曖昧さ回避
本項では3について記述する。
概要
マリオカートシリーズでは定番とも言えるコースで、全てのスペシャルカップの最終コースに登場している。
コースの雰囲気は作品ごとに異なるが、「(落下を防ぐ)柵が少ない」「触れるだけでスピンする障害物が配置されている」「コース全長が他のコースに比べて長い」など難易度は全体的に高く設定されている。
また、対戦においてもいわゆる「連轢き」(スターで無敵になってスピンさせた相手を、バックして再びスピンさせる嫌がらせ行為)に代表される悪質な妨害行為を仕掛けにくい(柵が少なく道も曲がりくねっており、それでいて道幅の狭い箇所が多いため、下手に嫌がらせを仕掛けると却って自滅しやすい)ためか、こうした小癪な行為を嫌う紳士やガチンコ勝負を望むガチ勢にも人気が高い。
総じて人気が高いため、今までのレインボーロードを集めたカップ「レインボーカップ」たるものを希望するファンも多い。
なお、アーケード版ゆえ特殊なコンセプトである『マリオカート アーケードグランプリDX』と『マリオカート アーケードグランプリVR』、性質上コース収録という概念のない『マリオカート ライブ ホームサーキット』ではレインボーロードは登場しない。
各作品におけるレインボーロード
スーパーマリオカート
シリーズ第1作にして初のレインボーロード。この作品では背景やBGMを使い回してコースを複数扱いにしているのが特徴だが、レインボーロードだけはスペシャルカップ最終の1コースのみであり特別感を高めている。
コース内容はというと、原点ながら鬼畜の極み。柵は全く無く、カーブ(全て直角)毎にさりげなく道幅が狭くなる。また、道中には無敵ドッスンがいて、触れるだけでアイテム攻撃を受けた場合と同様のスピンをする。
『アドバンス』でのリメイク
「おまけコース」として登場。他のコースにも言えることだが全体的に簡略化されており、ドッスンがおらずジャンプ台も無くなっている。また、更に道幅が狭くなっている。
『7』でのリメイク
ドッスンやジャンプ台が復活するなど基本的にSFC版に近いリメイクとなっているが、ドッスンの着地時に路面がウェーブするようになった。うまく利用すればジャンプアクションを決めて加速することができる。
『8』・『8 デラックス』でのリメイク
WiiU版ではDLCで登場。Switch版では最初からプレイ可能となっている。
コース構成は3DS版とほぼ同じ。コースの下は宇宙ではなく山となっていて、自然の中にはキノコの家が建っている。また、リメイクされた事によって歴代のコースで一番リメイクされたコースになった(同じ回数でリメイクされたコースはマリオサーキット3のみ)。
『ツアー』でのリメイク
コース構成は3DS版と同様だが、スマホ版の仕様でコースアウトすることは滅多になくなった。通常版に加え、逆走する「R」、無敵ドッスンがいなくなり道が常に揺れている「X」、逆走かつギミックが詰め込まれた「RX」が新たに登場。「R」と「RX」は途中で道がなくなり、グライダーで飛ぶようになっている。
マリオカート64
距離が非常に長く、2km超えと歴代最長。しかしフェンスが全面に張られていることから意図的にコースアウトしない限り落下の心配はない。コースを走るワンワンがいるものの、走行自体はレインボーロード中最も簡単な部類である。
また、コースの半分近くを飛ばせるものすごいショートカットも有名で、成功すればラップタイムを1分近く短縮できる。
背景は前作同様の宇宙だが、マリオ達を象ったネオンサインが浮かんでおり華やか。
『8』・『8 デラックス』でのリメイク
コースの下が『ダブルダッシュ!!』のように大都会となり、乗客のキノピオがコインを投げつけてくる汽車や、グランドスターの特大プレートなどが追加。ネオンの代わりに昔の公式絵を象った花火が打ち上げられる。分かりにくいが、本作オリジナルコース「キノピオハーバー」に登場したピーチ姫の像が写っており、その上空が舞台になっているようだ。
柵は撤廃されている部分が大半。『Wii』や『7』に登場する星形の加速サークルがあり、過去作の要素を詰め込んだコースとなっている。
元は3周するコースだったがあまりに長いためかセクション制となり、1周分を走るのみとなった。
マリオカートアドバンス
起伏がなくSFC版に似ているが、カーブが増加しており形は全く異なる。
『マリオストーリー』を彷彿とさせるコース。当該作品のクッパ城が背景に置かれている他、時間経過でコース下部の景色が徐々に消えていき「コースそのものが高度を上げていく」演出がある。ジャンプ台が設けられており、大きなショートカットもできる。また、雷を受けると小さくなる雲や、当たるとスピンする流れ星が存在している。
コースのルートは青森県の形に似ているが、制作スタッフがそのつもりで作ったのかは不明。
マリオカート ダブルダッシュ!!
