「魔法少女だからに決まってんだろうがッ…!!!」
「討つぞ 魔法少女サイトを…!!」
プロフィール
年齢 | 14歳 |
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誕生日 | 4月25日(おうし座) |
身長 | 156cm |
体重 | 45kg |
BMI | 18.5 |
血液型 | O型 |
出身地 | 東京都 |
趣味・特技 | ショッピング、プリクラ、スポーツ、映画鑑賞 |
長所 | 運動神経とスタイルがいい、友達思い |
好きなもの | プール、炭酸飲料水、ドーナツ |
苦手なもの | 勉強、コーヒー |
CV | 山崎はるか |
概要
主人公・朝霧彩をいじめていたグループの中心人物であるクラスメイトで、魔法少女の一人。
家族構成についてはあまり触れられていないが、姉の雫芽さきが登場しており、母親の存在が確認されている。
低い位置のツインテール(いわゆるしずかちゃんヘアだが、入院時は髪を一つにまとめており、私服時は髪を下ろしている)に八重歯とある事件でついてしまった首の傷跡が特徴の少女。
肌は色黒でも色白でもない中間で艶があり、スタイルも良いため、よく高校生に間違えられるが、自分の八重歯が嫌いである。
気性が激しく攻撃的な性格。特に彩のようなうじうじしている人間を好まず、学校では親友の貝島えりか・川野愛のグループで常日頃から彩に対してひどいいじめを行っている。学校内でも評判の悪い不良生徒・荒井翔太とも親しい関係。そのため親友共々、クラスメイトの奴村露乃や火本真からは軽蔑されており、特に前者からは蛇蝎の如く嫌われている上、荒井を忌み嫌う一部の生徒にも密かに嫌悪されつつあった。
このように気に入らない相手に対しては冷酷かつ苛烈な態度を取るが、本来は親友のことを大事に思う、姉御肌あふれる義理堅い少女でもあり、二人の親友以外のクラスメイトとも親しく、家族思いな一面もある(偶然とはいえ、潮井梨ナがステッキで姉の容姿をコピーしたことを良く思っておらず、「違和感ありすぎて気持ち悪い」と嫌がっている)。
アニメで同人物を演じる山崎はるかは、エンディングテーマ「ゼンゼントモダチ」も担当している。
ステッキ
ステッキの使用で出血する場所は両耳、髪色は黄色に染まる。
対象物を切り裂く他にも、ヨーヨーの糸で相手を強く締め付けたり、遠距離の対象にヨーヨーを巻き付けることで、その地点に瞬時に飛び移ることも可能。
来歴
いじめの報い
魔法少女サイトと出会った彩が学校の下駄箱に入っていたステッキを手にしたその日、彼女が密かに可愛がっていた子猫を殺し、荒井に彩をレイプするよう仕向けるも、子猫を踏切内に放り込んで事故死させた張本人のえりかが荒井諸とも彩のステッキの力で子猫が亡くなった同じ踏切内に瞬間移動し、そのまま電車に撥ねられ、無惨な事故死を遂げてしまう。
事故現場に駆けつけ、その惨状を目の当たりにしたさりなと愛は一人の親友と慕っていた先輩を踏切事故で亡くしたショックで悲痛の涙を流すが、元々荒井は校内でも評判の悪い札付きの不良で、さりな達グループ以外の殆どの生徒達から毛嫌いされていたために同情の声も皆無に等しく、一部の生徒は「どっちにしろDQNだから死んでもよかった」などと平気で笑い飛ばし、荒井とえりかが事故死したことを陰で喜んでいた。
その後、愛から「やりすぎだ」と止められる程の怒りのままにカッターナイフを取り出してまで執拗に彩を疑うが、ステッキの力で時を止めた奴村に持っていたカッターを取られた上で首をかっ切られてしまい、「不慮の事故」として病院に運ばれて以来、首に傷跡が残った。
復讐に燃える後継者
入院先の病院で見舞いに来てくれたはずの姉と瓜二つの容姿で昏睡状態の梨ナを偶然発見し、サイト管理人・漆との出会いを経て、魔法少女の秘密や彩と奴村の魔法が親友の死と自分の首の傷に関係していることを知る。
梨ナに代わる「魔法少女狩り(マジカルハンター)」の後継者として、漆からヨーヨー型ステッキを託されると同時にテンペストの脅威を知り、彩と奴村に復讐するべく、魔法少女になることを決意。
