サトシのウオノラゴン
さとしのうおのらごん
声:堀内賢雄
(『アニメージュ』2021年5月号より)
概要
新無印編第50話から登場。元々はワイルドエリアで発見された化石から復元された。
本来ウオチルドンに復元される予定だったが、ウカッツたちの手違いによって異なる化石が合わさり、誤ってウオノラゴンになった。
復元後、サトシを気に入った事もあってウカッツたちの提案によってゲットされた(同時にパッチルドンも復活しており、そちらはゴウがゲットした)。
彼の手持ちとしては化石ポケモン、純粋(?)な第八世代産、更に人工ポケモンといった様々な意味で初の事例となる。
生まれたばかりということもあるのか、ゲーム同様の無邪気かつ腕白な性格で、ピカチュウのエレキネットをものともせず食い破り、これまた設定通りの健脚でサトシを乗せたまま砂地と森を走り抜けるなど、高いタフネスとアグレッシブさが描写された。
元魚類ゆえか水場を好んでおり、犬かきじみたスタイルだが遊泳も問題なく可能。
しかしミスマッチな体型ゆえか人間より遅く、海底を猛スピードで走り回り移動する方が得意など、独特な個性を思う存分発揮している。
一方、地上でも酸欠で苦しむ様子は見られず、ますます図鑑説明の胡乱さを強める結果となった。
甘えるときは甘噛みで行い(サトシは当初襲われると勘違いした)、嬉しいときはヒレをパタパタさせる仕草をするなど人懐っこく愛嬌を振り撒いており、前述のゲームでの愛嬌を覚えていたプレイヤーからは更に心を打たれると評判で、否定的だった層の意見さえも覆しつつある。
以降もモンスターボールから出てきた際、愛情表現としてかぶりつくのが恒例となっている。
同シリーズ加入組ではネギガナイトと仲良し。
特性はがんじょうあご
使用技は、「みずでっぽう」「エラがみ」「こおりのキバ」「ドラゴンダイブ」。
その経緯から作中でも「非常に珍しい新種」と扱われており、様々な人物の興味・関心を買っている。
加えて、生まれて日が浅いにもかかわらず非常に高いポテンシャルを持ち、対遠距離は苦手だが近距離戦には滅法強い。チャンピオンや四天王の繰り出すポケモン達とも対等にやり合える等、ゲーム同様の強さを視聴者に見せつけている。
第128話で紹介された際の二つ名は、「古代ガラルの覇者」。
揺れるものに思わずに噛みついてしまう癖があるため、ドラセナのチルタリスの頭に反応して駆けて行ってしまったり、PWCS NEWS(ポケモンワールドチャンピオンシップスニュース)独占情報によるとシロナのミロカロスの尻尾を狙っているが、ガブリアスに阻まれて未だに一噛みもできていない模様。
活躍
ドラセナ戦前、ネギガナイトのスターアサルト習得に貢献している。
シロナ戦:モンスターボールに逆らいどく状態の中ロズレイドを突破しミロカロスを疲弊させる。
ダンデ戦:ドラパルトとのぶつかり合いでドラゴンタイプとしての本能が覚醒し、胴体のトゲが光って伸縮するという珍能力が発現。突撃の威力を上げる武器として使う他、腕のように動かしゼロ距離の相手をホールドするなど更なる活躍を披露した。結果として、メガシンカ、Zワザ、ダイマックスといった強化手段を使う機会が無い中でも、必死に食らいつき勝ち抜いていったその姿は、まさに古代ガラルの覇者と言えよう。
マスターズトーナメント終結後はサクラギパークで他のみずポケモンたちと仲良く過ごしている。