東海道本線(静岡地区)
とうかいどうほんせんしずおかちく
東海道本線の内、熱海~浜松(豊橋)までの区間の事を表す。通称「静岡ロングシート地獄」。
概要
この区間はほとんどが片側3扉オールロングシートの地獄型電車が主流で、しかも各停のみで運行している。
クロスシート車は朝夕に首都圏から来る2階建グリーン車付きのE231系またはE233系(熱海~沼津間)と名古屋地区から来る転換クロスシートの313系(浜松~静岡間)と静岡~三島間に御殿場線、身延線の313系セミクロスシート車が静岡車両所に送り込みを兼ねてわずかに来るのみ。
但し、速度についてはJR東日本の東海道線に比べて速度が高く、アクティーよりも速いと揶揄されるほどである。
最高運転速度自体は110km/hとむしろ若干下がるのだが、駅間が長くまた走行する電車の大半が211系2M1Tや313系など加速度の大きな車両で占められていることの影響が大きい。なお、この区間の所要時間は、客車時代の急行と同程度かそれよりもやや上回るというレベルは維持されている。そして、その高速度で横に引っ張られ続けるわけである。
東京ー神戸間の東海道本線で唯一、トイレ未装備の車両(211系)が多数運用されている区間でもある。(いわゆる緩行線を除く)
在来線で長距離移動する場合、運が悪いと当区間(約152㎞)をトイレ無し車両で移動する事を強いられる場合がある。
かつては東京から静岡、浜松への直通があったが2004年のダイヤ改正で沼津まで短縮され現在に至っている。
また、週末の深夜に2017年3月3日まで運行されていたホームライナー静岡21号の後継として設定された三島発静岡行きの乗車整理券不要の快速列車が同年3月4日のダイヤ改正より運行中。