退院後、復学同日に転校してきた元人気アイドルにして魔法少女の穴沢虹海が自分と同じように親友を亡くし、梨ナに強い殺意を抱いてることを知り、“復讐に燃える同志”として梨ナに関する情報を虹海に教え、彩と奴村への復讐を企む。
執拗に二人の命を狙うさりなだが、奴村からは「自業自得」、「朝霧さんを散々いじめてたあんた達が悪い」、「悲劇のヒロイン気取り」等と罵倒されたことから、自身の怒り任せの魔法で奴村の自宅マンションを崩落させ、甚大な被害を出してしまう。危うく自身も瓦礫の下敷きになりかけるが、その寸前に彩がステッキの力でさりなを教室に瞬間移動させたことにより、難を逃れた。
管理人の凶弾
満身創痍で涙を流しながらも自身に強く反発してきた彩に命を救われたことに強く戸惑いつつも、崩落したマンションの跡地から彩と奴村のステッキ(さりなが回収したのは彩の拳銃型、奴村のスマホ型、シャーペン型、魔法を別の場所で使えるライター型ステッキの計4つ)を回収したその後、偶然遭遇した漆にテンペストの脅威が記載されたページにある、“より多くのステッキを使用した者のみをテンペストから回避させ、生かしてくれる”に関して、「ステッキを使えば使うほど寿命が減るのに、ステッキを多く使えばテンペストから生かしてくれるのはおかしい」と追求するが漆の凶弾に倒れ、絶命。
「朝霧… 借りは返したぞ…」
………………したと思いきや、さりなは1分間だけ時間を戻すステッキを持つ魔法少女・禍沼アリスによって命を救われ、九死に一生を得ていた。
アリスとの出会い
上記のマンション崩落事故を魔法少女の仕業に違いないと踏んで現場に出向き、その跡地からステッキを回収するさりなの姿を見つけ尾行し、彼女が漆に殺されステッキを奪われる一部始終を目の当たりにしたアリスは、自身のステッキの力でさりなが漆に殺される前の時間に戻して彼女と対面し、「このままサイト管理人と遭遇すれば殺され、持っているステッキを全て奪われる」と教えたことで、さりなはアリスに命を救われたのだった。
それ以来、黒マントを纏った姿でアリスと行動を共にし、雨谷小雨が発案したサイト管理人捕獲計画に協力する魔法少女の一人となり、水面下で動いていた。
※アニメ版では、梨ナのリュックごとステッキを回収しているが、テンペストに関する矛盾点を追求せず、漆に脅される程度で済んだため、アリスとの関わりは割愛されている。それ以降はさりな独自で行動していた。
自分が今までいじめてきた彩に強く反発されながらも、彼女に命を救われたのがきっかけで心境が変化したのか、以前と比べると性格や表情がどことなく丸くなっており、感情的になってすぐ行動に移してしまうところも落ち着いた様子である。
サイト管理人強襲時は(本人曰く「借りを返すため」)、彩のステッキを使って満身創痍の彩や奴村達を漆の猛攻から救った。虹海の急逝及び朝霧要の失踪後、虹海の死を受け入れられず、一人悲しみに暮れる彩の前に現れ、拳銃型ステッキを返して叱咤し、諸悪の権化である魔法少女サイトを共に討とうと共闘を持ちかけるが、仲間全員のステッキを預り、管理人に自分以外の魔法少女を解放してほしいと交渉を持ちかけてまで全てを背負い込もうとした彩に対し、「優しさだけでは誰も救えない」と叱責した。
その後は奴村や梨ナにもそれぞれスマホ型と杖型ステッキを返しているが、彩や奴村に対してはまだ恨みを抱いているらしく、彩に対しても彼女のことは仲間と思っていないと言ったり、奴村にも「死ぬ間際までコキ使って、あたしがトドメを刺す」と宣言している。
また、いじめの加害者だったためか、都市伝説でステッキの存在を知り、アリスと同じ魔法少女サイトと出会った住倉湯華が元親友をはじめとする同じ学校の女子達から集団無視やひどいいじめを受け、Twitterの裏アカでかつての彩と同じように毎日死ぬことばかりを考えて呟くツイートを見て、いじめの被害者だった彩と共に複雑な表情を見せていた。
アリスが発案したサイト管理人奇襲作戦では、自身のヨーヨー型ステッキと梨ナの杖型ステッキによる連携でサイト管理人・弐を仕留めることに成功したものの、奇襲作戦第二弾において、その作戦を漆に感付かれてしまったことにより、梨ナと共にサイト管理人・拾に苦戦を強いられてしまう。
