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編集者:カルタ
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データ

別名:新創獣
身長:60m
体重:2万5千t

概要

ウルトラマンデッカー』第10話「人と怪獣」に登場。

TPU怪獣研究室所属のシゲナガ・マキが、10年前にとある山の洞窟で発見した化石化した怪獣の細胞に様々な怪獣の遺伝子を組み込んで生み出されたクローン怪獣

恐竜のような見た目、全身に赤い棘や背鰭が生えたその姿は、『ウルトラマンダイナ』に登場したネオザルスを彷彿とさせており、その特殊な生まれからオマージュ怪獣である事が窺える(鳴き声もネオザルスと同じ)。

しかし、見た目はネオザルスと非常に酷似しているが、目が白目になっており正気を感じさせない不気味な雰囲気を漂わせている

シゲナガ・マキが怪獣の生命力の秘密を解き明かす中でその力を恐れるようになり、『ウルトラマントリガー』時代の怪獣災害の頻発復活を恐れ、TPU外のスポンサーの資金提供を元に「怪獣の脅威とそれによる恐怖を支配制御する為に怪獣の力を利用し、各国や企業へ対怪獣や侵略者に対する怪獣兵器として利用させる」という彼女の思想の元に生み出された存在。

新創獣」という肩書きも、「創造された新しい命」という意味と、「この怪獣により怪獣災害から世界が救われる(=新しい世界を創る)」という意味から来ていると思われる。

この怪獣を求める組織へのデモンストレーションとして、劇中では出現した他の怪獣を倒すという形で宣伝を行っていた。

シゲナガの持つペンダント型の装置によって脳波コントロールされており、彼女の命令や指示には忠実に従う。

能力

デッカーと互角以上の怪力、胸を発光させて口から吐き出す青白い光線と、遠近共に隙が無い。

しかも、ボディはウルトラデュアルソードでも傷一つ負わない上に、ウルトラデュアルソードで光線を防御された際には起き上がろうとした隙を狙うなど、知能も相応に高い模様。

おまけに怪力でウルトラデュアルソードを叩き落として優位に立つ始末である。

暴走状態に陥った際には、パワーは勿論の事、光線は近距離のセルジェンド光線に競り勝つ程の威力を見せ、ドルネイドブレイカーを叩き込まれて赤熱化してもまだ生きており、逆に噛み付いて抵抗(あるいはエネルギーを捕食しようと)するタフネスぶりを見せ、終始強敵として描かれている。

活躍

冒頭で突如現れたキングゲスラと交戦し、口の中に無理矢理光線を発射して撃破する

これ以前にもサドラを撃破する様子が確認されており、怪獣を倒しては姿を消すという不可解な行動を取っていた。

カイザキ副隊長がこれを必死に研究・考察する中、リュウモンがネオメガスが地中に姿を消す直前に不自然な硬直を見せた事を発見し、何者かに脳波コントロールされている事、そしてカイザキのかつての恩師であるシゲナガ・マキがこの一件に関わっている可能性に気付く。

カイザキはカナタを伴い、彼女のアジトと思われる場所に調査へ赴くが、監視装置に包囲され身動きを取れなくなったところを連行されてしまう。

そこで彼女がネオメガスを生み出した理由、そして自身を否定したカイザキに対し、自身が生み出した怪獣を見せ付けるべくネオメガスを起動、アジト崩壊の危機にカナタはデッカーに変身してカイザキを救出しつつ脱出(その際、カイザキを掌に乗せたデッカーと、シゲナガを掌に乗せたネオメガスが対峙するという対比の取れた構図となった)。

ネオメガスはシゲナガの指令を受け、デッカーと交戦となる。

デッカーとネオメガスが戦う中、カイザキは地上でシゲナガと相対、そこにリュウモンとイチカが奇襲を仕掛けて拘束、ペンダントがコントロール装置だと気付いてこれを破壊する。

しかし、ペンダントは強大過ぎる力への拘束装置としての役割も果たしており、コントロールを失ったネオメガスは暴走、光線の撃ち合いでデッカーを打ち負かし窮地に追い込んだ。

しかし、ハネジロー操るGUTSホークが自身の腕でデッカーを掴み、空中に脱して危機を逃れる。

そこからデッカーはストロングタイプにチェンジ、空中からの突撃で威力の上がったドルネイドブレイカーを胸部に叩き込まれ、それでもなおデッカーに食らい付いて抵抗するも、そのままエネルギーを注ぎ続けて遂に爆散、棘の一部を残して砕け散った。

その後、ネオメガスの研究データや飛び散った細胞はTPUによって回収、処理される事になった。

しかし、爆散時に残された棘が後に新たな脅威となる事を、この時点では誰も予想が付かなかったのだった…

余談

モチーフは勿論ネオザルスであるが、あちらは完全にコントロールが出来る前に出撃させた事で暴走し、結果生みの親であるオオトモ博士を踏み殺しているが、こちらは掌の上に主人であるシゲナガを乗せて地上に下ろすという器用な動きも出来るほどに制御が可能で、シゲナガの命令にも忠実であり、暴走したのもコントロール装置を破壊された後という違いがある。

この違いは、オマージュ元のネオザルスが「ネオフロンティア時代において未知の環境での活動や侵略者の撃退など役立てさせるために人の命令を聞かせるクローン技術による怪獣の創造し世間に自分の研究の正当性を認めさせる」というオオトモ博士の設計思想故の悲劇があったのに対し、こちらは「怪獣に対する恐怖脅威への支配制御し兵器として存在の正当性を認めさせる」という設計意図の違いから来ている。

劇中では制御装置を破壊するという形で暴走したが、劇中での指摘通りこの怪獣を所持した国や企業、組織が侵略や犯罪用の兵器として悪用する危険性は高く、意図して制御装置を破壊して暴走させる事も充分考えられるなど、「怪獣を制御する為の存在が余計に怪獣災害の恐怖を増長させる」という皮肉な構図と化している。

スーツは恐らく、グルジオライデンの改造ではないかと思われる。

あちらとはネオメガスやそのモチーフとなったネオザルス同様、改装されて生まれた(ただし、グルジオライデンの元となったのは怪獣ではなく異星人)怪獣兵器という共通点がある。

なお、ネオザルスもネオメガスも元となった怪獣の素性は不明だが、デザインの類似点から「ネオメガスの元となったのはグルジオ系と縁のある怪獣ではないか?」という考察も浮上している。

何気に「ネオ」、「オメガ」、「メガス(メガの元となったギリシャ語)」と、ギリシャ語を3つ併せ持った珍しい名前の怪獣である。

キングゲスラと戦った場所は、『ウルトラマンタイガ』第22話でタッコングが出現したお台場青海の水の広場公園周辺である。

関連タグ

ウルトラマンデッカー ウルトラ怪獣

???

ネオザルス:モチーフになったと思われる怪獣。

怪獣兵器:『デッカー』のリブート元である『ダイナ』に纏わる作品に登場。こちらは悪の宇宙人が作った兵器である。

戀鬼:別の怪獣のスーツを改造してリブート復活した怪獣。

ネオメカジャイガン:名前が似ている戦隊怪人の一群。

編集者:カルタ
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