基礎データ
進化
アノクサ → アノホラグサ(レッツゴーで1000歩以上連れ歩いてからレベルアップ)
概要
タンブルウィードがモチーフのアノクサが進化した姿。
眼の部分に睫毛や瞳を思わせる枝が追加され、体全体に棘が突きだし、そして体色も色合いが濃くなったり枝の先端部分が紫色に染まったりと、ゴーストタイプらしい不気味さを持つ見た目になった。顔立ちはどことなくダダリンに似ている。
頭の枝を開いて呑み込んだ獲物の生気を吸収し、満足するとその場に吐き捨てるという、これまたゴーストタイプらしい恐ろしい習性を持っている。
乾燥地帯を転がり回って放浪しており、ごく稀に大量発生すると街ひとつを埋め尽くしてしまう程に増えるという中々に厄介なポケモン。アメリカのカリフォルニア州では実際にタンブルウィードが大量発生する事例が確認されているので、これが元ネタと思しい。
なお、進化前と比べ2倍になっている高さに対して重さが10倍にも上がっている。
もっとも、ほぼ相似形のまま直径が2倍になっていることを考えると体積は8倍になるため、実は割と現実的な増加率だったりする。
名前の由来は「あの、ほら、草」。進化前と共にベイカーベイカーパラドックスが起きてしまっている。因みに外国語名は英名「Brambleghast(Bramble(野バラ)+ghast(ガスト、怨霊))」などとそれなりにまともな名前だったりする。
『ほら』とついているあたり、残念ながら命名者が『あの草』について思い出すことは結局なかったようだ。ゴーストタイプなので「ホラー」、見た目のスカスカ具合から「洞(ほら)」もかかっているのかもしれない。
進化方法
パーモットやベラカス同様に「レッツゴーで1000歩以上連れ歩いてからレベルアップ」という進化だが、彼らとは異なりオージャの湖にあるオコゲ林道と北1番道路で野生で徘徊している。
しかし、ストーリー攻略上ではハッコウシティの先で進化前のアノクサが出て来る為、ここで進化させておくとまず次のカラフシティでのジム戦が楽になる他、ベイクタウンでのジム戦でも活躍してくれる。
ゲームでの特徴
名前 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アノホラグサ | 55 | 115 | 70 | 80 | 70 | 90 | 480 |
オーロット | 85 | 110 | 76 | 65 | 82 | 56 | 474 |
90とそこそこ高い素早さと115と十分に高い攻撃種族値を持った物理型アタッカータイプ。イメージとしてはオーロットの耐久を削って素早さに回したようなもの。
もはや珍しくもない「物理寄りのくさ/ゴーストタイプ」ではあるが、幸い現状では競合相手は少ない。
特性は「かぜのり」と「すりぬけ」。特に新特性の「かぜのり」は「ねっぷう」「ぼうふう」「ふぶき」といった弱点タイプの強力な技を無効にできる他、「ふきとばし」によって交代させられるのを防ぐことも出来る。
ただし、耐久が低く、弱点も多いので繰り出し性能は決して高くない点に注意。
特性で無効化できる技はタイプや使用者がバラけており、いわゆる無償降臨を狙っての交代が出来る場面は限られている。
アタッカーとしてはサブウェポンに乏しく、一致技以外の有用な物理技が「からげんき」や「とびつく」程度しかないのがネック。特殊技は更に少ない。
かと思えば、補助技もあまり恵まれず、粉系の技や植物故に「おにび」なども覚えないという有様。一応「のろい」や「まとわりつく」で削ったり、「やどりぎのタネ」や「ちからをすいとる」など回復系の技は豊富に覚えるので、確1にされなければ挽回しやすい。
物理受けに育てる際は「くさわけ」で先手を取って扱いたいところ。
基本的にはダブルバトルで「おいかぜ」などを受けて巨大なタンブルウィードのように暴れまわるのが理想だろうか。採用率の高い「こごえるかぜ」や「ねっぷう」も無効化可能なのは利点。
事実、2023年WCSでは四災やトルネロスに交じって出場し、会場を湧き起こさせた。
余談
SVでは影の薄いポケモンであり、ネームドトレーナーは誰も使ってこない。
また、pixivに於いてもファンアートは他のポケモンと比べて少ない。
関連イラスト
関連タグ
0946.アノクサ→0947.アノホラグサ→0948.ノノクラゲ
同複合タイプ
進化方法が共通
ウルップ:アレだよおじさん