようとしたギリアムの努力もむなしく、この結果になってしまったという。この件はよほど関係者のトラウマになったらしく、「『バロン』の二の舞は踏むな」が当時のギリアム組の合言葉になっていた。
キャスト
バロン - ジョン・ネヴィル
サリー - サラ・ポーリー
デスモンド/バートホールド - エリック・アイドル
ヴァルカン - オリヴァー・リード
ヴィーナス/ローズ - ユマ・サーマン
ホレィシオ・ジャクソン - ジョナサン・プライス
月の王 - ロビン・ウィリアムズ
スタッフ
脚本 - テリー・ギリアム / チャールズ・マッキーワン
製作 - トーマス・シューリー / レイ・クーパー
製作総指揮 - ジェイク・エバーツ
音楽 - マイケル・ケイメン
撮影 - ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集 - ピーター・ハリウッド
製作会社 - Prominent Features / Laura Film / Allied Filmmakers
配給 - コロンビア映画
データ
公開 - 1989年3月17日(イギリス) / 1989年6月3日(日本)
上映時間 - 126分