データ
- 身長:70cm(幼虫) 115m(成虫)
- 体重:25kg(幼虫) 6万5千t(成虫)
- 別名:宇宙大昆虫
- 出身地:宇宙
概要
第41話「ぼくたちの地球が見たい」に登場。
宇宙空間に棲息している蜂のような外見をした昆虫。昆虫型怪獣Bタイプにランクされる。3年前の2014年に、建設中だった冥王星の宇宙ステーションを破壊している。
生物なら何でも餌にしてしまう凶暴な性格で、通りかかった宇宙船に卵を産み付ける。この卵から孵化した幼虫は白い毛に覆われており、防御シャッターを突き破る事もできるほどの威力を誇る体当たり攻撃が得意。成虫同様非常に獰猛な性格を有し、生物なら片っ端から食い殺してしまう。
また成虫へ変態する際に地球の気圧では数秒で気化し、たった3匹分で数百万人を殺せるほどの猛毒ガスとなる毒液を分泌する。
途轍もなく迷惑な大害虫である。
頭の触角には電波、光、音といったありとあらゆる信号をキャッチすることができるセンサーが残っている。
戦力として触角から放つ緑色破壊刃と、噛みついた相手に流す電撃を有する。
活躍
大気圏内に突入が出来ないため、木星の宇宙ステーションから地球に向かっていた宇宙船「ガゼル号」に卵を産み付け、内部に3体の幼虫を送り込む。
卵を産んだ後クリムゾンドラゴン隊に攻撃されそうになったため一旦撤退したが、ガゼル号が破壊されそうになると再び出現。ガゼル号撃墜システムを作動させた防御衛星「ユニコーン」を緑色破壊刃で滅多撃ちにして破壊し、ガゼル号を地球に投げ込もうとする。
しかしカリヤ隊員と朝倉船長によって幼虫が皆殺しにされたため怒り狂い、今度は自らガゼル号を破壊しようと挑みかかる。
そうはさせじと駆けつけたスーパーGUTSとウルトラマンダイナと戦闘になり、リョウのγ号を撃墜することは出来たもののダイナに腹を蹴飛ばされて吹っ飛び、最後はソルジェント光線を受け粉々に消し飛んだ。
ウルトラ怪獣擬人化計画
『電撃G’sマガジン』2015年12月号掲載でマリキュラ共々擬人化された。
担当絵師はハル犬氏。
どちらかといえば妖精を思わせるようなモフモフとした可愛らしい姿にリデザインされているが、複眼と触角を模した頭頂部や、歩脚を思わせる形状をした脚部、背中の透明な翅など、随所に「虫らしさ」も残されているため、やはり虫が苦手な人には多少堪えるデザイン…かもしれない。
漫画版
第28話で初登場。
常に恍惚とした笑顔を浮かべているほか、彼女の台詞は(一部を除いて)少女漫画のような飾り気のある文字で書かれている…が、後述の行動などもあり、それが逆にどこか狂気染みた恐ろしさを引き立てるのに一役も二役も買っており、原典における獰猛さとはまた違ったベクトルで不気味な印象を与えるキャラクターとなっている。
卵を産み付けるための母体を探していたところ、たまたまガッツ星人と遭遇、「お尻の大きい安産型なので母体に丁度良い」と一方的に判断し、彼女を「ガッツお姉さま」と呼び、卵を産み付けようと執拗に追い掛け回すことになる(当然、ガッツ星人は身の危険を感じて逃げ回る羽目になった)。
「宇宙大昆虫」であるが故か殺虫剤には弱いらしく、最後はゴモラの用意した殺虫剤を吹き付けられそうになり、慌てて退散していった。
しかし、産卵自体は諦めておらず、今も産卵に適した新しい母体を探している模様(クライマックスではマグマ星人が次のターゲットにされている)。
なお、卵や幼虫の全容については不明だが、羽化する際に猛毒ガスをまき散らすという厄介極まりない性質は健在だったようである。
ペガッサ「卵が羽化する間にどうにかしないと!」
ガッツ「産み付けられる前に助けてっ!」
可愛らしいデザインやギャグテイストの作風のお陰でだいぶ表現や描写はマイルドになっているものの、やろうとしたこと自体は作中でも一二を争うほどえげつない。
余談
ダイオリウス幼虫は白滝を使って撮影されている
関連項目
ショッキラス:いろいろ似てる