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デジモンアドベンチャーtri.の編集履歴

2021-10-02 13:21:09 バージョン

デジモンアドベンチャーtri.

でじもんあどべんちゃーとらい

『デジモンアドベンチャーtri.』とは、東映アニメーション制作のアニメーション作品である。

概要

デジモンアドベンチャー』シリーズ作品の一つであり、『デジモンアドベンチャーtry.』ではない。


前々作『デジモンアドベンチャー(無印)』と前作『デジモンアドベンチャー02』の続編で、前々作からは6年後、前作からは3年後である2005年が舞台となっている。

今回、キャラデザ宇木敦哉が担当したが、『デジモンセイバーズ』以来の大きな変更に話題となり、その画像が発表された際は、宇木氏がかつて関わった『センコロール』や『つり球』の続編か、第2期かと誤報が流れたほど。


タケルとヒカリのデジヴァイスがD3になっている等、『02』後における『無印』キャラクターのアフターストーリーという謳い文句が強調されており、同作を踏まえた3(tri)作目と公表されている。

しかしスタッフ間においてシリーズの設定を把握、共有できていなかったのか内容的に不自然に見える点がいくつも散見されており、ユーザーにより問題点がまとめられたwikiも制作されている。


2015年5月4日から5月6日に掛けて、ニコニコ動画生放送にて『無印』全話が一挙放送され、終了後に情報が解禁。選ばれし子供達のパートナーデジモンのキャストは続投するが、子供達のキャストは一新されている。


公開形式は『機動戦士ガンダムUC』などと同じく劇場上映型OVAとなっており、全6章での構成にて終了した。


タイトル一覧

章数サブタイトル公開日メインキャラ
1再会2015年11月21日八神太一&石田ヤマト
2決意2016年3月12日太刀川ミミ&城戸丈
3告白2016年9月24日泉光子郎&高石タケル
4喪失2017年2月25日武之内空・石田ヤマト・八神太一
5共生2017年9月30日八神ヒカリ&望月芽心
6ぼくらの未来2018年5月5日選ばれし子供達全員

登場人物



本作からの人物



製作スタッフ

原案:本郷あきよし

キャラクターデザイン:宇木敦哉

シリーズ構成:柿原優子

監督:元永慶太郎

企画・制作:東映アニメーション


主題歌

全て、新録音盤。

「Butter-Fly」

作詞・作曲 - 千綿偉功 / 歌 - 和田光司


挿入歌

「brave heart」

作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 太田美知彦 / 歌 - 宮崎歩


エンディングテーマ

「I wish」(第1章)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 白川善久 / 歌 - AiM


「Seven」(第2章)

作詞・作曲 - 小山晃平 / 歌 - 和田光司


「僕にとって」(第3章)

作詞・作曲 - Junxix /編曲 - かずぼーい / 歌 - KNIFE OF DAY※

※作中で石田ヤマトが結成したバンド


「keep on」(第4章)

作詞 - NK / 作曲 - 木根尚登 / 歌 - AiM


関連動画


PV


第1章「再会」最新先行映像


黒歴史?

本シリーズが製作されることが発表された当時、「あのデジモンアドベンチャーシリーズの続編」と言うこともあって大きな期待が寄せられていたが、公開時期が迫って来るにしたがって明かされた太一たち選ばれし子供たちの新デザインと声優陣の一新、大輔たち02組の不在などで不穏な空気が漂っていった。