また、さりなはアリスが何か別の目的を持っていることを密かに察する様子を見せていたが、拾の猛攻で虫の息となる中、アリスは自分のステッキを使うことなく忽然と姿を消していた。
関係者
詳しくは該当記事参照。
- 川野愛
彩をいじめていた女子グループの一人。キャラメルブラウンの髪を左側で輪っか状にまとめている少女。
いじめにこそ積極的だが、さりなやえりかと比べるとある程度の常識性を持ち合わせており、さりなが凶器を取り出してまで彩を尋問しようとした際は「やりすぎだ」と止めようとした。
自分の親友達が立て続けに不運な事故に遭ってからは一転、自分も酷い目に遭うことを恐れて彩に強い恐怖心を抱き怯えるようになるが、さりなが失踪したその後の動向については一切触れられていない。
- 荒井翔太
さりな達グループと交友関係を持つ一年上の不良生徒(3年A組在籍)。彼女達からは「翔太先輩」と呼び慕われており、三人の中でも特にえりかと親しい仲だった。
さりな達に彩をレイプするよう指示され、えりかと共に追いつめるが、彩のステッキによる瞬間移動でえりか諸とも電車に撥ねられ、死亡。
しかし校内での評判は非常に悪く、生前にあまりにも悪名を轟かせていたためか、さりな達グループ以外の大半の生徒からは蛇蝎の如く嫌われており、荒井と親しかったさりな達も彼を忌み嫌う生徒達から密かに嫌悪されつつあったため、一部の生徒は二人が事故死したことを大いに喜んでおり、中には心中や三角関係、痴情のもつれといった根拠のない噂を広めて面白がる生徒もいた。
所謂、『DEATHNOTE』における渋井丸拓男(シブタク)のような立ち位置にあたるが、主人公と同じ学校の生徒だが他の生徒達から忌み嫌われている、電車による事故死、一部からは死んだことを喜ばれるといった点はドラマ版オリジナルキャラクターの佐古田源武に近い。
- 雫芽さき
さりなの姉。粗暴な妹とは異なり、穏やかで物腰柔らかく、妹思いな性格。
梨ナが他の魔法少女から奪った容姿をコピーするカメラ型ステッキで自分の容姿をコピーされたことには気付いておらず(梨ナ曰く「モテオーラの出ていた女を適当に選んだ」)、首の傷で入院した妹のさりなの見舞いで病院を訪れた際、当時昏睡状態だった梨ナもさりなと同じ病院に入院していたため、周囲から梨ナと間違えられていたが、さりなが失踪したその後の動向については描かれていない。
しかし梨ナはステッキでさきの容姿をコピーして池股みかどを殺害し、彼女の親友であった虹海から殺意を向けられるようになったため、仮にさきと虹海が遭遇した場合、さき本人が梨ナと間違えられ、殺されていた可能性が高い。
- さりなとさきの母親
本名不明。現時点では存在のみ語られており、本人は未登場。夫(さりなとさきの父親)については不明。
関連イラスト
関連タグ
魔法少女/魔法少女狩り アンチヒロイン/ライバルヒロイン/ゲスイン/ヒドイン いじめっ子 復讐者 光落ち 雫芽さりな生誕祭
燐賀紗雪:自身と同じく斬撃系ステッキを持つ魔法少女。
朝霧要:表向きは善良な優等生だが、裏では妹の彩に虐待を繰り返す卑劣な人物。結果的に自業自得の報いを受けるが、こちらはさりなと真逆の完全なクズである。
蜜白メリッサ麻衣奈:第2部におけるいじめの首謀格であり、帰国子女の少女。彼女もまた、主人公にタチの悪いいじめを仕掛けている。
鞘野楓:初登場時はいじめっ子だったが、中盤から味方になる点が共通しているが、こちらは完全な悪意からいじめを行っていたさりなとは反対に脅されて仕方なくいじめを行っていた(ただし、主人公側についていながら仲間ではないと語るところはパラサイト・M(マジカル)と共通している)。
佐倉杏子:赤髪、八重歯繋がりの魔法少女。
スノーホワイト:同じく心に闇を抱えた魔法少女狩り(こちらの読みにルビは無く、直接「まほうしょうじょがり」)。
五條礼奈:下の名前の響きが若干似ている他、髪型などが共通している。
カップリングタグ
※以下、ネタバレ注意!!
