概要
コウチュウ目の昆虫の総称。
成虫の外皮が（前翅も）甲冑のようになっているのが特徴だが、ゴキブリやカメムシは含まない（例外もいる）。
非常に種数が多く、多様である。現在分かっているだけで35万種（全昆虫の1/3以上、全動物の1/4以上!）も存在し、地球の全生物、バクテリアやカビや回虫まで含めたすべての中で最も種類が多いとまでされている。
昔は甲虫といえば、亀（甲羅を持った生き物）を指していた。また、甲虫と書くと、カブトムシとも読める。
余談
また、世界の大型甲虫の仲間は神話の英雄や神(主にギリシャ神話が多い)が名前の由来になったものが多い。ただし、多くはギリシャにはいない甲虫だが。主に真性カブトムシ族のカブトムシの種名に使われる。もっとも、この真性カブトムシはギリシャでは見つかっていないが。
- ヘラクレスオオカブト/アルキデスヒラタクワガタ:ギリシャ神話の英雄ヘラクレスとその幼名から。
- アトラスオオカブト:ギリシャ神話の天を支える巨人アトラス。
- ケンタウロスオオカブト：ギリシャ神話の半人半馬の怪物ケンタウロスから。
- サタンオオカブト:ローマ神話の農耕の神サターンまたは旧約聖書における悪魔王のサタンから。
- アクティオンゾウカブト:ギリシャ神話における自分の猟犬に食べられた狩人の名前から。
- アヌビスゾウカブト：エジプト神話の狗面人身の冥府神から。
- マルスゾウカブト:ローマ神話の戦の神マルスから。
- ネプチューンオオカブト:ローマ神話の海神ネプチューンに由来。
- アンタエウスオオクワガタ:ギリシャ神話の巨人に由来。
- ダイオウヒラタクワガタ：アレクサンダー大王に由来。
- ゴライアスハナムグリ：旧約聖書に登場するダビデに倒された巨人『ゴリアテ』から。
- タイタンオオウスバカミキリ：ギリシャ神話の巨神族の総称『ティターン』から。
関連タグ
一般
甲虫王者ムシキング 重甲ビーファイター ビーファイターカブト
甲虫名タグ
▲付きは他の意味に多く使われる(曖昧さ回避)。
てんとう虫･テントウムシ･てんとうむし･天道虫･テントウ虫 ハムシ
