バッカじゃないの!? 不確かで脆いから、いいんじゃない!!
だから、心が通じ合った時にあったかくなれるのよ!!
もしも、それがガチガチで鉄板な都合のいい物だったら…あったかくなれないっつーの!
CV:松井菜桜子
演:岩佐真悠子(ドラマ版1・2作)、秋元才加(ドラマ版3作)
概要
帝丹高校2年生。テニス部所属。
工藤新一と毛利蘭は保育園時代から一緒に過ごしてきた幼馴染で、蘭とは一番な盟友関係。
クラス公認である二人の仲を度々からかっては楽しんでいる。
財閥の令嬢だが、本人は庶民的でサバサバした気さくな性格で、流行に敏感でイケメンに弱いミーハー気質の持ち主。かつてはいい男探しに奮闘するも、その男運の悪さゆえにハズレを引くことが多かった。
直接的な部活の場面はないものの、テニスの腕前は先輩たちでは練習相手にならないほどらしいが、格闘技を得意とするわけでは無く、事件絡みで殺されかけたことも数回ある。ただし、周辺には蘭(空手)、世良(截拳道)、和葉(合気道)、英理(一本背負い)、佐藤(関節技と射撃)、コナン=新一(サッカーの鍛錬を応用した戦闘力)、小五郎(柔道)、平次(剣道)、と恐ろしいメンツが揃っており、さらに現在は「最強な防犯システム」こと京極真という杯戸高校空手部主将の彼氏がいるので、今後誰かに狙われても安心である。
その京極とは遠距離恋愛中で、恋愛に疎い京極になかなか思いが伝わらずにいたが、バレンタインデーを機に正式な交際関係となった。
彼氏一筋だが、京極と付き合うようになってからもイケメンに弱いのは相変わらずで、特に怪盗キッドの大ファン。キッドが予告状を出す度に対面出来るのを夢見ており、「怪盗キッドVS京極真」にてその願いが成就されている。かつてキッドについては『別腹』と断言したことも併せて京極をヤキモキさせたが、念願の対面で持ち掛けられた賭けに乗った対価は、大会を控えた恋人の無事を保証することであった(その意を汲んだキッドも「元々彼女の心を盗んでいない」と京極に返答している)。その後も陰ながら協力しようとすることや擁護する発言もあるが、あくまでファン心理の一環と見てよい模様。
原作では初登場が宮野明美よりも後だったのだが(存在が示唆されていた)「明美の妹」とシルエットが似ていたことから、園子が登場した際にアシスタントに明美の妹だと認識されたという逸話がある(アニメでは明美より登場は早い)。これを受けたのか、劇場版第5作『天国へのカウントダウン』では本物の明美の妹である灰原哀(シェリー)に倣って髪型をウェーブにした所、ジンに彼女だと誤認されて危うく狙撃されかける(コナンの機転により事なきを得る)。
劇場版には何気に皆勤賞である。作品によってはチョイ役同然の出番だったりもするが、逆に劇場版第11作『紺碧の棺』では蘭と共にメインを張り、第23作『紺青の拳』でも物語の行方を左右するキーパーソンとして、ペアで抜擢された京極との掛け合いが見所となっている。同作では前髪を下ろした姿が初解禁、水に濡れた姿も相まって「可愛い」「美少女」との声が多数寄せられている。
人物
毛利小五郎と並ぶお調子者で、主人公の江戸川コナンに探偵役として眠らされることにより、記憶に無いながらも「推理クイーン園子」を自称している(近年は世良真純や安室透の登場によって機会は以前より減っているが)。ただし、園子本人も正義感は強く権力による口封じや隠蔽を嫌う。
また、財閥の令嬢という身分に似合わず、割引キャンペーン中の店や人気店の行列並びに出向いたりと言動が庶民的であることも多く、予約してあったフレンチのディナーをキャンセルしてまで蘭や世良とラーメンを食べにいったこともある。
その一方で、蘭やコナン達、そして京極のために実家の財力やコネを利用することも多い。
蘭との友情は厚く、蘭と新一の仲をからかいつつも見守っている。劇場版第4作『瞳の中の暗殺者』で蘭が記憶喪失になった際は「たとえ記憶が戻らなくても、アタシは一生友達だから」と涙を流したり、蘭が記憶喪失になっても姿を見せない新一に憤りを覚えていた。第17作『絶海の探偵』でもXによって蘭が海に落とされて行方不明になったときは大粒の涙を流して蘭の身を案じていた。また、『黒きドレスのアリバイ』では、友情のもつれが原因で罪を犯した犯人を一喝したこともある(見出しの台詞はこの時のものである)。
コナンや少年探偵団のメンバーにからかわれたりすることも多いが、なんやかんやで仲は良く年下の友人として扱っていて面倒見も良い。劇場版第14作『天空の難破船』で灰原を殴った女テロリストに対して「子供を殴るなんて最低!」と啖呵を切ったり、第15作『沈黙の15分』では雪崩に巻き込まれたコナンを蘭達と必死に探したり、第18作『異次元の狙撃手』では東都タワーを貸し切りにしたり、第20作『純黒の悪夢』では東都水族館の観覧車を探偵団からの頼みでVIP待遇で乗れるよう手配したりしている。
名前について
名前の由来は同名のタレント兼美容研究家の鈴木その子……ではなく、作者である青山剛昌の高校の後輩から(鈴木氏が芸能界で活躍するようになるより先に園子は本編登場している)。