「命を分けさせてくれないか」
最期の力でステッキを使って時を止めた奴村が命を落とし、拾の猛攻で満身創痍となったさりなと梨ナは彩のステッキで瞬時に別の場所へと飛ばされ、拾肆によって深手を負わされた燐賀紗雪と滝口あさひ、絶命した泉ヶ峰みかり、小雨とステッキの使い過ぎで寿命が尽きかけていた水蓮寺清春も彩のステッキによって瞬時に別の場所へと飛ばされ、管理人の猛攻から逃れることができた。
さりなをはじめとした意識があった者達は彩が小雨のステッキで傷を治したことで一命を取り留め、小雨のステッキでも回復不可能な状態に陥っていた清春は、彩が「みんなを守りたい」という強い想いで能力が強化された拳銃型ステッキによって寿命を分け与えられたおかげで九死に一生を得た。
しかしステッキを酷使した彩の寿命が最早限界に近くなったことを知ったさりなは、ステッキで自分の寿命を移すよう、彩に申し出た。
小雨や紗雪、あさひや梨ナ、清春も寿命を分けさせてほしいと申し出て、彩のステッキで互いの残りの寿命を補填し合い、それぞれ約半分の寿命となった。
こうして魔法少女達はサイト管理人と戦う時までに強くなるべく、ステッキの特性をより理解し、それを使いこなせるようにパワーアップを図り、情報や戦略・戦術を身に付けながら身を潜めていた。
全ては、自分達の力で魔法少女サイトのシステムを潰し、不幸の連鎖を断ち切るために…!!!
「やられっぱなしじゃ、いられねーんだよ。二度も…あいつに救われたこの命、てめーらなんかに奪わせやしねぇ!!!」
テンペストがあと10日と迫っていたある夜、さりなはどんなに斬られても無数に分裂できるおかめのサイト管理人・捌に臆することなくステッキで立ちはだかり、あさひは高速移動で細切れとなった管理人から「本体」を見つけ出し、それをさりなが切り裂くことで二人は捌を撃破することに見事成功する。
さりなはマンション崩落や管理人の猛攻と、一度までならず、二度も自分を救ってくれた彩のためにも彼女に救われた命を無駄にしようとせず、管理人への宣戦布告をするのだった。
一方では、サイト管理人が反逆する魔法少女達への制裁として、魔法少女の家族や友人の暗殺に動き出し、さりなの姉や両親、親友の愛も狙われることとなり、すぐさま関係者の救助へ向かうが、管理人達のリーダー・壱の能力によって時を戻すことができなくなってしまい、紗雪が舞妓のサイト管理人・伍との死闘の末に死亡。さりなは既に大仏のサイト管理人・肆に母親を殺されてしまい、肆との一騎討ちに挑むが、斬撃攻撃も通用しないほどの強硬な身体を持つ肆に苦戦し、肆が放った虫の大群に襲われ、姉を連れて何とか逃げ切った。
しかし8月11日よりも早く目醒めた“王”が遂にテンペストを始動、他の魔法少女達と共に覚醒した王によって管理人から護ったはずの家族を吸収されるが、声を取り戻した彩の不屈の決意を前にして立ち上がったのも束の間、霜園博子をはじめとする自分たち以外の都内の魔法少女全てが現れた管理人たちの前によって全滅するが、あさひが時間停止能力を手に入れ復活した弐が時を止めようとする一瞬の隙をつき、自らの命と引き換えに仲間全員をテンペストの震源地まで運び出すことで管理人の壱を除く8人の管理人の強襲から免れた。
これまでの罪滅ぼしとして、一人管理人に立ち向かおうとする彩の援護に立ったさりなは、彩との見事な連携で管理人の拾・玖・拾参・肆を撃破し、彩のステッキで拾壱・拾漆と元魔法少女の体を分離させるが、ヨーヨー型とシャーペン型ステッキを同時使用するさりなは彩以上に寿命を大幅に削り、隙を突かれて拾陸の鉞に身体を貫かれてしまうが、最期の力と執念を振り絞って弐と拾陸を追いつめ、さりなの決死の覚悟を受け取った彩が弐・拾陸と元魔法少女の身体を分離させることで、弐に変えられていた奴村を救い出し、ステッキの使用で寿命を使い果たしたさりなは黒い霧と化して消滅した。