キノコシティの上空を走る。フェンスがほとんど無い割にダッシュ板や急カーブが多く、最高難易度と言われることも。
流れ星がアイテムのスーパースターに変化することがあり、拾えれば展開を変えられるかもしれない。
BGMには『64』のアレンジが使われている。ちなみに、このBGMのイントロは『DS』・『Wii』にも使われている。
マリオカート アーケードグランプリ 1/2
本作ではレインボーロードという名称ではないが、「レインボーコースター」と「レインボーダウンヒル」を抱えた隠しカップ、「レインボーカップ」が登場。レインボー系のみのカップはシリーズで唯一。2コースはホームストレート周りが共通で、ワープゾーンを経てコースが切り替わる形を取っている。AC版であるためか落下の概念こそないが、ヘアピンばかりで難易度は極めて高く、ジャンプドリフトを駆使しなくては優勝や好タイムは望めない。なお同じコースでもレース毎に背景が異なっていたりする。
マリオカートDS
こちらも『ダブルダッシュ!!』と同様フェンスが少ない。また、路面が全面ダッシュパネルになったシャトルループやコークスクリューが配置されている。
マリオカートWii
スーパーマリオギャラクシーを彷彿させるコースで、スターピースが散らばっている。大穴(SFC)や急勾配(64)、ジャンプ台(GBA)、星形のゲート(GC)がありこれまでの総まとめのようなコース。落下すると隕石のごとく燃え上がることもある。
ギャラクシーにちなんでか、スタッフゴーストはロゼッタが担当した。BGMはギャラクシーの「エッグプラネットギャラクシー」のアレンジが使われている。
マリオカート7
3セクションに分かれ、1周でゴールになる。
シリーズで初めて「レインボー」以外の部分も走るコースで、土星のリングや月面を走るパートがある。障害物として鎖のないワンワンや隕石が存在しているが、無重力が強調されており動きがトリッキーなので注意が必要。BGMは、サビの部分に『64』のアレンジが使われている。
『ツアー』でのリメイク
コース構成は3DS版と同様。通常版に加え、逆走する「R」、ギミックが大きく変更された「X」、その両方を兼ねた「RX」が新たに登場。「X」と「RX」は通常とスタート位置が異なっている。ちなみに元々3セクション制のコースだったため、通常2周(2セクション)しかしないスマホ版で唯一3セクションカウントされる。
マリオカート8・マリオカート8 デラックス
コースの大半が反重力になっており、ねじれている道が多い。これまでのレインボーロードに比べると近代的で、中盤では宇宙ステーションの中がメインとなる。また宇宙服を着たキノピオが初めて観客として登場している。
マリオカート ツアー
スーパーマリオ35周年を記念して開催された「スーパーマリオカートツアー」のメインコースとして、「RMXレインボーロード1」が登場。デザインはSFC版をベースにしているがコースは完全に新規。グライダーで飛ぶシーンが3ヶ所存在し、3DS版であった無敵ドッスンと揺れる地形も健在。もちろん「R」、「X」も存在する。
その約3ヶ月後に「RMXレインボーロード2」も登場。こちらもSFC版をベースに多数のトランポリンキノコが配置された。
ゲスト出演
F-ZERO X
ファンサービスコースとして『64』のものが登場。コースは原作をベースに近未来風にアレンジされている。なおコース外に出た時点で落下判定となるため、原作のような派手なショートカットはできない。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
ステージとして登場。『7』のコースを背景に、時折道路上に着地して戦う。前作『X』でのマリオサーキットと同様、たまにヘイホーが走ってくる。
ロゼッタ&チコの参戦を伝えるムービーの舞台にもなっており、その際にはマリオファミリーとカービィがレースを繰り広げていた。
BGMはが渡部量氏がアレンジした「レインボーロード シリーズメドレー」(7→DS→アドバンスのメドレー)(表)と、「7」の原曲(裏)。
ちなみに『for WiiU』には登場しない。
スーパーニンテンドーワールド
アトラクションのメドレーコースにて最後に出て来る。
また、ここでの最後のボックスに限り、こうらではなくスーパースターが出現する。