それでも第一章の上映後辺りはまだ評価されていたのだが、新章が追加されていくにつれて期待は失望へと変わって行くのだった


問題点としては

  • 全編通して社会では「デジモンは危険生物」と言う扱いにしか見えず、02の最終回とはとても繋げられないものになっており、最終章においてもこの問題点は具体的に解決されていない。
  • 太一たち選ばれし子供たちのキャラ崩壊
    • 章が進むにしたがってなかったことにされた太一の葛藤。ただの自己中になったミミ、変に闇落ちするヒカリなど、テレビシリーズ時代の成長がなかったかのように扱われている扱いの雑さ。
  • 新キャラの扱いの悪さ
    • 新キャラである望月芽心メイクーモンの交流があまりにも不十分。芽心は全編を通して成長が全く感じられず、メイクーモンに関してはただの暴走デジモンと言う扱いで最終的には救われることなく倒されてしまう
    • 更に太一たち以前の先代の選ばれし子供たちである姫川マキ西島大吾が登場するが、どちらも過去にデジタルワールドのために戦ったのに不幸を被り、最後は死亡してしまう
    • デジモンでも人気の高いアルファモンハックモンジエスモンも登場するが彼らの扱いも雑。
  • 無駄に長いシーン
    • 各章で日常シーンがとにかく多く、無理やり引き延ばしているようにしか見えない
    • 特に進化バンクに関しては演出はほとんど使いまわし。しかもそれを本編中に何度もやるためとにかく長く感じる。
  • 過去キャラの雑な使いまわし
    • 第二章ではレオモン、第四章ではダークマスターズ等が登場するのだが、こちらも酷い扱いで戦闘描写も雑過ぎた。
  • その他「誰が敵なのか?」「敵の目的は何なのか?」「具体的に太一達はどうすればよかったのか?」など全体的に不明瞭な部分が多い。
    • さらに黒幕側として暗躍していた人物も放置されているため、結末に対する後味も悪い。

これらの点も踏まえてデジモンファンの多くが本シリーズを「黒歴史」としている風潮が強い。


だが、それでもこの作品が好きな人も少なからずいると思われるので、鬼の首を取ったように批判するのは控えたほうがいい。



そして2020年2月21日に、同じく「02」の続きを描いた「デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION 絆」が公開されることになった。


こちらは声優陣こそ続投だが、制作スタッフに関しては全て一新され、なおかつデジモン四部作時のプロデューサー(=デジモンアニメシリーズの初代プロデューサー)であるニチアサ&ドリーム9の母にしてアニデジの母でもある関弘美がスーパーバイザーとして統括スタッフに迎えられており、上記の不評がある程度受け止められている事が窺える。

また、02のメンバーも全員続投しており、キャラクター描写もTVシリーズを踏まえたものとなっているなど本作の存在を丸々無かった事にしても、正当な続編として無理なく成立する内容となっている(一部描写やパンフ等で、本作に関連する要素も触れられてはいるが…)。


ただし、こちらもTVシリーズの監督を務めた角銅博之氏が公開前に設定を受け入れられないとして自ら降板しており、実際に矛盾したものであるなど、無視できない問題点は存在する。

もっとも、そちらの反響も受け入れたのか関氏は「賛否両論は当然の事ですのでどんな意見でも我々に届けて欲しい」とインタビューにて発言している。


余談

大人の事情によって当時は叶わなかった、オメガモンの構成要素の二名以外の究極体への進化が可能となっているので、実に十数年越しの快挙であった。もっとも、ゲーム媒体では既に実現したが、そちらでは全員ワープ進化で統一されている(ワープ進化の項を参照)。

既存のウォーグレイモンメタルガルルモンも含めた進化演出は、ワープ進化ではなく超進化で統一されている。

もっとも、そのせいで前述した悠長な演出・テンポの阻害といった悪評価に繋がっている訳だが……


また八神ヒカリの着用するお台場中学夏制服が、tri.本編では緑襟の白セーラー服だが、ブルーレイ・DVDジャケットやパズル等の商品イラストでは冬服寄りの白襟の緑セーラーに変わっていたりする。

お台場中学の夏服のみ2パターンあるのは、デジモンアドベンチャー02当時に本編で中学2年生の武之内空や、「劇場版デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲」で制服を採寸していた井ノ上京がお台場中学の冬制服しか着ていなかった影響と思われる。


関連タグ

デジモンシリーズ デジモンアドベンチャー デジモンアドベンチャー02

2015年アニメ総覧 劇場版 映画

装甲娘戦機 - 『tri.』と同じ監督が後に手掛けた作品で本作と問題点が似ている。まるで成長していない…(さらにこちらは放送終了からわずか二月で大元のゲームがサービス終了する憂き目に遭うなど、コンテンツにトドメを刺した見方も出来る


外部リンク

『デジモンアドベンチャー tri.』アニメ公式サイト

デジモンアドベンチャー 新シリーズ公式Twitter

『デジモンアドベンチャー tri.』 -ニコニコ動画

『デジモンアドベンチャー tri.』 -wikipedia

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