ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

甲虫の編集履歴

2023-05-05 01:34:49 バージョン

甲虫

こうちゅう

コウチュウ目(鞘翅目)に分類される昆虫のこと。硬い外皮に変化した前翅が特徴。

概要

コウチュウ目(鞘翅目)に分類される昆虫のこと。

成虫は名前の通り全身が甲冑に覆われるような。本体のほとんどの外骨格だけでなく、まで硬くなるのが特徴。甲虫のこのような前翅は鞘翅(しょうし)・エリトラ(elytra)という。これは普段では左右密着しながら中胸から腹部末端までピッタリ覆い被さるため、甲虫の背面は頭・前胸・前翅の3パーツだけ見えるようになる(ハネカクシなど前翅が短く腹部がはみ出す種類もいる)。

飛翔用の後翅は、普段では前翅の下に折り畳まれる(退化して飛べない種類もいる)。


似たような特徴はカメムシにも見られるが、そっちは針のような口と硬化が不完全(後半が半透明)な前翅で甲虫から区別できる。


全身が硬くて防御力が高いが、多くが前翅に覆われる腹部背面だけ柔らかかい。ほとんどの種類は飛んでいる際に前翅がぱかっと開くため、これがなどの天敵が狙う弱点となる。腹部だけなくなった甲虫がしばしば見えるのはこれが原因である(ハナムグリのようにこの弱点を克服し、前翅を開かなくても支障なく後翅を出して飛行する種類もいる)。


完全変態で、幼虫を経て成虫になる。

幼虫はワーム状だが、芋虫のような腹脚はなく、またとは異なり胸部のを持つ。コガネムシ科クワガタムシなどの幼虫は、いわゆる地虫である。

は昆虫として典型的で、白くて柔らかく、翅や脚などが露出して成虫の形がよく分かる。無防備のため多くがに保護される(テントウムシのように繭を作らない例外もいる)。


非常に種数が多く、多様である。2017年時点で分かっているだけで36万種(全昆虫の1/3以上、全動物の1/4以上!)も存在し、地球の全生物、植物菌類バクテリアまで含めたすべての中で最も種類が多いとまでされている。


昆虫の中では脈翅類ヘビトンボウスバカゲロウなど)とネジレバネが近縁。特に後者はかつて甲虫とも考えられた。


「甲虫」という名前は、昔では甲羅を持った生き物を指しても含まれる。また、「甲虫」と書くと、カブトムシとも読める。


余談

世界の大型甲虫は神話の英雄や神が学名の由来になったものが多い(主にギリシャ神話由来だが、多くはギリシャにはいない)。主に真性カブトムシ族のカブトムシに使われる。


甲虫を主題にした作品


関連タグ

生物 生き物 動物 節足動物 昆虫 完全変態

脈翅目ネジレバネ:近縁。

カメムシヨロイバエ:他人の空似。

 甲冑   甲羅


甲虫名タグ

▲付きは他の意味に多く使われる(曖昧さ回避)。

コガネムシハナムグリ/カナブンスカラベ/フンコロガシ

カブトムシ/カブト虫/カブト

クワガタムシ/クワガタ

カミキリムシ

ゾウムシオトシブミ

タマムシ/玉虫

テントウムシ/てんとう虫/てんとうむし/天道虫/テントウ虫

ハムシ

ホタル▲/ほたる▲/

ゲンゴロウ

ガムシ

ミズスマシ

ツチハンミョウヒラズゲンセイ

ゴミムシオサムシマイマイカブリバイオリンムシ

ハンミョウ

ハネカクシ

シデムシ

カツオブシムシ

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました