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菊姫の編集履歴

2023-01-24 11:29:09 バージョン

菊姫

きくひめ

武田信玄の娘にして上杉景勝の正室。(メイン画像右)

菊姫(上杉景勝室)

永禄元年(1558年)~慶長9年(1604年)

(生年は永禄六年(1563年)説もあり)


武田信玄の五女(六女説もあり)。院号は「大儀院」。別名「甲州夫人」もしくは「甲斐御寮人」とも。

母は信玄の側室・油川夫人琴姫)。同母の兄弟姉妹に仁科盛信葛山信貞松姫がいる(真理姫も同母姉という説がある)。


信玄の嫡男にして後継者・武田勝頼(菊姫の異母兄)が織田信長北条氏政の脅威に対抗するために上杉家と結んだ甲越同盟の一環として、上杉景勝上杉謙信の養子であり甥であり後継者)に嫁いで、彼の正室になった。

景勝との間に子は生されなかったが、質素倹約を奨励した賢妻として家中でも慕われたと言われている。


菊姫が上杉家に嫁いだ甲斐もあり、甲越同盟は良く機能した。その証拠として、織田信長が武田家に対して大攻勢を仕掛けた時、武田信玄の娘婿で最後まで武田家の味方だった人物は上杉景勝だけであった。


政略結婚だったにもかかわらず、菊姫と上杉景勝の夫婦仲は良かったと言われている。その証拠として、

  • 武田家が滅亡しても景勝は菊姫を正室のままにしていた(当時は、実家が滅亡したときに実子がいない場合は正室は側室に格下げされるのが常識だったが、景勝はそれをしなかった)。
  • 前述した通り、菊姫と景勝の間に実子は生まれなかったものの、(当時は一夫多妻制だったにもかかわらず)景勝は長い間側室を持たなかった。菊姫が病床に伏すと、景勝は(後継者を作るために)桂岩院を側室にしたが、彼女が景勝との間に玉丸(のちの上杉定勝)を生んで以降は子供を作らなかった(また、景勝が生涯にわたって結婚した人物は菊姫と桂岩院だけである)。
  • 後述する通り、景勝は病床に伏した菊姫を助けようと頑張った。その甲斐もむなしく菊姫が亡くなると、景勝は彼女の死を深く悲しんだ。

信玄の七男にして菊姫の異母弟・武田信清及び彼の子孫は菊姫の縁により上杉家に仕えた。


天正17年(1589年)9月、天下人・豊臣秀吉より「1万石以上の知行を持つ諸大名たちの妻女を3年間在京させる」という命令がくだされ、菊姫も同年12月、夫・景勝と共に上洛し、京都伏見の上杉邸で人質として生活する。その後、文禄4年(1595)年9月に景勝が伏見に屋敷を賜ると伏見邸に移る。このとき、お船の方直江兼続の正室)も同行している。菊姫の警護役は、千坂景親が務めた。翌年に慶長伏見地震が発生すると、菊姫は梁を支えて女中たちを逃したため、上杉の伏見邸では一人も死者が出なかったと言われている。

ちなみに景勝は京に滞在する機会が多かったため、菊姫は人質生活とはいえ景勝と頻繁に会うことができていた。


在京中は公家衆の妻女たちとの交流をはかったとされる。上杉家と朝廷との取次を務めてくれた勧修寺晴豊夫妻とは特に交流を深めたとされ、ある時、景勝が晴豊から茶会に招かれるが、そのまま飲み会へと発展し飲み潰してしまったことがあり、その際も菊姫が気遣い、後日に晴豊の妻にフナを50匹贈らせたという。


重い碁盤を左手だけで軽々と持ち上げたというエピソードもある。

直江兼続とお船の方の長女・於松の名前は、菊姫の妹(もしくは姉)・松姫に由来しているという説がある。


慶長8年(1603年)冬より病床に伏す。

豊臣秀頼千姫の祝言に出向いていた景勝は、以降伏見に滞在し、神社仏閣への祈願を行ったり、名医を招いたりなどして菊姫の快復を望んだが、翌9年(1604年)2月16日に上杉家の伏見屋敷で死去。享年47歳。彼女の訃報に景勝や上杉家の家臣たちはかなり悲嘆し、『上杉家御年譜』には「悲歎カキリナシ」とある。


因みに、歌舞伎における三姫(女形と大役)の一人である八重垣姫は本項の菊姫がモデルであるともいわれている。


登場作品

Pixivでは主に戦国大戦のイラストが描かれる。


おんな風林火山

演:伊藤かずえ/岡崎由喜枝

史実通り、武田家と上杉家が同盟を締結すると上杉家に嫁いで景勝(演:森一馬)の正室になる。


天地人

この顔にやられた。

演:比嘉愛未(画像右)

史実通り、武田家と上杉家が同盟を締結すると上杉家に嫁いで景勝(演:北村一輝)の正室になる。


当初は景勝との夫婦関係がぎくしゃくしていたが、樋口兼続(のちの直江兼続)(演:妻夫木聡)や義母・仙洞院(作中における表記は、「仙桃院」)(演:高島礼子)との関わりを通して徐々に心を開いていく。そして景勝の「夫として守っていく」という本心を知り、夫婦仲は良好になる。

のちに秀吉の人質となり、上方の情勢を上杉家に伝える役割を担う。

実子がいなかったため、関ヶ原の戦いの後に病床に伏すと、上杉家を存続させるために景勝に側室を持つことを勧め、この世を去る。

その死を景勝は深く悲しみ、秀頼に対する新年の挨拶にて泣き出したほどであった。


戦国大戦

みんなで心を一つに、頑張ろー!

