概要
コウチュウ目オサムシ科オサムシ亜科の昆虫。
外見は黒っぽい色で、細長く引き伸ばしたオサムシのような形状。
細長い頭部にカタツムリ(マイマイ)の殻を被っている姿が見かけられることからこの名がついた。
解説
上記の姿はもちろん遊んでいるわけではなく、細長い頭部を利用してカタツムリの殻の内部に侵入、柔らかい肉に噛みつきながら消化液で溶かして食べてしまった結果なのである。
名前からしてカタツムリしか食べない偏食家と思われがちだが、カタツムリだけではなく、ナメクジやミミズを捕食したり、樹液も吸ったりする。動画を見る限り
貝だったらなんでもいいようだ
因みに産卵の際にはカタツムリを食べないといけないらしい
蚊が産卵に必要な栄養を血液から摂取するのと同じことなのだろう
その食性から地上を歩くのが得意で、羽根は退化し開くことはない。
オサムシ科であるので危険を察知すると尻から刺激性の強い液体を噴射するので注意!
また日本固有種であり地域ごとの亜種も多いことから、海外のコレクター垂涎の昆虫であるという。
さらに狭義のオサムシ類としては世界最大級であり、長崎県福江島産の個体には70mmに達したものがいたという記録もある。
一応肉食昆虫なので、『虫皇帝』に出場したことはあるが、ダイオウサソリと闘って簡単に首を挟まれてねじりおられて捕食されてしまった(アリクイも肉食動物なのでライオンと戦わせたようなものである)。
フィクションでの扱い
記憶を取り戻したウェザー・リポートの活躍回に登場したが、アメリカのケープ・カナベラルに羽根を広げて襲来するという描写だったので、全国の昆虫好きから速攻でツッコミが入った。
インド神話的な世界が舞台の押井守監修のロールプレイングゲーム。キャラクターデザインの漫画家桜玉吉によりカタツムリの殻を被ったサラリーマンモンスターという珍解釈がなされた。
なお殻は守備力が高いマイマイヘルメットの素材となる。
かぶりつきポケモンカブルモのモチーフ。チョボマキの殻を得ることでシュバルゴに進化する。って変わりすぎじゃない!?
バグズ2号の搭乗員ルドン・ブルグスミューラーの手術ベースおよび、彼から奪われたバグズ型テラフォーマーの能力。
マイマイカブリシミズ(清水圭+マイマイカブリ)が登場。
おたすけムシとして2016ファーストより登場。属性はグー、レアリティはR。おたすけ技はグーで勝つと2ターン攻撃力アップを付与する「マイマイガブリ」。
初期はその名の通り牙で攻撃するモーションだったが激闘編以降は何故かカタツムリの殻を担いだグラフィックで登場し、おたすけ技のモーションもカタツムリの殻を投げつけるというものに変更された。
関連タグ
マイマイ:餌