演:土屋神葉
概要
『ウルトラマントリガー』に登場する、ウルトラマンリブットの人間態。
公式サイト等では便宜上"青年リブット"と呼称されているが、劇中では一貫して"リブット"と呼ばれている。
見た目は、『ウルトラマンタロウ』や『ウルトラ銀河伝説』等で描写された光の国のジャケットとマレーシアの民族衣装を足したような衣服を着た青年。
劇中の描写から、モロボシ・ダンやヒビノ・ミライのような擬態タイプだと思われる。
シズマ・ユナから拝借したGUTSスパークレンスとGUTSハイパーキーでウルトラマンリブットへと変身する。
活躍
第14話「黄金の脅威」
「さっき君を助けたウルトラマンって言えばわかるかな?」
アブソリュートディアボロとの戦闘後、ダメージを負ったマナカ・ケンゴの前にこの姿で現れ、彼を激励するとともに自身の正体を明かす。
第15話「オペレーション・ドラゴン」
グリッタートリガーエタニティの力を制御できないケンゴのために、特訓を課す。
短期間で実力を身につけるために、かつて先輩ウルトラ戦士が自身に課した「手荒な特訓」をケンゴにも施し、がむしゃらに向かってくる彼をシラットで組み伏せる。その後、次の段階としてユナも参加させる形でダンスの特訓を課す。ケンゴも特訓の内容に戸惑う様子を見せるも、彼に対し「あれこれ考えずに心を無にするんだ」と説く。リブットの狙いは、ダンスを通してケンゴとユナの心を無の状態にし、お互いの心を通じ合わせることだった。ダンスを通じてケンゴとユナの雑念を取り払ったリブットは、仕上げと称してケンゴを一時的に昏睡状態にさせ、ユナの持つユザレの力を以って彼自身が「自分は光であり、人である」との答えを導き出させることに成功した。
特訓後、ディアボロとの戦闘の際にユナからGUTSスパークレンスとゴモラのGUTSハイパーキーを拝借し、キーを自身の力で上書きしてウルトラマンリブットへと変身した。
戦闘後、人間態には戻らなかったものの、インナースペース内でケンゴを激励し『トリガー』の世界から帰還した。
リブットのキーはユナの手元に残っているため、変身に使ったGUTSスパークレンスとともに彼女に返却した模様。
なお、この回のみEDが演者の土屋氏の歌う「ウルトラ・BOOT CAMP!」に合わせてリブット、ケンゴ、ユナの3人がダンスを踊るという特別仕様となっていた。
余談
リブットが誕生したマレーシアのアニメ『ウピンとイピン』では、防衛チーム「D.R.F」に所属するテラサワ隊員が両腕に装着している変身ブレスレット「Gフラッシュ」をクロスさせることで変身するという設定だった(この設定がシリーズ本編のリブットにも存在するかは不明)。
変身の際にGUTSスパークレンスとキーを使ったことについて、ユナに「自分達(光の国の)ウルトラマンは人間の姿を借りたら、光の力を解放するアイテムがないと元の姿には戻らない」と解説している。
このことから、専用の変身アイテムを所持していない状態で『トリガー』世界に来訪した模様。また、彼の解説を見る限り、おそらく上記の特徴は擬態タイプの戦士に当てはまるものと思われ、変身アイテムがないことで有名な先輩については、擬態ではなく人間との一体化から徐々に融合していったため例外、と見ることもできる(擬態タイプのウルトラセブン21もアイテムなしで変身しているが、設定上アコレイザーというアイテム自体は存在する)。
姉の太鳳氏は以前エメラナ姫役でウルトラシリーズに出演したことがあったことから、姉弟揃ってウルトラシリーズへの出演を果たしたことになるが、それ以外では内田真礼氏と内田雄馬氏の姉弟がいる。
また神葉氏は現在声優としても活動しているが、氏が声優を目指すきっかけとなったのはウルトラマンゼロのCV担当である宮野真守氏である。さらには過去にゼロのスーツアクターとして知られる岩田栄慶氏の下でアクションを学んでいたこともある。
因みにウルトラマンリブットの声を担当している駒田航氏とは、ツイステッドワンダーランドで共演している。
当初、土屋氏は主人公のマナカ・ケンゴ役のオーディションにも受けていたらしい。
関連項目
トクサツガガガ:土屋氏が劇中ヒーローのシシレオー/ショウ役を演じていた。
ウルトラの星(ウルトラマンティガ):ウルトラマンティガと初代ウルトラマンの共演回。トリガーとリブットが、それぞれティガを初代をデザインベースにしているため、同回を想起するファンが少なからずいた。