概要
Vシネマ『真・仮面ライダー序章』終盤において仮面ライダーシンが改造兵士レベル2に対して使用した技で、その名の通り相手の頭部を背骨ごと引っこ抜く技である。
正式名称『真ライダーチョップ』
リアル路線の『真』の中でも特にショッキングかつ痛々しい描写である。
無論正式名称ではないが、『真』を知るファンの間でならこの呼び方で十中八九通じる。
その他
『真』以外では、『人造人間ハカイダー』終盤で、ハカイダーが敵のミカエルにトドメの一撃として使った。
こちらも『真』に勝るとも劣らぬ凄まじさを発揮している。
ハリウッド映画においても例外ではなく、『トランスフォーマー リベンジ』では正義のロボット軍団『オートボット(サイバトロン)』に所属するバンブルビーがディセプティコンのラヴィッジに対してこの技を披露しており、背骨もろとも引っこ抜いて倒した。
また、メガトロンもオプティマス・プライムの手で頭部を引き抜かれている。
ちなみに実写シリーズは、その前後の作品でも身体を真っ二つに裂かれたり、顔の表皮(?)を剥がされたり、腐食性の銃でドロドロに溶かされたりとオートボット・ディセプティコンの双方で何かと凄惨な死に様が描写された。
『プレデター』シリーズでは、タイトルにもなっている異星人・プレデターが脊椎と頭部を引き抜き持ち去るというゴア表現が各シリーズに共通して描写されている。攻撃手段というわけではなく、獲物のトロフィーとして頭骨と脊椎を蒐集しているだけであり、基本的には相手にとどめを刺した後に死体から剥ぎ取る形をとっている。
『ニンジャスレイヤー』でも、主人公フジキドが度々邪悪なニンジャへの殺害方法として行っている。
『テラフォーマーズ』第1部では、テラフォーマーが登場人物の脊髄をぶっこ抜いた挙句、それを剣代わりにして攻撃するシーンがある。
『攻殻機動隊ARISE』の第3話では、バトーらと交戦したサイボーグがバトーに頭部ごと引き抜かれている。
『バタリアン リターンズ』では、ジュリー・ウォーカーが自分に絡んできたチンピラを返り討ちにして頭部ごと脊髄を引っぱって殺害。
1992年にアメリカにて稼働開始したアーケード格闘ゲームである『モータルコンバット』では、サブゼロが相手に止めを刺す技「FATALITY」にてこの技を披露した。
「相手を殺害する技」として披露したのは恐らく彼が初で、その凄まじいインパクトから彼の脊髄ぶっこ抜きは『モータルコンバット』の代名詞になると同時に、アメリカのゲーム自主規制機関「ESRB」発足のきっかけになったと言う伝説がある程洋ゲーマーの間では有名である。
また、2015年に発売された『モータルコンバットX』では上記したプレデターがゲスト参戦し、FATALITYを決めずに勝つと原作通り倒れた相手の頭蓋骨と脊髄をぶっこ抜き、トロフィーとして飾るシーンが流れる。