概要
兵庫県姫路市にあるJR西日本の駅。山陽新幹線、山陽本線、播但線、姫新線が乗り入れる。
新幹線に関しては、こだまとひかりの全列車、さくらの大部分、のぞみとみずほの一部が停車する。
山陽本線に関しては、当駅より神戸駅方面・東海道本線大阪方面には「JR神戸線」の愛称路線名が設定されている(駅番号はJR-A85)。
ちなみに、県内最大の駅舎・駅ビルを持つ駅でもある。
駅ビルにはジュンク堂書店や東急ハンズなどがテナントとして入店しており、北口から地下街に入って山陽百貨店(山陽姫路駅。神姫バスの本社も併設されている)などにいく事も可能。
北口から姫路城までの歩道が広く取られている為、歩行者が安心して歩いていける。
駅構造
在来線
島式3面8線の高架駅。1〜4番のりばはクランク状になった1面4線の特異なホームで、1・2番のりばと3・4番のりばとはホーム中央部で繋がっている。
のりば | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 播但線 | 下り | 寺前・和田山方面 | |
特急はまかぜ | 上り | 大阪方面 | 2番のりばのみ | |
3・4 | 姫新線 | 下り | 播磨新宮・佐用方面 | |
5・6 | JR神戸線 | 上り | 三ノ宮・大阪・京都方面 | |
特急スーパーはくと | 上り | 大阪・京都方面 | 5番のりばのみ | |
7・8 | 山陽本線 | 下り | 相生・播州赤穂・上郡・岡山方面 | |
特急スーパーはくと | 下り | 鳥取・倉吉方面 | ||
特急はまかぜ | 下り | 城崎温泉方面 | 7番のりばのみ |
地上時代は、播但線が頭端式ホーム2面3線、姫新線が切り欠きを持つ単式ホーム1面2線、山陽本線が通過線2本を含む島式ホーム2面6線の構成で、以下の順になっていた。
- 播但線:南から31〜33番のりば
- 姫新線:西から0・1番のりば(0番が切り欠きホーム)
- 山陽本線:北から通過線→3・4番のりば→通過線→6・7番のりば
さらに国鉄時代には6・7番のりばの西側にも切り欠きホームがあり、播但線の飾磨港支線が発着していたが、飾磨港支線は分割民営化以前に廃止されている。
新幹線
島式・相対式2面5線の高架駅で16両編成対応。
11番のりばと12番のりばの間に2本の通過線が存在する。なお13番線からの発車はごく少ない。
新幹線専用改札はなく、一旦在来線の改札を通る必要がある。
名物 えきそば
この駅の名物はなんといってもえきそば。
そばと言っても、いわゆる日本そばではなく中華そばの細麺にそばつゆ(もちろん関西風)というもので、一見ミスマッチのように見えるが、見た目とは裏腹に非常にマッチしており、日本一美味しい立ち食いそばと言われることもあり、地域限定ではあるがこれを再現したカップ麺も発売されたことがあるくらいである。
持ち帰り用のセット(ゆで麺と乾麺)も販売されている。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は、51,763人である。
- JR西日本の駅では13位。兵庫県内の駅では5位となっており、尼崎駅より多い。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 47,861人 | 95,722人 |
2009年(平成21年)度 | 46,279人 | 92,558人 |
2010年(平成22年)度 | 45,924人 | 91,848人 |
2011年(平成23年)度 | 46,422人 | 92,844人 |
2012年(平成24年)度 | 47,023人 | 94,046人 |
2013年(平成25年)度 | 49,445人 | 98,890人 |
2014年(平成26年)度 | 49,076人 | 98,152人 |
2015年(平成27年)度 | 51,170人 | 102,340人 |
2016年(平成28年)度 | 51,086人 | 102,172人 |
2017年(平成29年)度 | 51,669人 | 103,338人 |
2018年(平成30年)度 | 51,802人 | 103,604人 |
2019年(令和元年)度 | 51,763人 | 103,526人 |
隣の駅
※新幹線の停車駅は「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」、「さくら」、「みずほ」を参照。
| ||||
---|---|---|---|---|
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
新快速 | 加古川駅 | 姫路駅 | 英賀保駅 | |
| 東姫路駅 | 姫路駅 | 英賀保駅 | |
播但線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 姫路駅 | 京口駅 | ||
姫新線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 姫路駅 | 播磨高岡駅 |
余談
北口西側には、神姫バス最大規模のバスターミナルがあり、現在このバスターミナルに繋がる道路は、完全なバス専用道になっている。かつて存在した姫路市営モノレールの姫路駅は、このバスターミナルよりいささか西側に位置していた。
過去にはそのモノレールと共に姫路市交通局(最末期は、姫路市企業局)が運営していた市営バスもあり、独自のバスターミナルを駅北口東側に構えていたほか、南口にもターミナルを持っていた。2008年度末に南口発着路線、その翌年度末に北口発着路線が神姫バスに移管され、姫路市営バスそのものが全廃されたのは言わずもがな、北口の市営バスターミナルも間もなく再開発にともない姿を消したが、南口のバスターミナルは神姫バスがそのまま使用している。