ちゃは☆

「1582日輪、本能寺より出ずる」より、上杉家のRとして登場。二つ名は「虎の娘」。

上杉家の共通意匠として外套に「煌」の文字が書かれている。イメージカラーが白の上杉家と赤の武田家の間を取ってピンク色が基調のデザインとなっており、また兵種も両家共通の得意兵種である騎馬隊である。

特技は制圧と魅力を所持している。統率が高く連続して突撃を繰り出しやすいが、戦場に出た逸話の無い女性武将の常か武力は低い。

固有計略『甲越同盟の采配』は上杉家と武田家の味方武将の武力と移動速度を上げる采配。武田家の武将を範囲に入れると効果が上がる。また、計略使用時に最大士気が上がる。

消費士気に対して武力の上昇は低めのため、移動速度の上昇と効果時間の長さを生かして場を荒らす運用法がメインとなるだろう。

私って、頼りになる奥さんでしょ?


関連イラスト

【漫画】菊姫の奇妙な祝言午後のひと時菊姫(1963?〜1604年)2世と嫁ズ


関連タグ

戦国時代 上杉夫婦 甲越同盟

甲斐 越後 伏見


関連人物

血縁者・親戚

武田信玄(父) 油川夫人琴姫)(母) 上杉景勝(夫)

上杉定勝(義子) 畠山義真(元養子)


武田勝頼(異母兄) 仁科盛信(兄) 武田信清(異母弟) 松姫(妹)


上杉謙信(義養父) 長尾政景(義父) 仙洞院(義母)


家臣

直江兼続 お船の方 千坂景親


その他の菊姫の定義

菊姫(姫川玲子シリーズ)

最終回おつかれさまでした!

「姫川玲子シリーズ」及びドラマ「ストロベリーナイト」における、主人公・姫川玲子とその部下・菊田和男のカップリング=菊田×姫川の略称。


公式設定






ネタバレ注意






小説及びドラマにおいての設定では、姫川玲子と菊田和男は上司と部下の関係にあたる。

また、菊田の方が少し年上である。


菊田は、玲子が主任になりたての頃は彼女を認めていなかったようであるが(ドラマ「感染遊戯」より)、次第に彼女の実力に気づき、彼女の信頼する部下となっていった。

その気持ちはいつしか彼女自身への思慕となっていき、玲子のほうも菊田に少なからず思いを抱くところがあるようである。

しかし、菊田の不器用な性格により、二人の関係はほとんど進行することがない(大事な時に限って井岡などが邪魔をしてくることもある)。


井岡が玲子をひたすら口説こうと近づくため、菊田がそれに嫉妬する場面もある(小説「ソウルケイジ」より)。


そうしてやきもきしている間に、既婚者の日下から「お前たち、付き合ってるのか?」と聞かれ、更にアドバイスまでされる始末である(小説「ソウルケイジ」より)。



ちなみに、小説における二人の恋愛的描写はドラマにおいてはかなり削られているが、その代わりに挿入されたシーンも多少なりある(菊田が玲子を抱きしめる、頭をくしゃくしゃと撫でるなど)。


pixivにおける扱い

主要な登場人物の8割以上は男性という状況にもかかわらず、ストロベリーナイトタグにおいては半数以上がこのカップリングであるといっても過言ではないほど多い。

イラストより小説の方が多く、シリアスからギャグまで幅広く、もうお前ら結婚しろと言わんばかりの内容もかなり各所でみられる。

連続ドラマの放送はすでに終了しているが、映画化も決定しているため投稿数は増え続けている。


関連タグ


ストロベリーナイト 菊田 姫川 NL



日本酒の菊姫

石川県白山市所在の菊姫合資会社による日本酒。名前の由来は「加賀の菊酒」伝説からとも、女神菊理媛からともされる。


石川県民が嫌と言うほど聞いたCM

むやみに耳につく「きっくぅ~~ひぃめぇ~~」が強烈極まりない。

記憶に残るという意味ではCMとしての役目は果たしているが、その代償として

かなりの不快感をもたらしたのは想像に難くない。

ちなみにこちらは最新版と思われるCM。

あの声が取り除かれて何より。


関連タグ

ローカルCM 音響兵器

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