概要
インドネシアのジャワ島に分布する大型のヒラタクワガタ。大アゴはくの字型に強く湾曲し、体も太い。生息地域によって体型や大アゴの形状が異なる。
学名は「Dorucus bucephalus」(ドルクス・ブケファルス)であるが、ブケファルス(ブケパロス)は「牛の頭」という意味であり、これは湾曲した大アゴが牛の角に似ているためである。
またアレクサンドロス大王の軍馬の名前でもあり、和名のダイオウはここに由来している。
生息地であるジャワ島にはオオヒラタクワガタ(学名ドルクス・ティタヌス。日本のヒラタクワガタやパラワン、スマトラなどが該当する。)が生息しておらず、本種がジャワ島におけるオオヒラタクワガタの代替種と考えられている。
ただし、オオヒラタクワガタとも割と近縁で雑種を作ることができるため、本種をオオヒラタの亜種とする学者もいる。
ドルクス属の中ではオオヒラタほどではないが比較的大型種であり、オスは最大で体長90mmにもなる。ただし、メスはオスほどは大型化せず、体長40mm台の個体がほとんどである。
体長がオオヒラタより短いものの、大アゴの湾曲は強いため、体幅はオオヒラタに負けず劣らず大きい。
飼育は他のヒラタクワガタ同様難しくなく、成虫の寿命もクワガタの中では比較的長寿な部類に入る。ただし、オオヒラタに比べて高温に弱いので注意。
また、ヒラタの例に漏れず気性が荒いので、指を挟まれて出血などの怪我をしないように気をつけよう。
前述の通り日本のものも含めオオヒラタとの交雑が可能なため野外には絶対に逃してはならない。生き物は責任を持って飼いましょう。
甲虫王者ムシキングシリーズのダイオウヒラタ
アダー完結編から参戦。肩書きは「ブラックタンク」。超必殺技はグー、「タンバリンアタック」。強さの設定はされていないが、レア度は最低のノーマルで究極必殺わざも持っておらず、あまり大柄な体格で描かれていないため強さ140相当と思われる。
なお、タンバリンアタックは小学館の「ムシキング 超必殺わざアイデアコンテスト 2007」でグランプリに輝いた技である。
- 「超必殺わざコンテスト」て応募されたわざの中では最後の登場だった。
新甲虫王者ムシキングでは激闘5弾で参戦。それ以前に第4期と第5期の公式大会の参加賞で先行登場していた。
階級はSR(旧作の強さ160~180相当)。肩書きと必殺技は旧作と同じだが、アダー完結編では相手の体をタンバリンに見立てて跳ね回る技だったのに対して、新甲虫王者ムシキングでは相手をタンバリンに打ち付けるように地面に叩きつける技となっている。
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