ZAIAエンタープライズ
ざいあえんたーぷらいず
Presented by ZAIA.
概要
ZAIAエンタープライズジャパンの本社で、世界各地に日本支社などの支社を持つ。正式な社名はロゴにある通り「ZAIA ENTERPRISE(ザイアエンタープライズ)」。CEOはリオン=アークランド。
本社職員は42話の与太垣が初登場。Vシネマ作品「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」にてCEOのリオン=アークランドも登場する。
第17話の解説図によれば、各拠点は以下の国や地域に存在するようである(地図の倍率が低い為位置が不明瞭なものもある点に注意)。下にロゴマークが書かれていることから、本社はロサンゼルスだと思われる。
- 北アメリカ
アメリカ(ロサンゼルス、ウィスコンシン、マサチューセッツ)
メキシコ(メキシコシティ)
- 南アメリカ
ブラジル(リオデジャネイロ)
ウルグアイ(モンテビデオ)
- アジア
トルコ(イスタンブール)
ロシア(モスクワ)
韓国(ソウル)
日本(東京)/ZAIAエンタープライズジャパン
インド(ニューデリー)
イラン(テヘラン)
台湾
イスラエル(エルサレム)
サウジアラビア(リヤド)
アラブ首長国連邦(ドバイ)
タイ(バンコク)
フィリピン(パナイ島)
マレーシア(クアラルンプール)
ジャカルタ
- オーストラリア
オーストラリア(シドニー)
- ヨーロッパ
スウェーデン、ノルウェー、イギリス、アイルランド、オランダ、ドイツ、ポーランド、フランス、スイス、ハンガリー、スペイン、イタリア
- アフリカ
ナイジェリア(ラゴス)
位置が明確に分かるものの内、首都でない地域にあるのはアメリカの3拠点、パナイ島、シドニー、ラゴスの6か所のみである。
ZAIAエンタープライズジャパン
ZAIAエンタープライズの日本支社で、名称が判明した際の支社長は天津垓。
A.I.M.S.に技術協力を行っており、エイムズショットライザーを始め、仮面ライダーバルカンやバルキリーの装備を開発している。
詳細は該当記事を参照。
ZAIA本社の目的とは何だったのか?
本編や外伝作品の描写を見る限り、結局のところ、『飛電インテリジェンスの崩壊』という目的は、あくまでも天津個人の征服欲と支配欲から来る独断でしかなく、ZAIA本社にとってはむしろ彼の横暴は快いものではなかったらしい。
ただし、その全てがZAIAにとって不本意であったわけでもないらしく、天津への妨害に用いた手段は「ヒューマギアである迅を復元し、必要な武装であるザイアスラッシュライザーを与えるだけ」という、かなり遠回しで回りくどいものである。
また、天津がアークを作成したのは作中の時間軸において十二年前のことになるが、その後に天津を日本支社の社長に就任させるなど、(アークについて知らないはずがないのに)かなり優遇しており、ある程度は天津の横暴を黙認していることがうかがえる。
そのうえでZAIAの業績を振り返ると、世界的企業であるZAIAも飛電を含むテクノロジー企業数社によるプロジェクトには参加していることから、日本におけるAIテクノロジー産業への進出は考えていたと思われ、さらにこの街の主な産業がヒューマギアに支えられていたことを考えると、ZAIA本社の意向としては『ヒューマギア技術の入手』もしくは『飛電インテリジェンスの買収』をその目的としていたと考えられる。
天津によるアークへの悪意の植え付けが黙認されたのも、『ヒューマギアを暴走させる』ことや、『ヒューマギアを仮想敵』とすることが目的なのではなく、『飛電インテリジェンスではヒューマギアを管理できない』ことを世間に知らしめることで飛電インテリジェンスをZAIAにとって買収しやすい状況に持ち込むことが目的だったため、と考えるのが自然であろう。
結局アークの打ち上げは飛電其雄によって阻止されてしまったものの、ZAIA本社は残ったアークを利用してヒューマギアの技術を入手することを考えており、アークを生み出し扱いに長けていた天津がいずれ飛電インテリジェンス買収に乗り出すことを見越して天津を日本支社長に据えその全権を委任していた様子である。
だがその結果、天津が『飛電インテリジェンスの買収』に際して自分自身の歪んだ感情から本来の『ヒューマギア技術の入手』以上の『ヒューマギア廃絶』を目指して行動してしまった。しかしその過程で開発部が迅の復元に関わる形でヒューマギアの技術を入手した為、目的を果たしたZAIA本社は与多垣らが密かに進めていた『アークの破壊』という計画を事実上黙認。
最終的に天津の思惑すら上回り暴走したアークの意志が鎮圧された時期を見計らって与多垣に社長を交代させる形で後始末に動き、責任者である天津をサウザー課へ「異動」させることとなった。これには、後述するCEOのリオンが進めていた計画の障害となり得る良識派の与多垣を開発部から遠ざけ、事を進めやすくする狙いがあったとみられる。
後日談となる仮面ライダー滅亡迅雷では、CEOのリオンにより、一切の感情が存在しない兵士としてのヒューマギア「ソルド」を製造・運用する目的があることが明かされた。ただしこれは、人間とヒューマギアが手を取り合うという『飛電インテリジェンス』の方針とは著しくかけ離れている上、ヒューマギアの特許保有者である或人に無許可で進められていた。
リオンの死後これらの内情が露見した結果、各所からの支持を失い倒産する結果となっている。
関連タグ
スマートブレイン:数字表記の作品の悪徳大企業、「幅広い事業を展開している」「仮面ライダー達の変身ベルトを開発した」「怪人と深い関わりがある」「主人公と敵対している」「2号ライダーと3号ライダーの人生を狂わせた過去を持つ」「主人公の仲間が敵になった際に所属した事がある」「物語終盤で登場時からの社長が別の人物によって社長の座から引き摺り下ろされる」「最終的には壊滅・倒産する」等の共通点が存在する。
ユグドラシル・コーポレーション:平成二期の作品の悪徳大企業、「幅広い事業を展開している」「仮面ライダー達の変身ベルトを開発した」「怪人と深い関わりがある」「ある重大なプロジェクトに関わっている」「主人公と敵対している」「2号ライダーの人生を狂わせた過去を持つ」「3号ライダーが敵になった際に所属した事がある」「最終的には敵の手によって壊滅・崩壊する」等の点が共通。